見出し画像

外来看護師のひとりごと4

みなさんこんにちは。
こうりです。

今回は外来看護師の主な仕事について綴らせていただきます。


まずは採血、ですかね


看護師の仕事で皆さんが真っ先に思いつくのはやはり採血ではないでしょうか。看護師を象徴するような仕事だと思います。
私が勤務する病院の、さらに私が所属する部署では1日200人くらいの採血があります。それを約10人くらいでこなしていきます。一息ついてる時間もありません。


採血の流れを説明します。
まずは患者の名前とスピッツがあっているかを確認します。患者に腕を見せてもらい、駆血帯で縛り、正中にある静脈を探します。ちょうど肘の内側のところですね。そこが一番痛くなく、血管が見やすいところと言われています。
正中の内側には動脈があることが多いです。動脈とは触るとドクンドクンと触れる血管ですね。動脈に誤って刺すと止血に時間がかかるため動脈近くの血管は避けることが多いです。
少し青く、少し盛り上がっていれば触ってその静脈の弾力と走行を確認します。そして消毒し血管の走行に沿って針を挿入します。あとは血液を採取し、終わったら針を抜きます。


一度でも採血をされたことがある方はこんな感じだったと思い出せるのではないでしょうか。それと同時にあの看護師に外されたんだよな、中で探られたんだよなといや~な気持ちになるかたもいるかもしれません。



私が新人の頃、医師に採血や点滴はセンスだからなって言われたことがあります。採血や点滴の上手い、下手はセンスということです。
残念なことに私にはセンスがありませんでした(泣)私は採血や点滴が下手なほうです。
未だにセンスって何だろうと思うことがあります。
これはベテランだから上手、若いから下手ということではありません。若くても上手な看護師はいっぱいいます。採血上手は血管探し上手という言葉があるくらい、針が入る血管を見つけることはとても重要なことです。
センスとは針が入る血管を見つけ出すことなのかもしれません。


中には、本当に一切血管が見えない患者がいます。どこを探しても、裏を探しても全くない・・。途方に暮れる瞬間です。私は自分が採血が下手なのを自覚しているので、無理はせず上手い看護師に代わってもらっています。
その看護師がさくっと採血をしていたりすると、「どこにあったの!?」と
叫びたくなります。上手い看護師はここに一本あったよとさらっと教えてくれますが、見ても、触れど血管はありません。
なのに見つけ出すそのセンス・・。まさに神業です。


あとは思い切りの良さが必要かなと長年の経験で感じています。入らないかもしれない、失敗しそう・・と思いながら刺すと、大抵、入りません。
患者の中には「1回で入れろ。」「失敗するな。」「お前プロだろ。」「ここに刺せ。ここ以外はだめだ。」と色々とプレッシャーをかけてくる患者もいます。気持ちはわかりますが1回で終わらせたいのはこちらも同じ。
プレッシャーに打ち勝つメンタルが必要かもしれません。


いかがでしたか?

では今日はこれで失礼します。

また読んでいただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?