ジャックポットサッドガール解釈(後編)
というわけで引き続き、シノアです。
ノートに久しぶりに舞い戻ってきた理由。ジャックポットサッドガール解釈の後編に入っていきたいと思います。
前回を見てないんだが?という方はこちらです!
ジャックポットサッドガールのリンクはこちら
今回はこの曲を『砂の惑星』と絡めて解釈をしていこうとしているわけである。
このジャックポットサッドガールでは特にCメロから以降は、砂の惑星と絡む要素が強くなる。
(※解説に使っている画像は適宜本家の動画からお借りしています。)
〇歌詞の内容(Cメロからラスサビ)
ひーふーみーよー
いーむーなーやー
⇒数字の8までを数えていることから、
ボカロPのハチさんへのコールだと推察されます
ねぇ先生 ここ無法地帯
あなた曰く既に廃れ枯れたアネクメーネ
⇒先生:syudouさんはハチ(米津玄師)さんを先生と呼んでいる
アネクメーネ:人間が居住するには非常に困難な地域を指す。
草木生えず人類の住めなくなった
チープでキッシュな小惑星
この歌詞に関しては『キッチュな小惑星』をMVではわざと『キッシュ』と表記しているとご本人がツイートされていますのでどちらもの意味を含めて考えます。
⇒チープ:安い、安価な、とるにたらない、つまらない、見下げ果てた
キッシュ:フランスのパイ料理の一つ。名前の由来はケーキ
キッチュ:低俗なもの、悪趣味なもの、陳腐なものなどを意味する。
総合すると、安っぽく低俗な小惑星。といえるのではないでしょうか。
またこの一節の『小惑星』の部分の動画も砂の惑星を思わせる色使いなのが印象的です
上気を踏まえると、これらの一節がが最も直接的に砂の惑星をさしているのではないかと考えられます。
・該当する歌詞
『無法地帯』
『こんな具合でまだ磨り減る運命
どこへも行けなくて墜落衛星
立ち入り禁止の札で満ちた 砂の惑星さ』
『草木生えず人類の住めなくなった』
『何もない砂場飛び交う雷鳴
しょうもない音で掠れた生命
今後千年草も生えない 砂の惑星さ』
『チープでキッチュな』
⇒安っぽく低俗な、から、しょうもない音としたこちらの歌詞が該当すると推察されます。
『しょうもない音で掠れた生命』
『チープでキッシュな』
⇒安いケーキという点から下記に該当すると考えられる。
『甘ったるいだけのケーキ囲んで 歌を歌おうぜ』
加えて、キッシュがケーキというところから、『キッシュな小惑星』は
砂の惑星のPVの最後に砂のケーキが登場する部分にもかかっていると考えられます。
ねぇ先生あなたバカじゃないの
未だ滾る感情を知らないの
⇒砂の惑星は当時『ここ(ボカロ)はもう廃れた』という意味での曲だと
いわれていたので、ハチさんに対し”そんなこというなんて馬鹿じゃない
の?いまだに滾る感情があることを知らないのか”という返事とも考えられ ます。
凝り固まってんならお勉強
⇒また、そのような考えに凝り固まっているならお勉強しろというそのままの意味にも捉えられますし、
『お勉強』というワードと“自分のまんまで『勝ち上がる』”というラスサビの歌詞を踏まえると、
『今勝ち上がるためのお勉強 朗らかな表情』
という上記の米津玄師さんのLOSERの歌詞もひっかけているようにも取れます。
ここで無垢で無知で無為な賛美を見せつけるわ
⇒無垢:けがれがなく純真なこと。うぶなこと。
無知:知らないこと。知識がないこと。知恵のないこと。
無為:自然のままに任せて、手を加えないこと。作為のないこと。
純真なまま、知識も知恵もない(先生と言っていることを考えると、
先生よりは力がないかもしれない)し、意味がないことかもしれないけ
ど、此処で(ボカロ界で)賛美を見せつけるわ
それでもジャックポットサッドガール
分かり合えるかな
⇒それでも大当たりを悲しむ人間は、分かり合えるかな(syudouさんは、いつか米津玄師とお酒が飲みたいと発言しているのでそうした意味での分かり合えるかな?)
どんな不安も怠惰もみな抱えたまま
誰にも言えないまんま
⇒『どんな不安も怠惰もみな抱えたまま。誰にもいえないまんま』
ここまではそのままの解釈でしょうか。
自分のまんまで勝ち上がるんだ
⇒『自分のまんま』はsyudouとして、ボカロPとして勝ち上がることを
指しているとも考えられます。
Cメロのハチコールが、
『ハチからの脱却』としてわざと8を抜かして英語で数字を数えているCメロの海の幽霊と繋がっているとも考えると、
そこからは脱却せずに『自分は自分のままで勝ち上がる』といった
意味にも捉えられます
探していた答えだって 未来みたいに手の中にあった
⇒『探していた答えだって 未来みたいに手の中にあった』はボカロPを続け
ていくこと、そのまま、自分のままで続けていくことどういったことへの
答えだったのかは私には推し量れませんがその探していた答えは、
手にしていた未来(ミク)のように手の中に(スマホという形で)
存在していた。とも言えるのでしょうか。
〇ラスサビのMV表現
またラスサビの『ジャックポットサッドガールから自分のまんまで勝ち上がるんだ』までのMVでは、JackPotの札がたくさん建てられたような映像が登場しており、
『立ち入り禁止の札で満ちた 砂の惑星さ』
という砂の惑星の歌詞とかかっていることが考えられます。
今回の解釈はこれで終了です。
この曲自体はsyudouさんの視点、MVの女の子、そしてゲームのキャラクター。それぞれの視点で解釈が可能だと思いますので、また考察を深めていかれたらなと思います。それではみなさん。またどこかの記事で。
もしよければヴィランの方も読んでみてくださいな
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