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新しい組織のかたち?!DAO勉強会

エスイノベーション株式会社でインターン生をしている泉田義也です。
今回は1時間程度の社内向けのDAO勉強会を実施しました。

私がインターンをしているoO SPACE Niigataでは、DAOという仕組みを用いています。今回の勉強会ではDAOの概念だけでなく、DAOのメリットや成功事例を確認することで、DAOの可能性について考えました。


DAOとは?

 DAOとは、「Decentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)」の略称です。これは新しい組織の概念の1つです。誰もが決定権をもっている組織であり、社長や部長、社員といった上下関係のない組織です。

 DAOの大きな特徴として、投票システムがあります。DAOのシステムを利用することで、ある議題に対して投票することができます。投票権は1人1票というわけではなく、その組織に貢献した分だけ加算されます。たとえば、組織の目的が飲食店の売上アップであれば、飲食店に多くのお客さんを呼んだ方にDAOを付与するなどが考えられます。

 海外では様々なDAOがあり、投資先をみんなで決めるものや情報を共有しながら組織の方向性をみんなで決めていくものもあります。日本でもWeb3.0を広める「和組DAO」や、新潟の燕三条地域を盛り上げる「燕三条DAO」など、多くのDAOがあります。日本のDAOでは、投票システムを用いたところはあまりありません。コミュニティとしての情報交換をしているところが多い印象です。

 ただ、私のインターン先のoO SPACE Niigataでは、DAOに参加している方がお店の運営に参加する投票を行っています。好きなお酒やキャンペーンの種類など、選択肢の中から選ぶことが可能です。

発表資料

当日使用した一部資料を載せます。

今回のテーマです。
DAOをたちあげるときのポイント
成功例のポイントについてまとめました。

実施してみてどうだったか

 DAOのメリットや成功事例を通じて、DAOがもつ可能性を考えることができました。日本では、DAOはまだあまり活用されていませんが、海外ではDAOを通じて社会貢献活動がなされることもあります。たとえば、Ukraine DAOでは、ロシアとウクライナの戦争がきっかけで立ち上げられ、ウクライナの復興支援を目的に多くの支援金が集まりました。

 1つの目的のために、参加者が一丸となっていく、そのような流れがDAOという新しい組織を盛り上げていくことに気づきました。

 今回の勉強会で、「oO SAPCE Niigataに参加している方の中で、DAOの目的を理解している人が少ないのではないか」という課題が見えてきました。DAOの目的を利用者にわかってもらうにはどうしたらいいか?グループワークを通して考えることができ、外部向けの情報発信の量を増やしていく必要があると気づかされました。

この勉強会の参加したメンバーから以下のようなコメントをいただきました!
「成功例、メリットが具体的に知ることができてよかったです!oOのDAOをどうしたいのか、より自分で考えられるようになりました。」

今後に向けて

 今回の勉強会を通じて、DAOの目的を利用者にはっきり伝えることができていないことがわかりました。そのため、DAOを説明したショート動画を作るなど、気軽にDAOを知ってもらう機会を作る必要があります。興味を持ってもらえた人には、今回のようなより深く理解できる勉強会に参加してもらうこともあるでしょう。この流れを作ることで、DAOに参加した1人1人が新しい組織であるDAOをより理解し、oO SPACE Niigata DAOを盛り上げることができると考えられます。

 今回の記事を読んでoO SPACE Niigata DAOに参加したい方は、下記のリンクからぜひご参加下さい。

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