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欲しいものはないけれど、プラモデルを買いに行った日記。

■模型を買って帰りたくなりまして。
買いたい製品があるわけでもないけれど、仕事の帰り道に模型店へ。そこはショウウインドウに昭和からの完成見本がズラリと並びつつ、古いものから今週入荷の新製品まで揃った現役の老舗。
■いつも通りガンプラコーナーに向かうものの、
「じゃなくて、今日は新鮮なプラモ体験したくない?」と脳内の誰かが言う。
「nippperさんやアーマーモデリングで紹介してた1/35のアメリカ歩兵とか?」
「興味あるけど、ミリタリー門外漢だから面白さわかるかな…」
「バイク模型なら小学生のとき以来だから新鮮なのでは」
「MGのガンプラは?いつもHGばかりだから新鮮かもよ」
「いやそれじゃ結局いつものガンプラの組み味の延長線上だし」
脳内でグルグル考えながら店内をグルグル回る。これがもし量販店だったなら
「欲しいものが無いなら無理して買わずに帰るわよ!」と脳内の財布担当が強引に結論を出して手ぶらで帰宅してしまうのだけど、ちいさな模型屋さんでは何も買わずにお店を出るのは正直気まずい。グルグルで既に結構な滞在時間になってるし。
そうなると新たに
「”お安くて財布にダメージが少ないもの”をとりあえず買って撤退」VS「せっかくお金払うなら多少高くても欲しいもの買った方が良くない?」という別軸の戦いも勃発して、もうどうしていいかわからない。混乱。

■結局、「作った事ないメーカー」の「まあまあ欲しくて」「それなりの値段の」プラモを見つけて、勢いでえいっと購入。
逡巡と妥協の末の買い物だけど、お店に入る前は全く候補になかったプラモをぶら下げて帰るのは気分がいい。

■何を買ったのかは秘密です。

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