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理解力を高めるには、自分の思考方法と認知特性が「言語」「映像」「音声」のどれか知るといい。

私は、前世か何かで数学に親を殺されたのかもしれない。
もしくは単純におバカなのかもしれない。

しかしながら、社会に出ると何かしら数字をこねくり回して、課題を探して、解決しなければならない場面が多くある。
毎日ある。昨日も今日も、明日もある。死ぬまである。

学生時代に逃げたのに。無視したのに。
逃げても逃げても追いかけてくる。
嫌ーーーーーーーーーー!!今世で私が殺されるーーーーー

なんの因果か知らないが、それほどまでに数学アレルギーだというのに分析の仕事をしているために、数字から特に逃げられない。
だから私は自分の頭で考えなくて済むように、いつの間にかExcel関数マスターになっていた。
それでも量が追いつかないのでプログラミングの修行中なのだが、今の時代は勉強方法が豊富。

本やブログ、eラーニング・youtube、オンラインスクール(1講師・複数の受講者)で座学→質疑応答しながら学ぶ、等。

ちなみに私は全部やってみたのだが、そのうちに同じ学習範囲や内容でも、自分の理解度や理解スピードに差があるな、ということに気がついた。

もしかして「思考方法」ってみんな違うの?という気づき。

プログラミングを独学で始めよう、と決意した私はまず、初学者用の教本を3冊買って取組み始めた。
始めて気づいたが、全部同じような内容じゃないか?!
目次で見破れなかった私はやっぱりおバカ、いや……大馬鹿も……

ん?待てよ。
1冊目でわかりにくかった内容が、2冊目だとわかる。逆もしかり。
どうやら私が理解しやすいのは、まず言葉で説明があった後に、イラストや図解があるパターンだな……

先に図やイラストがあって、その後にテキストで解説パターンだと、テキストと図を何度も往復しながら見て、やっと理解に繋がる感覚だ。
動画教材も、最初に言葉で説明がある構成の方が早くわかるし、スクールでも例えがしっくりくる人と、こない人がいる。
私の理解力の問題なんだ、と思ってきたけれど、、

そうか!頭の中で「言葉」が先に出てくる人と「映像」が先に出てくる人がいるんだ!

発信者の思考パターンで伝えてくれるから、どちらのパターンも存在しているのだ。
仕事や学習の理解を深めたり理解スピードを上げたい時は、自分と似たような思考パターンの教材や、人を選ぶことが重要じゃないのか?

だとすると、その前に「自分の思考パターン」を知らなくては。

まず、自分自身が「言語」「映像」どちらで思考しているのか?を知る。

考え事をするとき私はどうしていただろうか。
改めて考えたところ「頭の中で喋りながら考える」と分かった。

頭の中で、考え事が文字で浮かんで流れていく感じ。
ちなみに、自分の声で再生されている。

他の人はどうなのだろう?と気になって検索してみたら、面白い意見がたくさんあった。(いくつか抜粋)

音声言語で考える人もやっぱりいるのか!私いっさいない!私の頭のなかにはいつも言葉や概念のようなものがテキストで山ほど浮遊してる。それを論理の網がシナプスのように繋いでる。どこかをちょいちょいと引っ張ると、ズルズル~っと芋づる式に関連の言葉や概念が出てくる。
宇樹義子(そらき・よしこ)@『発達系女子の明るい人生計画』
@decinormal1

上記の方が発端で、色々な意見を聞いてまとめた記事。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について)
この記事を読んで、また色々な意見が。

面白いな,これ.自分は漠然とだけど最も答えに近いっぽい風景に入り込んで(googleマップのストリートビュー開始みたいな感じ),そこから検索してくイメージ.画像型? 音も言語も検索ワードとしてはあっても検索風景にはない
ぐら@gramyth
おもしろい/自分の場合は、音声でも文字でもない。言葉ではあるのだが。なんか抽象概念が勝手に湧いて出て化学反応を起こすみたいな感じ。
亀@渋研X(リハビリ中)@kamezonia
かなり興味深いまとめですね。抽象タイプの人あんまりいないですね。音声がどんどん早くなって概念だけになる感じです。思考が早くなると音が当てはめられなくなるので音が無くなるという感じかも。
mhl@元南カリフォルニア移民@mhl_bluewind

今まで「他の人がどのように思考しているか」など考えたことがなかった。
こうしてこんなにも人によって違うことを知ると、他人と同じ概念を共有しあったり、仕事で相手に望まれているアウトプットを出すのは「奇跡」なんじゃないか?とさえ思えてきた。

そして、「理解を高める」という方法も十人十色ということだ。
正しくは、自分に合った理解力を高めるにはどうすればよいか?と考えた方がよさそうだ。

「思考」の次に「理解」がある。

そういった思考の流れがあったうえで、私の感覚の話をする。

今まで体感してきた理解したぞ!という瞬間は、自分の頭でまず思考した後に「理解するフェーズ」というか「理解されていく感覚」が別にある。

なので、私は「理解」というものは、外から自分の中に入ってきた物事についてをまず考える。
その後に自分の価値観や知識レベルとすり合わせて「納得した状態」に処理することが理解に繋がっているようだ。

理解のフェーズも人それぞれだと思うが、
少なくとも理解力を高めるには「自分の思考パターンに合ったインプット」を知った方が納得までのスピードが早くなる、ということは言えそうだ。
なので、先に思考パターンについて考えてみた。

次は「理解パターン」を知りたい。
調べていくと、私がここで伝えたい「理解パターン」という概念はどうやら「認知特性」というらしい。

自分の認知特性がテストでき、特性に合わせた勉強法を紹介しているサイトがあった。

「認知特性」テストをしてみよう。

まず、認知特性とは何か?

視覚優位者
(1)写真(カメラアイ)タイプ:写真や絵など二次元で考える
(2)三次元映像タイプ:空間や時間軸を使い三次元で考える

言語優位者
(3)言語映像タイプ:文字や文章を映像化して考える
(4)言語抽象タイプ:文字や文章を図式化して考える

聴覚優位者
(5)聴覚言語タイプ:文字や文章を音として情報処理する
(6)聴覚&音タイプ:音色や音階など音楽的イメージを脳に入力する

ということらしい。あ、やはり聴覚もある!声で再生されるので、感覚としてありそうだと思った。
詳しい解説から、テスト、特性にあった勉強法について下記記事を見た。

テストのリンク部分を探すのに、ちょっと迷子になったので抜粋。
「テスト」の文言か、下のリンクをクリック!

自分はどのタイプなのかわからない場合、認知特性を測るとても簡単なテストがありますから一度診断をしてみてください。

※Excel形式。PCがmac等でoffice入っていない方は、ExcelをGoogleDriveにUPして、スプレッドシートにして見るとできましたよ。

もっと詳しく知りたい人は、テストを作った方の著書を。


ちなみに私の結果。

テスト結果

3. 「言語映像タイプ」に最適:イメージ記憶術
このタイプは、言葉をベースに想像力を働かせることで理解するタイプだと言えるでしょう。言葉がメインながら視覚に頼る部分も少し含まれるのが特徴です。文字や文章を映像化してから思考するタイプにとって役立つ勉強法として紹介したいのが「イメージ記憶術」です。

『「1分スピード記憶」勉強法』の著者である宇都出雅巳氏によれば、人間は普段「イメージ」を使って体験を覚えているのだそう。たとえば、昨晩何を食べたかを思い出すとき、食事の状況や食べたもののイメージを思い浮かべますよね。

それを勉強にも活用するのです。例えば「1582年に起こった本能寺の変で織田信長は殺された」という歴史の事柄を覚えたいなら、頭の中で「いちごパンツ(1582)を履いた織田信長」をイメージしてみてください。さらに、それを実際に絵に描けばよりイメージが湧きやすくなるはず。きっと忘れない記憶になるでしょう。

なるほど。私は最終的にイメージにして「理解」していたようだ。
当てはまると思う。
思考は言語と音声でして、映像に変換して理解するから、勉強の際にはテキスト→図の流れが合うということか。

まとめ

ここまで調べてみて思うのは、そもそも「伝わらない」とか「理解力がない」と言われたり、思ったりすることは当たり前だな。概念や物事を自分の中に落とし込む方法自体が、みんな違っているのだから。
冒頭で、自分で言ったが「私はおバカ」だと思う必要はない。

では、「どんな方法だと自分は理解スピードがあがるのか?」が大事だ。

理解力を高めるということは、自分に何かが足りていないのではない。
自分の理解しやすいパターンを知り、相手の理解パターンを知ることで、双方がイメージするものの差を埋めるということかもしれない。

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