見出し画像

「眠れないから、目を開けて眠るしかない」的な発想を

先ほど寝かしつけた息子にはっとさせられた話を書き留める。

この4月から幼稚園生になった息子5歳。
彼はいつも眠る数秒前まで何かを喋っているかと思えば、急におもちゃのスイッチを切ったように眠る。
今日は布団に入るとこんなことを言っていた。

「あ~眠れないな~、眠れないなぁ~~、どうすればいいかなぁ~」

「ん~~、これはもう、目を開けて眠るしかないな!」


閃いた!!!!
という得意げな顔と、その発想に私は思わず笑ってしまった。
「やってみて、やってみて!」
と言い数分顔を眺めていたら、やはりスイッチが切れたように目が閉じていった。

子どもの感覚の瑞々しさというか、物事や自分自身を「ありのまま」受け入れられる柔軟さがすごく眩しく映った。

「眠れない」「眠くない」状態の自分がいて、それは仕方がないんだから、このまま「眠る」という状態が来るのを待ってみるか!
という発想が面白い!と思った。

彼は、それを試したことがないのだからできるかもしれない
と考えて、大人になると当たり前なこと一つ一つを試しながら、経験しているんだなぁ。

そういえば、数日前もさらっと、
「僕って足遅いじゃん?だからさぁ、サッカーの練習しながらたくさん走るの練習するんだ~」
って言っていたっけ。

できない自分をいとも簡単に受け入れて、
落ち込むでもなく、自分を責めるでもなく、できることを考えて淡々とやる。
そうだよな、考え方ってこんなにもシンプルなはずなのに。
大人になるとどうして「できない自分を受け入れること」がこんなにも難しく感じるのだろうか。

焦って自分を毎日責めて、できないことばかりを数えたって
「できていない自分」が明日急に「自分の理想通りのできる自分」になるはずもないのに。
淡々と今日の自分より、明日の自分の方がよくなっているように仕事を頑張るのみだな。

「あ~できないな~、できないなぁ~~、どうすればいいかなぁ~」

「ん~~、これはもう、できないけど好きになるまでやるしかないな!」

って感じかな!
子どもに瑞々しい感性を分けてもらった日になりました。

読んでいただくだけで嬉しいですが、サポートの嬉しさは格別です! サポートいただけたお金は、本の制作費にできたらと思っています。 気が向いた際には、何卒よろしくお願いします。