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ハウスクリーニングを始めようか迷っている人へ向けたひとりごと

自己紹介

はじめまして。
北海道出身のまつだたくやと申します。

現在兵庫県でハウスクリーニングをメインに活動しています。
事業の経験年数は今年で2年目です。まだまだ新人です。
他にはルームのエアコンクリーニングや、ビルメンテナンスの定期の応援をしています。

なぜ北海道から兵庫に来たのかということをよく聞かれます。

話すと長いのですが、端的に言うと騙されたからです。笑
すべてを信じた僕にも非があるので一概に相手がすべて悪いとは言いませんが、もう少し慎重になっていればなと・・・

ハウスクリーニングを始めようと思っている方へ

そんなことはさておき、
新人の僕がこれからハウスクリーニングを始めようと思っている方に向けて
僕がこの1年と半年くらいの間に感じたことを書いていこうと思います。

良い方にも悪い方にも誰かの役に立てればと。
少しでも力になれれば。
少しでも思いとどまってくれれば。
少しでも検討の材料になれば。

嫌な点・向いてない人

まず最初に汚れてているものを見たくない、触りたくないという人もやめておいた方が良いです。メンタルが終わります。
普通にGの亡骸や糞、カビ、皮脂汚れ、油汚れ、尿石、排泄物があります。
ゴム手袋をしても触りたくなかったです・・・
これらがどうしても無理!!という方はやめておいた方が良いです。

話が少しそれましたが、結論から言うと、ご自身の取引先次第です。

・・・これを言ってしまえばすべての仕事共通で同じなのでは?と思いますよね。
恐らくそうです。
取引先がきちんとしたところであればその分きちんとした対応が来るでしょうし、いい加減なところであればいい加減な対応が待っています。

ここでいう対応というのはたくさんの意味を含めて書きました。

金額、振り込み日、連絡、クレーム対応、作業内容・・・

もちろん直接管理会社さんと取引ができるなら大きい金額で仕事を請けることができます。

ただそこまでの人脈がない場合はそうもいきません。
管理会社の下請けの下請けの下請けなんてこともあると思います。
この場合自身の手元に入る金額はごくわずかです。

そのせいで1日に2部屋を処理しなければ1日の仕事としてプラスにならない場合もあります。
またどれだけ汚れていても、どれだけ綺麗でも金額は変わりません。

体力は無限ではありませんし、洗剤や道具も消耗品です。
現場までの交通費は基本的に出ません。
まれに駐車場代や高速代が出るところがありますが、ごくわずかです。
仕事をするだけでお金がかかるのです。

それなのに働いてもプラスにならないのであれば何のためにやっているのかと思いますよね。

僕は思います。

おそらく地域によって金額の前後はあるかと思いますが、
僕の地域、取引先からいただける仕事はそういった仕事が多いです。
取引先に対して文句を言っているわけではありません。
極論自分でガンガン営業して管理会社と直接やり取りをできるようになれば良いわけなので。

ここからは僕の言い訳で、今思えばやった方がよかったとも思っていることです。

実際生活ギリギリの単価で作業をしつつ、最低限の作業もままならない状態で新しいお客さんになるかもしれない相手に「できます!!」と嘘をつくことができませんでした。
ましてや経験年数や、どんなことができるのか聞かれた際に答える自信もありませんでした。

細かいことをあげればもっとたくさんあります。

ただこの時に「できます!!」と言い、嘘をつくのではなく、
嘘にしないようにする努力をするべきだったと今では思います。
根性論のようにも聞こえますが事実です。
それ以外に収入がないのですから。

借入金といえば聞こえは良いですが、人生で初めての借金をしていたこともあり、営業して結局ダメになるのであれば、できるようになってからの方が長く付き合いができるから良いだろう。と思っていました。

絶対な正解はないとは思いますが、今の僕は
できるようになるタイミングと長い付き合いが始まるタイミングがそろうように動くのがこの時の正解に近かったのではないかと思っています。

できるようになったのに仕事がないという状況が生まれてしまうからです。

極端に言うと命がかかっているので、
余程営業に自身のある人や横のつながりがある人でもない限り、
片っ端から営業して1件でも多く仕事をもらってこなしていき、
その中から自身の働き方にあった取引先とつながりを強くしていくのが一番かなとも思います。

僕の場合は偶然お仕事を発注してくれる取引先がいる状態でのスタートだったため、上記のような考えにはその時はなれませんでした。
今日まで何とかなっているのは運がよかったとしか言えません。

良かった点・向いている人

ここまでは悪いことを書き続けていたので、
ここからはこれまでの経験から感じた良いところや
こんな人はやったほうが良いという方向の話をしていきます。

まずは自身で感じた良いところから。

作業自体は終われば終わりです。
何言ってんだ?と思われるかもしれませんが、そのままです。
その部屋の清掃が終わればその日の仕事は終わりです。
なので作業ができるようになればプライベート含めて調整のしやすさはあると思います。
・・・玄関開けた瞬間から汚い部屋はテンションが下がりますが。

自信の部屋でも掃除の知識が活かせることも良いことでしたね。
最低限人が住める程度しか掃除はしていませんが。

仕事に一切関係ありませんが、いろいろなところに行くので、
こんな道があったのか。こんな景色の場所があったのか。といった発見はあります。正直興味のない人からしたらどうでも良いかとは思いますが。

いろいろな業者さんとお話しする機会があるので、
単純に知見が広がります。
これは新しいことを知るという意味ではどの業界でもそうかもしれませんね。

またこの仕事が向いていると思う人について。

綺麗好きではなく綺麗にすることが好きな方。
家の掃除は好きだし。という感覚の人はやめておいた方が良いです。
程度が違います。
綺麗にすることが好きで汚いものを見る・触るが平気な人は、
僕のように我慢しながら作業をすることがないので良いと思います。

隅々の細かいところまで気にできる方。
気になる方でも良いとは思いますが、掃除ではどんなに頑張っても新品には戻りません。
なので気になる方ではなく、気にできる方という書き方をしました。
最低限のある程度で見切りをつけないと、
仕事という面から考えた際に時間が長引いた分だけ収入がマイナスになります。
金額が減るわけではありませんが時給換算した際に、
その辺でバイトしている方が良いのではないか?という金額になってしまいます。

臨機応変に対応できる方。
これはどの仕事においてもそうかもしれませんね。
電気が通ってない。別工事の影響で水が使えない。
事前に聞いていた内容と違う。入居が明日だから今日中に仕上げてほしい。
他にもたくさんありますが割とどれもそこそこな確率であります。
何のための管理会社なんだ?といつも思っています。
仕事をくれるのはありがたいが、お金を抜いている以上できる限りの管理はしてほしい。
ただ現場についた時点でその状態ならもうどうにもなりません。
それでもできることを考えて作業をできる方じゃないと難しいかもしれません。
たまに耳にするのができることないので帰ります。という業者さん。
一番困るのは元請けである管理会社ですし、どこに責任があるかといえば管理会社なのである意味正しい対応ではあるなと思います。
ただ、余程の信頼関係もしくは覚悟がないとできない行動だと思います。

管理会社側があの業者はきちん作業をしてくれている。今回はうち(管理会社側)の問題だという認識でいてくれれば、
次からはこうならないようにスケジュールを組みなおすようにしよう。だったり、
緊急のため単価を上げるからやってほしいといった対応がある可能性もあるがきわめて低いと思います。
ほとんどの場合はそんなことする業者ならいらない。と切り捨てるでしょう。

ここも難しいところですね。
良いと思ったところを~と書きましたが結局悪い面に目が行ってしまいますね。

言われたことすべてに対応していると管理会社から、
あそこは言えば何でもしてくれると思われてしまい、無茶な仕事ばかり来るようになる可能性があります。
逆に無茶な仕事を処理してくれたからお礼に高単価の仕事を発注するよ。ということがありそうですが、そんなことはほぼありません。

結果なんでもやらないといけなくなり自分が苦しく・・・
となります。
なのでこの線引きもしっかりしたうえで、きちんと伝えられる人でないと難しいかもしれませんね。
費用が出ているなら別ですが、「ここだけやっといてほしいんだよね。」
と伝えられ費用が出ないなんてことはよくあります。

良いところに戻りましょう。

初期投資の費用が他業種より低く抑えられることもメリットの1つですね。
行った先が仕事場なので、店舗のように賃料もかかりませんし、1人で始めるのであれば人件費も多くはかかりません。
洗剤も業務用のサイズで購入すればしばらくは買い足す必要もありません。
掃除道具のほとんどは100円ショップで揃います。
軽四含めて100万ほどで始められるのではないでしょうか。
抑えようと思えばもっと少なく抑えられるかもしれません。
仕事をしていきながら、
この洗剤が必要。この道具が必要。と買い足していけば良いのです。

最後に

長くなりましたが以上が僕の思うハウスクリーニングを始めようと思っている方に向けた気持ちでした。
稚拙な文章で読みにくかったかと思います。
最後まで読んでくれた方は本当にありがとうございます。

次回はハウスクリーニングを始めるときに、
最低限必要な道具についてお話しできればと思います。

お時間いただきありがとうございました。

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