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ゼロから始めるWEB小説家になろう④ イベント表を作ってみよう!

この記事は8/14のスペースで話した内容です。

語り手紹介

こんばんは、シンギョウガクです。

第三回のお話の骨格編に参加された方はお久しぶりです。今回初めてだよって方は初めまして。

本日も『ゼロから始めるWEB小説家になろう』スペース開催させてもらいます。

初めての方向けに、経歴をちょっとおさらいで話させてもらいますね。

2014年からWEB投稿開始

最新刊は2022年8月末 カクヨムに投稿してた『異世界最強の嫁ですが、夜の戦いは俺の方が強いようです ~知略を活かして成り上がるハーレム戦記~』(モンスター文庫刊)

文庫でお買い求めやすくなっておりますので、新シリーズの購入よろしくお願いします。

書籍化したWEBサイト→ノクターン、なろう、アルファポリス、カクヨム

著作 小説14冊 コミカライズ化2作品 8冊

拾い上げ4作、ネット公募受賞3作計7シリーズ 中堅木っ端作家

前回の捕捉説明

前回は『お話の骨格』ということで、第一回と第二回で作った肉(キャラ・世界)を盛り付けるための骨(ストーリーライン)とはなんぞやとか、その骨の取り出し方などを脱線がかなり多いながらもお話させてもらいました。

テンプレ作品(テンプレ『ひな形』という意味で定番化したストーリーラインを使用)乙って思う方もたくさんいると思うけど、テンプレートは先人たちの築き上げた読者の合意を濃縮したものでもあるんで、きちんと利用できればものすごいパワーを出してくれる

前回もチラリと触れましたが、テンプレ使っても伸びないって言ってる方は、『ひな形』としての『定番ストーリーライン』をきちんと取り出さず、中途半端にアレンジして提供する人が多いかなという印象(印象なので全ての人がそうしてるって意味じゃないですよ)。

同じストーリーライン使うと同じ物ができるでしょ問題

 定番ストーリーラインを使うと同じ物ができるだけって思う人もたくさんいると思うけど、じゃあ、破滅フラグのストーリーラインを使って、主人公がカタリナ・クラエスじゃなくて、リナ・インバース(古いw若い人分かるかな)だった場合、同じ作品になりますか?

私個人としては、どう頑張っても同じ内容の作品にはならないかと思います。主人公の性格と能力が違いすぎますからね。リナが主人公になってしまえば、街ごと焼き払ってる可能性も存在する(大雑把w)

なにが言いたいかと言えば、何度か触れてきてるように定番ストーリーラインを使っても、キャラクターが違えば全く違う作品ができ上るって話。

個人的に同じ骨(ストーリーライン)を使っても別作品化してる例を上げると、リゼロ東京リベンジャーズがよい例かなと思います。

全く違うように思えますが、個人的には物語の序盤の骨を非常に細かく解体すれば、同じ物を使ってるかなと。

 ①強くもなく、さえない主人公
 ②死んでしまうヒロインを助けるために奔走する
 ③タイムリープ能力

ものすごく厳重に肉付けされたものを切り分けていくとリゼロと東京リベンジャーズは上三つの要素を使った同じストーリーラインを使ってるかなと思います。(私個人の感想なので、全く違う物だと思う方が存在すると思います

私個人としては同じストーリーラインを異世界でやったか、現代でやったかの違いかなって思う。

前者は異世界で色んな人の助力を得ていくし、後者は東京卍かいの中で得ていく。

現代ヤンキー漫画版リゼロじゃんって印象が、東京リベンジャーズの第一印象でした。

まぁ、外部情報からの印象です。ジャンル外だったので、印象での話。

その後、マンガ読みましたが、中身はやっぱキャラが違うので、ある程度違う話になってました。

もちろん肉付けが素晴らしく上手いので、どっちも同じ作品だなんて言えないレベルだと思います。

なので、同じストーリーラインを使っても、キャラや世界観が違えば同じ作品には仕上がらないですってことが、この大脱線中に言いたかったことです。

ただ、気を付けないといけないのが、キャラも世界観もストーリーラインも同じ物を使うと、非常に中身のよく似た物ができ上る可能性があるということです。

今回の場合、肉(キャラ・世界)はしっかりと自分流に味付けしておいた方がいいかなと。

本編であるイベント表作りに入ります。

さて、脱線はここまでにして、前回の続き。

今日は肉と骨が決まったので、いざ執筆――って行きたいところですが。

このまま、勢いで脳内に浮かび上がったお話を書き進めることもいいんですが――。

たぶん、このまま書くと5万字くらいで書くことがなくなる可能性が八割くらいかなって思います。

導入、キャラたちの紹介、世界の説明、お話の大きな目的等を書き終わった時、『さて、次はどう展開させるべきだろうか?』で悩み、それまで順調だった筆が急に重くなることがあると思います。

初めての方は、未経験だと思うのでこの辺で文字数が止まるって言われてもそんなことあるのって思うかもしれませんが、キャラクター先行型で執筆を経験されてる方はわりと経験がある話かなと思います。

私は何度も経験してきてますのでw

最近では表に出すのは、5万字を超えて書けたものだけにしてて(スキル再生と破壊以降、新作投げてないのは5万字未満で詰まるから)、5万字未満で停まったものは再検討という形にしてストックの肥しにしてます。

話が脱線しそうなので、戻しますがそういった事態を回避するためにも、イベント表を用意しておくことをお勧めします。

あれば、展開に悩まずにすむ。

ストーリー先行型のプロットと似た効果を発揮してくれて、筆の重さが軽減されるようになるものと思ってもらえばいいかな。

実際にはプロットとは微妙に性質の違う物だと私個人は思うので、イベント表と言ってますが、これをプロットだと言う人もいると思います。

本当にプロットはものすごい幅の広い意味を持つ言葉なので、誰がどういう意味で使ってるかをかみ砕かないと???が大量に浮かぶ事態になるかと。

ストーリーラインを詳細にまとめたプロットから、自分へのメモ書きみたいなものに対しプロットと言う場合、企画書(コンセプトやログライン含む)をプロットと言う方もいるかなと。

ツイッタ上は誰がどの意味での『プロットが――』って喋っているか分からないんで混乱してるかなと思う。

万能過ぎる『プロット』君を使うと混乱される方がいると思うので、『ストーリーラインに基づいて制作するイベント表』という意味で『イベント表』と言わせてもらってます。

さて、プロット疑惑のあるイベント表の話になっていきますが、まずライトノベル小説はどういった形で構成されているかというところを話します。

シーン』と『短期目的のお話の流れ(章)』と『中期目的のお話の流れ(巻)』と『長期目的のお話の流れ(作品全体)』といった4つの分類に分けられると思います。

この分け方は私個人が勝手に分けてるだけなので、絶対にこれをしないといけないわけでもないですがね。

こうやって分けておくと、色々と書きやすくなる気もする(気がするだけ)

①シーン(場面)……お話の最小単位。WEBで言えば一話更新分くらいのものかな。二〇〇〇字から五〇〇〇字。

②短期目的のお話の流れ(章)……シーン数個から十個くらいを使って達成するお話の流れ。例としては依頼を受けて、主人公たちがなんやかんやして、達成して、報告しました。って感じのボリューム感。一万字とか二万字。

③中期目的のお話の流れ(巻)……章を5個から10個を通して達成するお話しの流れ。例としては、困難な依頼をいくつもこなした主人公が、冒険者として有名になったとか、国家に認められる者になったとか、新たな地位を得たとか。巻は個人的に小説1巻分の意味として巻としてます。1巻の終わりとして到着点とか設定しておくと書籍化するとき楽です。だいたい10万字12万字で達成する話。(※これを章として設定してる人もいるかなWEB1章→書籍1巻)

④長期目的のお話の流れ(作品全体)……これは前回のお話の骨格で話したストーリーラインになります。アレですよアレ。なろう長文説明タイトルという名のストーリーライン(ログラインとかコンセプトをあらすじに追記しとく)。あった方がいいと言ったのは、この④の長期目的のお話の流れにアレがそのまま入るので、製作しとくとらくちんできるというわけです。

④→③→②→①って形で細かく分解していって、イベント表という形で埋めていくと、導入、キャラ、世界観の説明後に、お話が明後日の方向に脱線せずに済むかなと思います。

ストーリーラインの分解を実践してみよう

前回作った骨(ストーリーライン)を出してきますね。

転生した主人公である重装鎧とメリケンサック装備した脳筋TS転生女エルフは、

フェライト大神から与えられたスキル脳筋を使い、

スキル絶対魔法防御持つちんちくりんな現地人ノーコン女魔術師、

漆黒の毛並みを持ち食い意地のはった女魔術師の飼い狼を従え、

フェルオーバー世界を苦しめる魔族がいる魔族領へ退治しにいくお話。

↑のが作品全体のお話の流れである④長期目的のお話の流れ(作品全体)に設定する。

この④を分解して、1巻分量にしていくとなると――。

無難にいけば、第一巻としては旅立ちの話になるかなと思います。起承転結で言うところの起になる部分。

いきなり魔族領に乗り込んで暴れ回ってもいいですが、さすがに突飛な始まりすぎて読者がついてこれない可能性はありますね。

なんで③に設定するのは、『主人公は転生したエルフの村で村八分にされ、魔法の修練をせずぼっちのまま格闘技を鍛えていたが、魔物に追われた女魔術師を助け、人族世界が魔族の侵攻によって危機的な状況を知り、人間を助けるため、エルフたちの反対を押し切り魔族を討伐する旅に出て、侵攻軍を率いるいくつかの魔族を倒すことに成功する

ってところを一巻分量として設定してみました。

④長期目的のお話の流れ(作品全体)の流れに沿った、③中期目的のお話の流れ(巻)として1巻分量相当のお話の流れを切り出してます。

サラッとやるなよって突っ込まれそうですが、この分解作業も実践練習を重ねることで成長すると思いますので、できるだけ頭を悩まして作ってみてください。

余談

個人的に10万字でいちおうのゴール設定があるお話をまとめておけば、ネット公募に回せる可能性も増えますので、ランキングで跳ねなくても、ワンチャンネット公募受賞って流れはあるかなと思います。

本編に戻ります

骨の取り出しと、ストーリーラインの分解によるイベント表の作成ができれば、書き上げれない率が下がるはずです。

ある程度の先の展開が見えてますからね。

スローライフとかが、この③の設定がムチャクチャめんどくさくて、自分が非常に苦手とするジャンルになってます。スローライフの場合、何かしら手の込んだ大がかりな施設(品物)が完成するというところが③になるのかなと思ってます。

本当にスローライフは、書き手を選ぶと思いますので、ドキドキハラハラな事件が起こしたいぜ!って人は選ばない方がいいかなぁ。

話は脱線しましたが、③の設定ができましたので、③をもとに分解して②を作っていきます。

今回の場合、第一巻という形なので導入、キャラ・世界観の説明は必ずセットされますのでお忘れなく。


①導入(転生してエルフの村で村八分の状態で格闘技の鍛錬してたところ、魔物に追われた女魔術をを助ける)1万字

②キャラ・世界観説明(エルフの村に籠っていた主人公に、助けた女魔術師が世界の状況を説明する)1万5千字

③イベント1 旅立ち(エルフの村人たちの大反対を押し切り、女魔術師を仲間に加え、人族のすむ街に向かい冒険者になる)1万字

④イベント2 初戦闘(魔物の討伐依頼を受けた主人公は、魔物に襲われた村を助け、感謝されるともに魔族の肌で横暴を知る)2万字

⑤イベント3 魔族(何度か魔物討伐を達成し、冒険者ギルドでの評価を上げたところで、多数の魔物を従えた魔族を発見したとの連絡を受け、討伐を依頼され、急行し魔族を倒すことに成功し、国家にも一目置かれる存在になる)2万字

⑥イベント4 上位魔族(主人公たちがほっと安堵する間もなく、部下の魔族を倒されたことで激昂した上位魔族が大量の魔物を率いて、人族世界に殴り込んでくる。主人公たちは上位魔族を討つため、軍隊とともに決戦に挑み、激戦の末、上位魔族を討つことに成功した)3万字

⑦エピローグ (上位魔族こそ討ったが、人族世界の損害も高く、主人公たちは、大元の元凶である魔族領へ行き、魔族を率いる魔王を討つことに決めた)ここは次巻への引きというところになるかと。2000字まで

って感じの章分けをして見ました。

全7章 11万字ぐらいで完成予定(予定は未定なので、13万とか10万字とかに増減はありますね)

④の作品全体の流れ+③を分解した②のこれをプロットですって、編集さん出せば企画書とかみたいなものになるんですかね。(私は書き下ろししない人なので分かりませんが)

企画書だと、あと必要なのは類型(似た要素を持つ)作品名とか、対象読者層とかですかね?

有識者の回答お待ちしてます。

話を戻しますが、②までできれば、あとは章ごとに必要なシーンを設定していくだけなので、①の設定はやってもやらなくてもいいかなと思います。

細かく決めときたい人は、②を分解して埋めておくと、筆がつっかえることなく進むかと思います。

キャラの暴走・脱線に対する判定は?

途中でキャラが勝手に話を盛り始める場合もありますので、盛られたら、そっちに行くのか戻すのかは書き手が判断するしかないっす。

判断の基準は④に影響しないかどうか。

④の達成が作品全体でなされなければならないため、キャラの脱線が④の達成に障害になるなら、させないようにした方がいいかなと。

④の達成の障害にならない脱線ならいくらでもさせればいいかと思います。

たとえば、主人公たちの一撃必殺の技の特訓とかねw ヒロインとの日常とかは差し込んでも、④の達成に何ら問題は発生しない。

逆に魔族と戦わないとか、隠棲するなんて脱線が起きれば、④の達成に大きな障害になるため、絶対に差し込んではいけない話になると思います。

イベント表を埋めてみた

というわけで、こんな感じでイベント表を作れば、おおよその道筋が見えてきてませんかね?

書き慣れてない人はこれくらいまで、道を絞り込んでから書き始めた方がエタらずに書き終えられるかなと思います。

慣れてる人は、この辺のイベント表処理を脳内でやりつつ、ライブ執筆してるかなって思いますので、この作業は不要になりますね。

お話作りと文章執筆

あとは章を構成するシーンごとにキャラクターのリアクション(キャラクター設定に沿った行動や言動)を書き記していく作業なので、おおよそきついところは超えたような気がします。

いや、文章書く方がきついってて言われる方もいるかもしれませんが、お話の流れができれば文章起こしはそこまできつくないはず。慣れればかもしれませんが。

文章書くのと、お話作るのとだと後者の方が絶対的にエネルギー消耗が多いと思います。(もちろん、文章書く方が疲れるという人も存在してるとは思いますので、個人の感想としておきます)

なので、初心者の方にはキャラクター先行型小説にしてもらって、定番ストーリーラインをなぞってもらう方が書きやすさを感じてもらえるかなと思い、今回はそうさせてもらってます。

定番の骨(ストーリーライン)使ってても、それを分解してお話に組み立て直す作業はそれなりに根気がいりますので。

でも、オリジナルボーン作るよりかは、工数は減りますし、頭を悩ます箇所は減ると思います。慣れたら、オリジナルボーン作りも挑戦してみるのはありかと。

おまけ:シーン分け

さて、あとおまけですがシーン分けやる場合は、WEB投稿1話分といった括り方で分けてもらい、1話分のタイトルでイベントを回収していくやり方をお勧めします。

第○話 転生してみたものの
 第○話 脳筋女エルフだった件
 第○話 村八分
 第○話 魔物との遭遇
 第○話 女魔術師との出会い

例題として導入序盤シーン分けしてました。

あれば、中身を想像しやすくなるかなと思いますので、シーン分けされる方は一話ごとにタイトルつけることをお勧めします。

書籍化作業する時も、タイトル目次でだいたいの流れが把握できるので便利だぞ(`・ω・´)

ついつい面倒なので数字だけ処理しちゃいがちだけど、あの内容どこに書いたっけなとか探す手間も省けるのでしといた方がいい気がする(するだけ)

今回は骨(ストーリーライン)に桃太郎を使ってますので、なろう的なウケは一切期待できないお話の流れな気がしますが、王道っちゃあ、王道のストーリーラインなのでヒロインとの絡み方を工夫すれば、公募でわりといい評価もらえるところあるんじゃなかろうかと思ったり思わなかったり。

まぁ、この辺は10万字書き上げられたら、工夫してみることをお勧めします。

色んな骨(ストーリーライン)と肉(キャラ・世界)の合成物が通用するのがライトノベルだと思いますので。

現代世界でチート勇者してもいいし、異世界で半沢直樹してもいいし、ファンタジーJKと異世界行ってもいいし、JKと現実恋愛してもいいし、組み合わせ自体は無限大にできると思うので、創作小説は深い沼ですなぁ。

というわけで、第四回目イベント表を作ってみようでしたが、ふわっとした概念みたいな話ばかりになってしまいました。

でもまぁ、実践練習が一番身に付くと思うので、細かい解説は省きますね。

あとキャラクリエイト中に、出てきたキャラの持ってきた話があれば、章の幕間とか、章の中で差し込んでみてもいいかも。

定番のイベントとかも入れてみてもいいかもしれませんし、バトルを差し込んでもいいし、謎解きでもいいし、ほっこりするお話を入れてみてもいいかも。

次回予告

次回予告、ラストになりますが、最低限の文章を書こうぜとなります。

文章について話すと、色々な人が色々な意見を表明されるくらい、燃えるネタではありますが。

最低限、小説としての体を為すには、自分以外の人が読んで理解できるものを提供してあげるのが大事かなと個人的には思ってます。

趣味だから自分が読めればいいというのであれば、WEBに投稿する必要もなく、自分が読んで楽しめばいいだけですしね。

その場合、文章は自由に書いてもらっても全然問題はないかなと思います。

書いてるのが自分なんで、内容は自分の認識を通して理解できると思うので。

ただ、少なくとも読者を求め、WEBに投稿してみようって気持ちがあるなら、相手が受け止められるような文章を組み立てってあげないと、意味不明の文字の羅列になってしまうかなと思います。

書籍化作業してて、編集さんに赤文字入れられることが多々あるんですが、自分だけで内容認識してて、文章として出力してないことってけっこうあるんです。

書いたつもりだったけど、文章読むとそんな話どこにも出てないってことがね。

作者の持つ情報として脳内で処理しちゃってて書いてない。

そういう指摘が編集さんからけっこうされてて、いつもさーせんってコソコソ書き足してくんですがね。

そういうことをたくさんやっちゃうと、読む側はそんな話いつあったの?って混乱するし、話の繋がりが感じられなくなったりしますので、情報の受け渡しは大事だよねって話。

なんか、話が逸れましたが、そういった情報を受け渡すには、最低限書いておいた方がいい情報とかもある。

あと、カメラの持ち手(視点者)の話とか、本当に読者にキャッチしてもらえる最低限の文章ってところでお話していきます。

これも書けるようになったらいくらでもこだわれるところだし、書けるようになってからこだわった方がいいところだと思います。

個人的に、小説は読者とのキャッチボールだと思ってる派

読者が構えた場所に投げ込むことができてから、評価という段階に行けると思うんで、まずはミットに収める努力くらいはしてみましょうよって話。

まれに守備範囲が異常に広い読み専の人もいるけど、大半の読者さんは守備範囲を決めてて、そこから外れた球を追ってくれる人はいないのが現状。

読者に迎合するなんて――って思う人は、基本的にWEB投稿には向いてないと思うので、受け止める幅の広いプロ作家、編集が選考する公募戦線で戦われることをお勧めします。

WEB投稿という場所は、書き手が流行を決める場所でなく、読者が決める場所なので。

最後に厳しい話をちょっとしちゃいましたが、そこは上(商業)を目指す場合通る場所になるんかなって思います。

上(商業)を目指す方は、ご覚悟を!

創作エンジョイ勢の方は、我が道を突き進んでもろて大丈夫っす。

進む道を間違えなければ、創作の闇に飲まれることもないと思いますので。

てな感じで、怖そうであり、楽しそうでもある創作小説書きたいぜーって、なった方はまずは飛び込んでみることをお勧めします。

その後、進む道は見つければいい。