見出し画像

ゼロから始めるWEB小説家になろう。②世界設定編

7/31にスペースで話した内容をまとめた記事になります。

自己紹介のおさらい

こんばんは、シンギョウガクです。

第一回のキャラメイクに参加された方はお久しぶりです。今回初めてだよって方は初めまして。

本日も『ゼロから始めるWEB小説家になろう』スペース開催させてもらいます。

初めての方向けに、経歴をちょっとおさらいで話させてもらいますね。

2014年からWEB投稿開始

最新刊は2022年8月末 カクヨムに投稿してた『異世界最強の嫁ですが、夜の戦いは俺の方が強いようです ~知略を活かして成り上がるハーレム戦記~』(モンスター文庫刊)

これカクヨム投稿が2018年だから、ほぼ4年近くかかってる作品です。不定期に連載しつつ書籍化しました。

書籍化したWEBサイト→ノクターン、なろう、アルファポリス、カクヨム

著作 小説14冊 コミカライズ化2作品 8冊

拾い上げ4作、ネット公募受賞3作計7シリーズ 中堅木っ端作家

エッチなチーレム大好きマン

ドチャクソエロいのは『ネタキャラ』で、エッチくないのは『剣聖の幼馴染』

といった感じの人です

本題入る前のオマケ。

投稿サイトの傾向。(個人的な認識)

なろう→異世界転生転選ぶなら異世界恋愛じゃないときつい。ハイファン頑張るしかない。異世界転生転移ほぼ焼け野原。

カクヨム→異世界転生転移、ハイファン、ラブコメどれも男性向け作品。

アルファ→異世界転生転移、スローライフ、異世界恋愛。男女別に分かれたランキングで流動中。

ノクターン→男性向けR18現代エロ、コミカライズとかは異世界ファンタジー多く取られる。

ハーメルン→二次メインサイト、オリジナルもそれなりに読者が付く。TS系が何故だから強い

あとムーン(女性向けR18)、エブリスタ、pixiv、魔法のiランド、ノベルアップとかもあるけどそれぞれ微妙に主流となるジャンルが違ってるかな。

さて、前回はキャラ設定編でしたが、キャラ表の重要性は理解してもらえましたでしょうか?

書籍化作業に入った時に必ず提出するものでもありますし、書いていくうちに設定を忘れることもあるので、ぜひとも作ることをお勧めしときます。

本題の世界設定へ

では、第二回は作中の世界設定ですね。

物語の中の世界がどんな世界なのかを決めておくことで、書くことが増えますので、ぜひともある程度は設定しておいた方がいいことだと思います。

ただ、これもキャラメイクと同じで、こだわればいくらでもこだわれる部分ですし、考えるだけでも楽しすぎて、何時間、何日、何か月も打ち込めるところではあります。

とはいえ、ここだけずっと考えててもお話は一文字を進まないので、お話を進めるためには早いところ設定しちゃった方がいい。

ただ、あまりにも決めなさ過ぎて話を進めると、都市名とか、大陸名とか都度筆が止まるので最初のうちに決めておいた方がいいかなと。

あと、書いているうちに忘れた時の備忘録的な意味もあります。

10万字超えてくると、作中世界の設定とか忘れがちになりますので(私の場合)

投稿したのから設定を探し出すのはめちゃくちゃ面倒くさいので、できるだけ最初に決めておいた方がいいかな。

とりあえず、私が作中世界を決める時に使ってる項目を用意してみました。

作品世界で設定しておいた方がいい最低限の項目

①世界名 ②大陸名(複数あれば複数設定) ③国家名(複数あれば、複数設定) ④神様の有無 ⑤神様の名前(複数あれば、複数設定)⑥魔法の有無 ⑦スキルの有無 ⑧人間以外の種族(複数あれば、複数設定) ⑨冒険者ギルドの有無 ⑩冒険者ランクの有無 ⑪冒険者ランク ⑫お金の単位 ⑬度量衡の単位 ⑭時間の単位 ⑮魔物の有無 ⑯魔族の有無 ⑰爵位の有無

①世界名→この世界全体に付けられている名前。(なくてもいいけど、あった方が助かる時もある)

②大陸名→主人公が活躍する大陸名は必須。それ以外の場所は、お話が広がった時に設定するのもあり。最初の大陸で依頼を終え、別の大陸に移る時とかね。

③国家名→これも主人公が活躍する国家名は必須。周囲にいろんな国家がある場合は、設定しておいた方がいいかと思われる。

④神様の有無→基本的にありの方が色々な説明難度が下がる(気がする) 無し設定でもいけるけどもありをお勧めする。レベルが上がったら無しを作ってみるのもあり。

⑤神様の名前→アリにした場合は、神様の名前を設定。複数神が存在する世界にならば、複数設定しておく。

⑥魔法の有無→ありにしておいた方が、色々とチートを成立させやすいのでありをお勧めする。無い世界を設定して主人公だけ使えるチートもありな気はする

⑦スキルの有無→スキルのありの場合、世界全員が持つのか、一部なのかの設定もしておくといい。無いの場合、主人公だけ与えられた特典という形になるかと。

⑧人間以外の種族→作中世界で存在する人間以外の種族を書き出しておく。複数あれば、複数。種族名、身体的な特徴などがあれば設定しておく。

⑨冒険者ギルドの有無→ありなら、どんな組織としてその世界に存在してるか設定しておく。ないなら、なしでもよいかなと。ただ、お話の持ってきやすさはありの方が高い。

⑩冒険者ランクの有無→冒険者ギルドありの場合、冒険者にランク分けあるかないかを設定。

⑪冒険者ランクの名称→⑩でありと設定したら、これらの等級分けランクの設定も同時にしておいた方がいい。

⑫お金の単位→流通貨幣があれば、その名称や貨幣等級分けとかあった方がいい。よくあるのはゴールド、金、銀、銅の貨幣設定かな。

⑬度量衡の単位→転生転移の主人公なら、メートル法やグラム、リットルとかの現代単位使えるけども、現地人の場合、これらの単位名称は設定してあげた方がいいかも(してない作品多々あるけども現地人がメートル法使うのは不思議ちゃんしょうがない。まぁ、この辺は作者都合で使ってもいいかなとは思うけども。設定しない場合は色々とごまかす)

⑭時間の単位→これも転生転移主人公であれば、現代の時間単位使ってもいいと思う。現地の場合、現地の時間単位とか基本作った方がいいけど、明け方とか、昼とかで誤魔化す方法もある。

⑮魔物の有無→世界に魔物が存在するかどうかの設定。冒険者的には居た方が助かる存在。無しの場合、冒険者の仕事は雑務とか、対人とかになりそうな気はするので、ありをお勧めします。

⑯魔族の有無→種族設定とは別に人族への対抗種族がある場合は設定しておく。なしでも問題ない。

⑰爵位の有無→国家設定として爵位があるのかないのかも設定しておく。ないなら、なしで問題ないし後出し設定もできる気がする。

以上、17点ほど設定しておけば、世界の最低限の説明が行えるような気がする。

オマケで設定しとくと助かるもの

細かいところで言えば、物語が始まる拠点の街の名前や周辺の地名とかくらいは決定しておいた方が、序盤の説明ターンが楽になる。

魔法とか神様とかについては細かい設定をしてもいいし、それらを説明役のヒロインちゃんなり、サブキャラにしてもらって、作中世界を読者にお伝えしていけばいいかなと。

転生者(ゼロ歳児スタートは除く)や転移者はたいがいが説明サレ役になり、一人称フィルターを通して読者へ世界を認知させることになるかな。

現地人で説明サレ役にしたい場合はド辺境住みで色々知らない子にしたりする方がいいかも。

現地人や転生ゼロ歳児スタートの場合、基本的な世界知識は最低限持ってる方が無難かもと思う。

なろう上で戦うには転生転移を外して、現地化主人公モドキさせた方がいいんだけども、小説とかコミックとかになると違和感出る気がする。

気にしない人は気にしないだろうけども、気になる人は気になるところかな。

現地人のはずの主人公が日本化してるのは。(私も書いてますけども)

読みやすさで行けば、現代日本の設定が使える方が、断然読みやすいし、現地主人公も日本化しても別にカテゴリーエラーではないんで(そういう世界だって割り切ればいいし)

①世界名:フェールオーバー世界 ②大陸名:ドレンドン大陸 ③国家名:ファーガス神聖帝国 ④神様の有無:有 ⑤神様の名前:フェライト大神 ⑥魔法の有無:有(無詠唱と詠唱混在で五属性魔法) ⑦スキルの有無:有(世界の5割の人がスキルを獲得している世界。様々なスキルがあり、発見された数は現在300ほど) ⑧人間以外の種族:エルフ、ドワーフ、竜人、獣人 ⑨冒険者ギルドの有無:有(世界規模の組織ネットワークを持ち、各国家には属さない独立組織) ⑩冒険者ランクの有無:有 ⑪冒険者ランク:駆け出し(フローライト)、平均(アパタイト)、中堅(クォーツ)、ベテラン(ガーネット)、トップ(ダイヤモンド) ⑫お金の単位:ガルド 金貨のみ流通 ⑬度量衡の単位:転生者のため日本準拠 ⑭時間の単位:転生者のため日本準拠 ⑮魔物の有無:有(獰猛化した野生動物と、魔族の変異体) ⑯魔族の有無:有(魔素によって変異した人族や亜人) ⑰爵位の有無:あり

って感じで世界を設定しときました。

転生転移だと初期に説明役から話される設定集、現地人の場合、主人公または説明役が話す設定。

前回作成したキャラが設定した世界に合わない場合は、どっちかを修正しておいてくださいね。

キャラと、世界設定は連動しておかないといけないので。

あと、非常に細かい話をしていくと、国家ごとに政治体制や文化、建物の様式とか、支配層とかが違ってくると思います。

新しい都市とかに移動し、場所が変わったらその都市がどういった土地なのかくらいの説明を差し込んだ方がいいかもしれません。

世界設定に関しては、自分は最初からガチガチに設定する必要もないと思う派です。主人公たちの行動範囲が広がり、新たな場所に進んだ時に細かいところは設定すればいいかなとおもう。

世界設定はこだわればいくらでもこだわれるし、お話の中に出てこない設定もいくらでも作れますが、設定は設定でしかないので、ほどほどにしておかないと小説は一文字も書けないとだけ。

前回作ったキャラ、金髪碧眼で重装鎧とメリケンサック装備したTS転生熱血【脳筋】女エルフと、めちゃくちゃ臆病で【絶対魔法防御】を持つちんちくりんな現地人間のノーコン女魔術師と、人並みの知性を持ち、漆黒の毛並みを持つ狼の三人グループが、フェライト大神という神様が信仰され、魔法あり、スキルあり、人間以外の種族も魔族も魔物もいて冒険者ギルドもあるフェルオーバー世界のドレンドン大陸のファーガス神聖帝国内で何かをするお話って形が出来上がりました。

この時点ではキャラと世界観だけであり、お話をどうするかまでは決めないでいいかなと思います。

たぶん、キャラメイクとか世界設定してる間に、勝手にお話ができてきてるかもしれませんが、それはまだメモとっといてもらえればいいかなと。

次回予告!

さて、キャラと世界ができたので、次回はお話の骨格作りをしたいと思います。

お話の骨格とは、主人公たちのリアクションを引き出すために使う骨(定番化したお話の流れ)を選定する作業。

いわゆるテンプレートと言われるものをどう使うかって話になるかと。

諸国漫遊、水戸黄門(古いなw)、追放ざまぁ、スローライフ、俺TUEE、領地経営、お店経営、恋愛、スキル成長etc

基本的なお話の流れを使った方が、読者も安心、作者も書きたいことが行方不明にならずになる。

オリジナリティは、キャラクターのイベントに対するリアクションで十分出ると思うんで、話の流れまでオリジナリティ出しちゃうと、読みづらくなる可能性も高くなるし、ストーリーが定まらないので書きづらくなるかなと。

俺だけ分かればいいは妄想でしかないし、小説って読んでもらえる人がいて成り立つものだと思いますので。

ただ、Lv1に成長遂げれば、お話の流れも弄り始めていいかなと思います。

執筆レベルについて

Lvが上がらないと解放されないスキルも多々あるかなと思います。

上げるには小説を色々と書いて経験値を貯めていくしかないかと思う。

稀にほとんど書かずにLv999クラスの人もいるけども、地道に執筆して経験値稼ぎしてけば、わりと一定Lvまでは上がると思う。

そのうえで色んな人が色んな創作論言うけど、LV999の創作論もあれば、Lv10もあるし、Lv5、Lv100とか本当に色々なLv帯の人が喋ったり、指南本出したりしてるので、受け取る側のLVが足りてないと誤認されてそうな気もする。

ちなにみ私もLv999の人の創作論は意味不明で理解できないっす。

自分の経験値から、言ってることをかみ砕くことしかできないので。

マジで創作の技法、技術論、製作法は沼でしかないが、日々、研究研鑽してかないと食えなくなるのも早いっすからね。

次回、お話の骨をはめ込むぜ!