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ママになって1年

我が子はようやく1歳になった。
世の中には、2人、3人・・・と子育てをしている人はたくさんいるけど、私はこの1人で精一杯。まだまだ毎日大変な日々だ。

にやにやして抱きついてきたり、すやすや寝ている姿は、本当にかわいくて、いとおしくて、この子に出会えて良かったと思える瞬間ではあるのだけれど、それは1日の数分間だけ。9割以上の時間は、しんどい。

我が子は、結婚10年目にしてやっと授かった。長い長い不妊治療を経てようやく授かった生命。40年近く生きてきて、妊娠が分かった瞬間が一番嬉しかった。大学に合格したときよりも、プロポーズされたときよりも、出産したときよりも、人生でこれ以上の喜びは今のところ無い。残りの人生で、これを超える歓喜をつかむのが、今の私の目標なのかも知れない。

時間もお金も相当かけて、ママになることを望んできたわけだけども、正直、こんなに大変だとは思っていなかった。考えが甘かった。

不妊治療中に、結果が出なかった時、(生理が来ちゃった時)「赤ちゃんはまた、私の所へ来てくれなかった。まだまだ、私にはママになる準備が足りていないんだね。」と自分に言い聞かせていた。だから、私は妊娠、出産がゴールだと考えがちだったけど、その先の人生の事も見据えて、子供を育てる環境を整える努力をしたり、とにかく、子育てをする将来を具体的にイメージするようにした。

だけど、現実は、そのイメージを遥かに越えて大変だ。でも、これが私に新たに与えられた課題なんだと思う。この課題に長い時間をかけて取り組んで、その先に、大きな歓喜が待っているかも知れない。

ゴールまで時間がかかった方が、喜びはきっと大きいものになるだろう。10年かかった妊活の末の妊娠が、とてつもなく、嬉しかったように。

とにかく、毎日、精一杯の日々だけど、時々、我が子がくれる癒しを糧に、今日も生きています。

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