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ゴーストハント 小野不由美

無趣味な私がここ1年半程飽きずに読んでいるのが
小野不由美さんの小説。

きっかけは2021年の年始、
なんとなく小説が読みたくなって本屋に。
特にこれを買うとは決めていなかったけど、
ミステリーでシリーズものがいいなぁと店内をぶらぶら。

目に留まったのが
「ゴーストハント」シリーズ。

「ゴーストハント1 旧校舎怪談」

ホラーは考えていませんでしたが、あらすじに惹かれたのと、
「待望の文庫化 全7巻刊行スタート!」
帯の絶大な効果により購入を決定。帯って偉大。

わくわくしながら帰宅途中のバスで早速読み始めた。

「え…おもしろ…え…こんなに…?」
すぐに虜になった。
1巻を読み終えた当日に再び本屋に行き、発売されていた4巻までを購入。

テンポが良くてさくさく読み進められる。
ちゃんと怖い。
「こおん、という虚ろな音」「こそとも音がしない」、
情景が浮かぶ静かな表現で鳥肌が立った。
登場人物が全員魅力的。全員好き。

主人公のノリに微妙に懐かしさを感じるけど、そりゃそーだ。
調べてみると元は1980年代のティーンズハート作品、更に2010年に改稿されてソフトカバーサイズで発売。更に更に2020年に文庫化。
長年愛されている作品なのですね。
私が本を読む人間だったらもっと早くに作品を知れたかも知れないのに。
それが悔やまれるけど、この本に出会えたことが本当に嬉しい。

少し気分が滅入っていた時期だけど、この物語に没頭できたのが救いです。

そして、昨年7月に無事7巻まで読破。

すっかり小野不由美さんのファンになった私は
かの有名な十二国記シリーズに手を出しまして。
これまたおもしろ過ぎて震えてます…が、
それはまた別の機会に感想を書こうと思います。

ではでは。



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