見出し画像

すき家の鮭納豆定食

久しぶりにすき家に入り食べた。昼どきだが、意外と席はゆったりとしていて、コロナ禍の影響が続いているのか、相席はまったくなくなった。ゆっくりと食べられて、皆大声で話すことなく静かに食べている。

一緒に入った家族は牛丼を頼んだが、肉より魚にシフトし始めた体は魚を食べたがっている。注文用タブレット端末を見ると「鮭納豆定食」がある。これは良い。ご飯はミニを選べる。写真を見ると、焼き鮭、納豆、味付け海苔、卵、お新香、ご飯、味噌汁、立派なものである。

出て来た定食をみると写真以上に立派な定食だ。まるで旅館の朝食のようで、ささやかな感動がわく。これで640円だ。焼き鮭は、一人前の切り身の大きさである。テーブルに常置されている紅しょうがも食べられる。満腹になった。

家で食べたらいくらかかるかなと、また変なことを考えた。そこで、いい加減な計算をしてみる。
・鮭、安くても100円以上
・納豆、3パック100円として、33円
・卵、6個パックで200円超、33円
・味付け海苔、ムム?ネットで80小袋1280円があった、16円
・青ネギ、日々変動があるが一本50円として、2、3センチ程を刻んで、5円
・白菜漬け、一袋200円として、小皿で10円
・味噌汁、いくらかな?
・ご飯、1合150gを炊飯すると350gになり、2杯分、米10kg4000円なら茶碗1杯30円 ご飯は意外と高いんだな
合計227円 原価率35% ただし味噌汁代が入っていない

これは、飲食店側の原価とそれほど変わらないだろうか。大量に仕入れるからもっと安くすむのだろうか。これに人件費、諸経費が加算されるが、経営者でないからどの程度の収益があげられるメニューかはわからない。ただし、私を喜ばしたのは、牛丼とカレーを売りにしている店で、昔ながらの和食が食べられたということである。高齢者になるに從い、健康のために栄養のバランスが気になる。魚や発酵食品をとの医学的な指導もある。このメニューは、いつまでも維持してほしいと祈りたい。

もし家で作ろうとすると、ネギ一本以上、白菜漬け一袋、卵ワンパック、味付け海苔などまとめて買わなければならず、感覚的にはお金がかかる。とても200円では作れそうもない。日持ちするものは、まだよいが、白菜漬けなど日持ちしないのものは、コスパは悪い。

素人計算をしたが、要するにすき家の鮭納豆定食は、伝統的な和食であり、リーズナブルな価格という点でお得感があるということを言いたいだけである。また、お店で食べるメリットは、日持ちしないものをちょっと食べることにもある。それも今回、鮭納豆定食を食べて得られた感想である。

2023.5.3


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?