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過去色の眼鏡

飛び交う人の波、叫ぶような子供の声

私は、田舎の小さなデパートを、母と歩いている

その時を楽しめればいいのに、未だに私の心は過去に囚われ、過去の眼鏡をかけながら、この景色を楽しめずにいるのだ。

あっ、ゲームセンターがある、ここであの人と遊んだなあ

あ、あの人もこういう雰囲気の人だった。

歩けば歩くほど、思い出される、過去の自分。過去の眼鏡はまだ外せないらしい

いつになったら、私は現実に目を向けながら、その時を楽しめるようになるのだろう?

真剣に考えがちな私には、まだ見つからない答えである。お天道様だけが知っている。


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