見出し画像

むかしむかしとぎんなんぼーいず

私は、文章を書く時に
一人称が定まらない
ことが多いです。

noteでは極力、「私」に統一しているのですが
気を抜くと、急に「俺」や「僕」が出てきます。

なんでそんな説明から始めたかというと
今回の記事は、「私」ではなく
「僕」が合っていると思うので
「僕」で書いていこうと思ったからです。

皆さんには関係は無いですが、
これは僕のお話です。


僕は、高校生の時、銀杏BOYZというバンドを
神様だと思って生きていました。

ボーカルの峯田和伸に憧れて
ギターを買ったはいいけど
指が痛くて、1週間でやめたり

峯田に読んで欲しくて
ブログに何回もコメントを書いたり

毎朝起きる度にオフィシャルサイトを見て
新しい情報を逃さないようにしていました。

バンドをやりたかったけど
指の痛みですぐにあきらめた僕は
峯田のブログに書かれていた

「僕は思うんだ。本当の芸術というのは、音楽にしたって映画にしたって文章にしたって演芸にしたってなんにしたって、ドアが開かぬままあなたに会いに魔法だって。」

という言葉を信じて
演劇を始めることにしました。



今もバカだけど
あの頃はもっとバカだったので

頑張れば本当に
銀杏BOYZになれると信じていました。

なので。
大学に進んでも札幌で演劇を
自分なりに必死に勉強していました。

しかし。

僕はだめになりました。

理由はいくつか、ありますが。

大きなものは劇団ポツドールの愛の渦を
見てしまったからです。

それは、僕がやりたかった
目指していた先よりも
もっともっと向こうに
存在しているような
ものでした。

その時僕は、

僕は誰にもなれないんだな。

と、思いました。

のちにポツドールの別の作品で
銀杏BOYZが音楽を
担当することになったことを知った時

私は「だろうなー。」と思いました。


それからは、演劇自体が
少しづつですが苦痛になっていきました。

最終的にその世界とは最低な別れ方をして、
色々な迷惑をかけて私の人生は1度終わりました。

私は、持ち前の図々しさと、意地の汚さで
札幌で、色々な人に迷惑をかけながらも
何とか生きています。


今は、楽しかった頃の
ロスタイムみたいなもんだと思っています。

21歳ぐらいで僕は死んでいて
残りはゆったりとした自殺なのだと思っています。





だけど、最後に
あと1回だけでいいから舞台をやりたいな。

noteを始めたのも、文章を書く練習のためにってこともあります。

こんなご時世なので、どうなるかはわかりませんが。

とりあえず。

忘れないように
今の気持ちを書いておこうと
思いました。




まとめ
ビールは美味い。
世界は辛い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?