空の風景写真と航空機の関係
こんにちは。空が好きでたまらないしんはくです。
空の青色は大好きですが、なかでも群青色(ぐんじょういろ)が特に好きです。やっぱり日本の空は群青色ですよね!ほんとたまらないです。
そんなマニアックな好みはどうでもいいって?
さて、日頃風景ばかり撮影しているかと言えば、やっぱりだいたいその通りで間違いないのですが、実は航空機も大好きです。
今住んでいる宮崎には、航空自衛隊の新田原(にゅうたばる)基地があります。ちなみにこの新田原(にゅうたばる)の「にゅう」は英語ではなく、「にい」が「にゅう」に訛ったものです。原は宮崎では「はる」と読みます。面白いでしょ。
宮崎では毎年12月に航空ショーが開催されていたのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。
私は航空写真についてはズブの素人なのですが、航空機を写すときは空の風景写真だと思って撮影しています。航空機が主役なのではなく、空の風景の中に航空機があるという認識です。
悪天候で他のカメラマンが悪態をつきながら半ば撮影を諦めているような状況であっても、いつもひとりだけ嬉々として楽しんで撮影しまくっている変わり者です。
悪天候を風景として捉えると、金属の塊である航空機は、悪天候との相性がなかなか良いのです。
戦闘機だけではなく、旅客機や貨物機も好きです。
しかし、何しろ標準単焦点一本で何日もの撮影旅行に出掛けたりするスーパー面倒くさがり屋なので、偶然に空港で見かけた航空機を撮影するのは難易度高めです。というかそもそもオモチャのような望遠レンズしか所有していないので、そんなに素晴らしいものが撮れるわけもなく、いや、そもそも望遠レンズを持ち歩いていないのでどうにもならないです。
この写真は、撮影旅行中の愛知県中部国際空港で撮影したものです。
世界に4機しかないと言われるボーイング747ドリームリフターで、最遠方中央のずんぐりした2機がそれです。なんとか写っています。
ボーイング社の航空機の羽をそのまま運ぶ特別専用機で、愛知県で生産して組み立てたものをアメリカへ輸送するそうですよ。
この時は幸い標準ズームを持っていたので精一杯ズームして撮影しましたが、所詮標準ズームです。狙った機体は豆粒のように写っています。
周囲の高価な望遠レンズで撮影している人たちからの冷めた視線をちくちく感じながら、がんばって撮影してみましたよ。
いやいや、標準域の雰囲気が飛行場の味を醸し出していて、なかなかいいじゃありませんか。
きっと誰も誉めてくれないので、とりあえず自分で誉めておきましょう。
次の写真は、同じく撮影旅行で訪れた新千歳空港で捉えたアントノフ124ルスラーンです。
一週間もの旅行なのに、例によって35mm換算38mm1本しか持っておらず、しかも高速バスでの移動中からとっさに撮影した素人感バリバリの写真です。頼む!もうちょっとゆっくり走ってくれい!
この貨物機は量産貨物機としては、世界最大だそうです。すごいですね。アントノフだからロシア機です。
でもほら、写真はたぶん(バレない程度に)ブレてないし、まるで修学旅行中のバスから写したみたいで、なかなか雰囲気が出ていて、いい感じじゃないですか。
航空写真ファンから蹴り飛ばされそうですが、一応、自分を認めて褒めておきます。
そんなわけで、航空機というのはホントに魅力的なのですが、自分にとってはやはり空の風景写真のひとつであって、空があるからこそ航空機が好きなんだろうなぁと思うわけです。
人類が誕生した遥か昔から空の様子はあまり変わっていないので、人の心の奥底には空の記憶が刷り込まれているのかもしれませんね。
その遥かなる記憶が、空が人を魅了する本当の理由なのだと思います。
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