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「フルオンチェーンでないNFTの怖さ」が現実に!〜フルオンチェーンNFTを可能にする技術
YAMATOと呼ばれるNFTが消えてしまったそうです。
YAMATOのオフィシャルサイト:https://yamatoofficial.com/
YAMATOは、他の大半のNFTと同様に画像をIPFS上においてあります。
IPFS:分散ファイルシステムにデータを保存、共有するための規格
現在、YAMATOのNFTが販売されているOpneSeaにアクセスすると「404」と表示され、ページが消えています。
https://opensea.io/collection/yamatoofficial
詳しい経緯は次のツイートが参考になります。
NFTとして一定の注目を集めていたとされるYAMATOのコレクションが消えたことについて。
— FX Uki (@7shou7kin) September 20, 2022
”運営が逃げた”とか、”ウォレットからも消えた”とか様々な表現がTL上で見受けられますが、何が起きているのかを正確に把握する必要がありますよね。
ことはそこまで単純な話ではないと自分は思います。
1/
購入したはずのNFTに、一切アクセスできなくなってしまった。
これこそが、フルオンチェーンでないNFTの怖さです。運営元が倒産・解散したり、サポートを辞めた途端に消えてしまう危険性があります。
NFTに関して現在は、出資法、金融商品取引法などの法律がないため、被害にあった消費者を守るすべがありません。
その意味でも、フルオンチェーンのNFTを可能にする技術の開発はとても重要だと考えます。解決策は大きく分けて二つあります。
フルオンチェーンのNFT:ブロックチェーン上に保存されたNFT
フルオンチェーンを可能にする技術
1.ブロックチェーン上に画像を保存する
現状、サイズの大きいデータをブロックチェーン上におくのは難しく、先程も述べたように、NFTアートの多くはIPFS上に保存され、ブロックチェーン上にはありません。
ブロックチェーン上に画像を刻み込むには、画像を何らかの方法で大幅に圧縮する必要があります。
家紋NFTコレクションはその典型的な例です。
![](https://assets.st-note.com/img/1663917137180-G3ck6ywQvC.png?width=1200)
現在、多くの方にクラウドミンティングに参加いただいています。
2.NFTアートを動的に生成する
フルオンチェーンのNFTを実現するもう一つの方法は、スマートコントラクトでアートをダイナミックに生成するジェネラティブ・アートです。
最近、私が一生懸命になって開発しているのがこれ。
![](https://assets.st-note.com/img/1663790667474-Bt2gruPgVQ.png?width=1200)
ここには大きなポテンシャルがあると私は見ています。
全てをオンチェーン上に置いておくと、それらを組み合わせて新たな画像を作ることも可能になります。まさにweb3のコンポーザビリティです。これに関しては私のメルマガの来週号で詳しく説明します。
![](https://assets.st-note.com/img/1663790813546-xodR0mXUBd.png?width=1200)
YAMATOのホームページはまだ存在しますが、近いうちに消えてしまうでしょう。念のために、ホームページから、メンバーのTwitter ID をコピペしておきます。被害者が、集めたお金の返却を要求する場合に利用して下さい。
@yukimura_ymt @SK_YMT @aruga_ymt @hokusai_ymt
@nft_syou @kei31
現在openseaでの表示エラーについて
— YAMATO (@YAMATOxOfficial) September 20, 2022
原因を究明しております。
改善に努めますので、もうしばらくお待ちください。
現状、多大なるご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
おわりに
シンギュラリティ・ソサエティでは、テクノロジーがどのように社会に影響を与えるか、様々な議論をしています。 DAOなどに代表されるブロックチェーンやスマートコントラクトのテクノロジーは、社会や経済の仕組みをコード化し、透明且つ効率に仕組みに刷新する可能性を秘めています。
現在、シンギュラリティ・ソサエティでは、DAOやDeFi、Smart Contractなどの勉強や開発、NounsDAOへのプロポーザルプロジェクトなど、Web3の活動も行っています。今後もこれらに関する記事を発信していきますのでお楽しみに!
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