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ボーダレスな社会の実現へ!社会福祉法人青葉仁会の取り組み
ソーシャルプロダクト「QUON(クオン)」の紙漉き(和紙をすく作業のこと)を行っている社会福祉法人青葉仁会(あおはにかい)を訪問してきました。「青葉仁会」は地域ぐるみの活動を多角的におこなっています。(取材にいったのは2014年6月)
青葉仁会は1980年に起業し、カフェを3店舗も運営したり、パン工房や、レトルトカレーなどの食品加工を行っているほか、自然学校などの体験会をやったり、宿泊施設があったりと、地域全体で多角的な経営をしている、福祉界のまさにコングロマリット企業です。
ソーシャルプロダクト「QUON(クオン)」とは、
青葉仁会が、紙漉きを行っているソーシャルプロダクト「QUON(クオン)」は、奈良県で、20年以上前からオーガニックコスメをつくり続けている株式会社クレコスが立ち上げたブランドです。
「QUON(クオン)」のこだわりは中身だけではありません
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商品を通して社会貢献ができるソーシャルプロダクトとして、つくる過程にもこだわっています。
障がいのある人が働く助産施設で、植物素材からウォーターを蒸留して配合。 パッケージの紙は、間伐材を切り出し、その木を一枚一枚手漉きによってつくられた紙を使っています。
紙漉きの作業風景
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平屋造りの建物「満点ひろば」では、地域の間伐材をつかった紙漉きや、モンベルのぬいぐるみなどをつくる縫製作業を行うスペースが設けられていて、スタッフの人が真剣な表情で制作に打ち込んでいました。
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ここでつくられた紙が、QUON(クオン)の製品として市場に出ていくことになります。
広大な敷地の静かな環境のにある 入所施設の「あおはにの家」
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敷地内にはたくさんのお茶が栽培されていて、こちらのお茶は伊川健一さんが自然農でのお茶製造の監修をしているそうです。 障がいを持つ人にとって、自然の中で行う農作業というのは心の安定にとても良いそうです。
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アートの部屋では自然の感覚をいっぱいに受けた色鮮やかな絵がたくさん描かれていました。 中には、ニューヨークのギャラリーで展示されたりするような絵もあるようです。
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平日も賑わうカフェレストラン「ハーブクラブ」は、今日も賑わっていました
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カフェレストラン「ハーブクラブ」も、青葉仁会が運営するカフェレストランです。市街地から1時間程度離れた山間の場所に佇むログハウス調の建物です。ここは、平日でも、大勢の人で賑わっています。
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それもそのはず、大きな石釜で焼かれたグリルやピザは美味しくないわけがありません。 石釜担当のスタッフも「暑い~!」って言いながらもとても楽しそうに、仕事をしていました。
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建物にはモンベルのショップも併設され、自転車のメンテナンススペースがあったり、サイクリングを楽しむひとにとっても便利なサービスがいっぱいありました。
ボーダーレスな社会の実現に向けて
心をこめて作られた農産物や、紙、クラフト、アートなどのプロダクトは、見た目にも美しいものばかり。
商品に価値が加わり、都会に住む人たちに消費されることで、障がいを持った人たちや地域にも社会貢献ができる。
この流れができれば、障がい者も健常者と同じくらいの収入が得られるようなボーダーレスな社会が築けるのではないでしょうか。
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