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2人暮らしになった訳

妻が家に帰らなくなって3週間が経とうとしている。
それが原因ではないけれど、なんだか今宵はちょっとだけ寂しい。
こんなときは部屋の空気が重い気がして、夜中であろうと散歩をしたくなる。
でも、部屋を空ける訳にはいかないこのもどかしさ。
全力で稼働している乾燥機のBGMが余計に虚しい気分にさせる。
パネルによると、25時に完了するらしい。
そこから畳み始めるのか…。
とりあえずコーヒーでも淹れよう。

3歳4ヶ月の息子は、寝室で寝息を立てている。
寝顔が子どもの頃の自分にそっくりで、こうゆうところに愛着が湧くのかもしれない。

母に3週間も会っていないとなると、会いたいと泣いたり騒いだりするものかと心配していたが、今のところ一度もない。
もともと保育園の送り迎えをほとんど私がしていて、会っている時間が妻より長いこともあって、どちらかというとお父さん子になってくれていたからだろうか。

「そうか、俺もいつか死ぬんだな」
ふと思うときがある。
息子と接するようになって、頻繁に思う。
こいつが成長していくイコール、私も歳を重ねていく。
並行して、私の父も老けていっている。
順に死んで、順に生まれる。
至極当然のことながら、実感したのは息子が生まれてからだった。

妻からLINEが届いた。
「12日まで帰らない」

ゴールデンウィークも息子と2人暮らしが確定した。
今後記事にするが、休日に息子と遊ぶのはなかなかに体力を必要とする。
来週水曜日からの5連休…長ぇ…。

さすがに2人目の出産で疲れたらしい。
実家で両親に手伝ってもらいながら次男と過ごしている。
夜泣きで私たちが眠れないかもしれないと、気を遣ってくれているのもある。

乾燥完了まで残り1時間。
眠い。

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