不登校が増えている理由
新年度に入り、5歳の息子は年長クラスになりました。
と同時に、登園拒否がはじまりました。
4月も最終週になりますが、いまのところ、週1日~週3日登園できればOK、みたいな状況です。
なぜ登園したくないの?
当然の疑問は、それです。
大人は、すぐに理由を求めてしまいます。
「保育園行きたくない」となるたび、アプローチを変えながら、何度も息子と話をしています。
「友達がいやだ」「先生がいやだ」「ぜんぶいやだ」などなど…
いろいろ言いますが、明確な「きっかけとなる出来事」なり、特定のきらいな「友達」「先生」がいるわけではなさそうです。
私が聞き出せていないだけ/本人が言いたくないだけかもしれません。
もしかしたら、明確に嫌と言えることもないし、本人も自分の気持ちを整理できていないのかもしれません。
ただ、はっきりと分かることは「保育園に行きたくない」という本人の意思。
週末のおばあちゃんの家へは行きます。
保育園を休んでも、お絵描き教室には行きます。
でも、保育園は「行きたくない」のです。
これは「イヤイヤ期だよね」と軽く流すことでもなく、「とりあえず行ってみたら」と強制することでもなく、尊重すべき主張だと感じています。
保育園を休んだら
保育園を休んだら、家で、絵をかいたり、歌ったり、YouTubeみたりしながら、楽しく過ごしてます。
朝、保育園いく/いきたくないの攻防をくりひろげたあとに、「じゃ、今日休みにしようか」と言った瞬間に、ぱっと表情が明るくなり元気に遊んでいます。
幸い、私はリモートワークのため、仕事の邪魔をしないでもらえれば、家にいることは問題ありません。とはいっても、集中力・生産性は落ちますし、どうしても外出などの予定があるときは困りますが。
なぜ休ませるの?
「甘やかすから休みぐせがついてしまう」「むりやりでも連れていくべき。いけばそれなりに楽しんでいるでしょう?」などとお叱りを受けそうですし、正論だと思います。
でも私としては、本人の「行きたくない」気持ちは尊重してあげたいです。
言語化できなくても「行きたくない」感情は事実なので。
あと私自身が「ぜったいに保育園はいくべき」と思っていないというのが、けっきょく休ませてしまう理由のひとつです。まだ義務教育でもないですし、子どもが家にいても仕事ができないわけではないです。
保育園に行くメリットはすごく感じますし、先生方にも感謝していますが、それでも「いやな思いをしてまで行くべきところ?」と問われたときの正直な答えは「ま、行きたくないなら行かなくても良いんじゃない?」です。
不登校が増えている理由
この記事のタイトルを「不登校が増えている理由」としました。
不登校が増えている背景について、いろいろな専門家がいろいろな理由つけて語ってたりしますが…上のようなことをつらつらと考えているうちに、けっきょくのところ、保護者が「学校行かなくてもいいんじゃない?」と思うようになっているというのが大きいのでは?と思い、記事にしてみました。
うちの子はまだ保育園なので、統計の「不登校」にカウントされていませんが、小学生、中学生になって「学校行きたくない」と言われたとき、その主張に対して学校に行くべき理由を子供に語れなさそうです。
もちろん学校で学べることは勉強以外にもたくさんあり、その経験をさせてあげたいというのは本心ですが・・・学校行かなかったら人生が終わるわけでもないですし、勉強も人間関係も、興味をもったときに取り組んでも遅くはないのでは?と思ってしまいます。
とはいっても…
小学校にあがってから「学校行きたくない」と言われたら大いに悩むことになると思います。
でも、親として「本人の気持ち」には正面から向き合ってあげたいです。
まとまりのない記事になってしまいましたが、この辺で。
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