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きっとしらない国(ことばと vol.7)読了(フィクション)

いらっしゃいまほー
ハウスマヌカンに促され次々と試着を繰り返す
ねぇどっちが好き?人目を引くのはこっちの赤だけどこっちの赤の上品さも捨てがたくない?
それまで着ていた服は紙袋に収め新しいドレスに袖を通し店を出る
悪い、せっかくの聖夜なのに予約が取れなくてさぁ、、、
いいよ、そんなの、そんな事より急がないと最終に間に合わない、来てくれてありがとう
遠ざかる新幹線を見送る中、不覚にも深津絵里か牧瀬里穂にでもなったかのような感傷でいっぱいになった胸を抱えて帰路についた

それから数日後、買ってもらったドレスを着てこれを書いてます
彼の訃報を聞いても涙が出ないことを詫びながら、、、、

Inspired by きっとしらない国 author makoto toda
矢野顕子さんのしあわせなバカタレを聴きながら

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