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(1/3)頭の体操「君たちはどう生きるか」

宮崎監督のアニメ製作環境、キャリアの視点よりひも解いてみる、断りなき場合、真人は宮崎監督とします。

○冒頭、火事に焼かれる実母「ヒサコ」こそが風立ちぬ完成と共に解体されたジブリの宮崎組と仮定する。
人件費で火の車(火事)の宮崎組、火事の現場に向かおうとするが寝巻のままなので着替えに戻るタイムロス、結果、間に合わなかったのは、宮崎監督が次作を作ると腹をくくるのが遅かったが為にアニメーターを固定給で維持する事ができず解体せざるを得なかった事の比喩。

○人力車より降りたナツコを一目見た真人は「お母さんにそっくり」すなわちナツコはヒサコ解体後に再構築しようとした次の製作チームで、人力車同乗中にお腹を触った手に感じたのは次作の鼓動。

○お屋敷に到着後ベッドで涙しながら寝てしまう、ナツコ(新しい製作チーム)に違和感があり、ヒサコ(解体前の宮崎組)に未練の描写。

○アオサギ(鈴木敏夫P)はあらゆる手練手管を尽くして次作を作らせようとするが、真人は下校時にケンカ、自傷行為(公開される事の無い何かがあった?)に及び、ナツコはつわり(次作の産みの苦しみ)が増し寝込んでしまい、自分で付けたキズ(クオリティが旧宮崎組に及ばない事の比喩?)をヒサコ(旧宮崎組)に申し訳ないと詫びる、当時、製作が難航していたのではないか?。

○矢(君たちはどう生きるかの構想)作りに熱中、つわりで苦しむナツコが森に消えてゆくのを知りながら見送り、塔内で見つけたナツコに触ると溶けてしまうのは違和感のある製作チームを一度解散している比喩、矢(構想)が完成したのでナツコ(新製作チーム)を求めて森に向かう。

○老婆キリコ(宮崎監督心の声)が「行ってはならない」「ナツコ(新製作チーム)が居ない方がいいと思ってる」と止め、塔の床に沈み込む際にも嫌だと最後まで抵抗しているのは宮崎監督にまだ次作に対する確固たる自信や制作意欲が固まっていない事の表現。

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