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【中間管理職カルテ】生き残る集団と人材の特徴

働き改革と言う言葉だけが一人歩きしている。新型コロナウィルスが跋扈してしまい、本質的な重要性が浸透しないまま、状況だけが変化してしまった気がします。


目指すべき改革は、残業を削減することでも、有給休暇を促進することでもありません。限られた時間の中でより大きな成果を残し、少しでも多くの報酬や幸せを得る、が本来の目的だった筈です。


早く帰宅している方や有給休暇を多く取得している方が凄いのではなく、早く帰宅していたり、バランスよく休暇をとっているのに素晴らしい成果を残し続けている方が凄いのです。


かつては、上司の言いつけ通り実直に行動している方が評価され、評価者も直属の上司のみ。結果として気に入れられるかどうかで評価が決まってしまう、と言ったくだらない状況を良く垣間見ました。


そのため、上司のご機嫌取りが上手い方、おべっか上手、上に優しく下に厳しい中間管理職、愛想が良いだけのイエスマン、などが評価される傾向です。残念ながらこうした方々に共通していたのは、社外で活躍できる能力に欠けている、と言う事実でした。


しかしながら、時代が変わり顧客思考も変化しています。新しいテクノロジーが出現して、従来の仕事の仕方や儲け方も一変しています。ほぼ同時に評価精度も変わりはじめ、直属の上司による絶対評価から上司以外の管理職も評価に加わる制度が広く導入されはじめています。


もう直属の上司のご機嫌取りだけでは出世は望めません。同僚や他部門の関係各位からも評価されなければなりません。目標設定に関しても、社員各々が定量的な目標を持たされているため、その色合いは徐々に濃くなっているのです。


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この様に環境が変化する中で「5%社員」と言う存在が明らかになっていると言います。顕著な成果を出し続けている上位5%の社員の特徴を分析し、その傾向を知ることで組織や集団の醸成、または人材育成の観点からも彼らの行動や実戦方法を学んでおく必要があります。


できなければ確実に衰退します。それがこれからの時代です。


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成功と失敗は二者択一なのではなく、失敗の先に成功がある。失敗を積み重ねて学び、行動自体を変えて行くことで目標(成功)に到達できる。いつまでも選択肢に悩むのではなく、リスクを軽減しながら行動数を増やした方が目標(成功)に到達しやすい。変化の激しい環境下で生き残る為には、何も行動しないこと自体がリスクになることを知るべきです。


これが僕のモットーです。シンプルな行動と思考ルールを実感できさえすれば、いつでも、どこでもそれを再現することは可能です。上位5%の社員に共通しているマインドなんだとつくづく実感しています。


ある書籍を読んで腑に落ちた「優れた社員の5原則」を紹介します。


✅ 「目的」のことだけを考える
✅ 「弱み」を見せる
✅ 「挑戦」を「実践」と捉える
✅ 「意識改革」はしない
✅ 「ギャップ」から考える


強いマインドの中に透明性を感じます。彼らは常に自分自身を曝け出し、立ち位置を明確にしておく。また、目標と現実のギャップを意識しすることで、自ずと実行しなければならない課題に対して優先順位をつけています。


更に、彼らが発するコメントにも共通するものがあります。これは偶然なのか、その傾向があるのか本当に不思議なのです。


🔹「今ちょっとう良いですか?」
🔹 「そうかも知れない、でも私はこう思います」
🔹 「いいね、そうだね。さすがだね」
🔹 「賛成、さらにこれもしてみない」
🔹 「OK、さらにこうすればもっと良くなりませんか」
🔹 「では、○○から始めよう」


また、逆に5%社員のしないことも補足しておきます。


💀 作業充実感に浸る
💀 平日も休日もこまめにメールチェック
💀 重要そうな資料を用意する
💀 作業効率が上ったことに満足する
💀 多くの情報はネットで検索できると思い込んでいる
💀 問題が起きてから解決策を考える


仕確かに、仕事をしている充実感に満足するのではなく、目標を成し遂げた達成感に満足すべきなのです。仕事へのフィードバックを大切にしているのでしょう。


働き方改革を推進する中で見失ってはいけない本質的な課題があります。少し前のゆとり教育でも同じことが言えたのかも知れません。決して「楽する為の改革」ではなく、より「シンプルに考え実践する為の機会」なのです。


限られた時間の中でより大きな成果を出す。より多くの報酬を貰い、経済的にも時間的にも幸せな環境を作って参りましょう。🍀



最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
引き続き、仕事や生活のヒントになる記事も掲載して参りたいと存じます。🌱


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