見出し画像

スペイン旅2024(5)サン・セバスチャン編

2024年4月17日(水)から28日(日)の12日間、夫婦二人で、シンガポールを経由し、スペイン、特にバスク地方を中心に旅してきましたのでご報告したします。

今回のフライトはシンガポール航空にて。セントレア中部国際空港⇒シンガポール・チャンギ国際空港⇒バルセロナ・エル・プラット国際空港へと行き、帰りはその逆。なお、シンガポールのチャンギ国際空港での乗継ぎには、行きが7時間あまり、そして帰りが18時間とたっぷりと過ごす時間がありました。

また、スペインでは、バルセロナ⇒サラゴサ2泊⇒ビルバオ2泊⇒美食の街サン・セバスチャン1泊⇒オンダリビアのパラドール1泊⇒バルセロナ2泊する旅程としました。


さて、今回いよいよ、美食のまちサン・セバスチャン(San Sebastian)編です。


ビルバオからサン・セバスチャンへ

4月22日(月)
天気予報ではサン・セバスチャンのこの日の天気は時折雨。そして朝の温度は2度ということで、防寒と雨対策を考えてビルバオを出発。

サン・セバスチャンへはビルバオのバスターミナルを午前11時発の予定でしたが、なかなかALSAバスが到着せず、15分遅れ。
実は私たちが乗るALSAバスはリャネス(Llanes)というビルバオから西へ180キロほど離れた町からビルバオやサン・セバスチャンを経由してイルン(Irun)というフランス国境へ向かう長距離バス。
そのため、交通事情により遅れたようでしたが、サン・セバスチャンのバスターミナルへは同じく15分遅れの12時35分になんとか到着。

私たちの宿泊先はバスターミナルや国鉄駅にも近い「Hotel One Shot Tabakalera House」。

文化センターのタバカレラと同じ建物内にある、スタイリストなホテルでしたが、なんと国鉄駅が改修工事中で、バスターミナル側への通路が完全に遮断されていて、大きく迂回しないと行き交えない状態になっていました。

工事中のサン・セバスチャンの駅

そんな状況だとは知らず、バスターミナルからホテルへ向かうルートが分からずスーツケースを持って右往左往。なんとか状況を理解し、迂回ルートが分かりましたが、これは全くの想定外でしたね。

とは言え、午後1時前にはホテルに到着。
チェックインは2時からでしたが、すぐに部屋に入ることができました。
写真を撮るのを忘れましたが、ここは元たばこ工場の一部をリノベーションしたホテルで、天井がたかく、内装もとてもスタイリッシュ。そのため、少し冷めたさも感じるほどでした。

サン・セバスチャン滞在1日目、旧市街へ

ホテルでひと休みしてからサン・セバスチャンの旧市街へ。
歩いて行くつもりでしたが、サン・セバスチャンの市内バスもbarikカードが利用できるので、バスで旧市街へ向かいました。

ビクトリア・エウヘニア劇場
サン・セバスチャン旧市街

サン・セバスチャンに来た目的はもちろん、美食のまちのバル巡り
でも、この日は月曜日。事前に調べましたが、結構お目当てのバルが休業日となっていました。

サン・セバスチャンのバル巡り

さあ、バル巡りの始まり。

路上で列ができるほど混んでいた「Bar Sport」

まずは、有名店「バー・スポルト(Bar Sport)」へ行ってみると、外に行列が出来るほど混み合っていたので、また後にすることに。

そして1軒目は「Goiz-Argi」。

ピンチョス3つと白ワイン(チャリコ)で15.60€

2軒目は「Bardulia Donostia」

名物のゲルニカ・ピーマンは美味しかったですね。

ここでは、赤ワインにピンチョス3つ、名物のゲルニカ・ピーマンで25.50€。
店員さんも親切で、雰囲気の良いお店でしたね。

3軒目は「バー・スポルト(Bar Sport)」。
ちょうどお客さんが少なくなって、店内に入ることができましたが、やはり店内は混み合っていました。

なんとか注文することができたとき、「名前は?」と聞かれたので私の姓を伝えると、注文した白ワイン(チャコリ)をグラスに注ぎ、私の名前を呼んでくれました。

私の名前を呼ばれました~。
白ワイン(チャコリ)にフォアグラとサーロインのピンチョス

それにしても、ここはほんと人気バル。
フォアグラの味は、私たちにはちょっと塩味が強い感じもしましたが、アルコールも進むのかなって思いましたね。
チャコリにフォアグラ、サーロインのピンチョスで15.60€。

そして、お腹を十分満たしたあとは、サン・セバスチャンの旧市街を散策。

とは言っても、あともう1軒ということで、4軒目「Atari Gastroleku」。

「アタリ(Atari Gastroleku)」
牛のほほ肉の煮込み

ここの名物、牛のほほ肉の煮込みを注文。
ホロホロのお肉でしたが、予め作り置きしたような感じで、私たちには塩味も強いような気がしました。ビールと赤ワインを加えて合計12.80€。

YouTubeなどで、美食のまちとしてサン・セバスチャンのバルを色々な人たちが動画をアップしていますが、人それぞれ味に対する思いは違うのかなって思いました。
更にバル巡りすれば、自分にとって「ここが一番!」と思える店にも出会えるのかもしれまんね。

それにしても、今年65歳を迎える夫婦にとっては4軒はしごが限界で~す。

サン・セバスチャンのまち歩き

バル巡りでほんとお腹いっぱい。
やはり、飲んで食べてばかりじゃ、いけないと思い、サン・セバスチャンのまちを少し散策。

サンタ・マリア・デル・コロ大聖堂( Koruko Andre Mariaren basilika)
ラ・コンチャ海岸( Kontxa Hondartza)
ラ・コンチャ湾(Kontxako Badia/Bahía de la Concha)
サン・セバスチャン市庁舎
サン・セバスティアン大聖堂( Artzain Onaren Katedrala)

ちょっと防寒のために

実はスペインに来て、まず私が風が強く吹き荒れたサラゴサ1日目のときに、咳と痰がからみ、ちょっと風邪気味になってしまいました。
その後、私は2日間くらいで咳は治まったのですが、今度は妻が風邪気味に。
ビルバオで薬局へ行き、トローチと咳止めの薬を手に入れましたが、なかなか妻の症状は直らず。

妻は重ね着の服装でしたが、やはりサン・セバスチャンは朝夕寒し、翌日の天気予報では雨が降るとのことだったので、防寒・防水対策のため、ZARAに立ち寄りコートを購入。

サン・セバスチャン大聖堂前にて

今回は、寒さ対策を甘く見ていたので、ちょっと反省。
防寒・防水コートがあるだけで、ほんと気持ちの持ちようが違うんだと改めて感じました。

サン・セバスチャンに来て中華?

ホテルへ戻り、午後8時すぎ、ちょっとだけ何か食べたいと思い立ち、近くを散策。
そして選んだのが中華料理店「Ni HAO RESTAURANTE ASIÁTICO」。

実はピンチョスをはじめ、ずっと洋食だったので、なにか別のものが食べたくなり、ケバブでもいいかなと思ったのですが、近くのケバブ屋さんは既に営業終了していました。

結局、中華料理のお店に入ったのですが、注文したのはなぜか、エビフライと焼き鳥。
エビフライは揚げたてサクサク、焼き鳥は中華スパイスがたっぷりで美味しかった(焼き鳥の写真は取り忘れました)。
なお、ビールは青島で、合計19.70€。

TENPURAと書いてあったエビフライ
青島ビールとつまみのアゲ煎

サン・セバスチャン滞在2日目

4月23日(火)
ホテルの朝食は午前8時からだったので、8時過ぎに朝食会場に行くと、なんだかまだ準備中。

とりあえず、まずは準備できている料理だけお皿に盛っていただきましたが、スタッフは特に急いで準備するのではなく、これもこちらでは普通の光景なんでしょうね。

さて、この日は朝から雨。
スペインに来て、初めて折りたたみ傘を使うこととなりました。

サン・セバスチャンには1泊のみ。午後1時すぎのバスでフランスとの国境にある村、オンダリビアへ行くことになっていたので、それまでサン・セバスチャンを楽しむことにしました。

再びサン・セバスチャン旧市街へ

ちょっと空の様子を見て、小雨となった午前9時半過ぎにホテルをチェックアウトし、フロントにスーツケースを預けて、歩いて旧市街へ。

私たちの目的は、まずはバスクチーズケーキ発祥のお店「La Viña」へ行くこと。
実は「La Viña」は前日の月曜日が休みだったので、この日の開店時刻10時半に合せて出かけました。

昨日の午後とは違い、閑散とした雨の旧市街。
妻の咳や痰のからみがあまり改善していなかったので、まずは薬局へ。

スマフォの翻訳機能を使って、症状を説明。プロポリスのトローチを購入。

そして外歩きはやはり寒かったので、前日入ったバル「Bar Sport」へ。
午前9時から営業しているようでしたが、コーヒーや軽食を楽しむ地元の人くらいで観光客はまだいない様子。

私はチャコリ(白ワイン)、妻はカフェオーレ、そしておかずはウニのクリーム(Crema de Erizo)とイカ焼き(Chipirones de la plancha)。

うにのクリームはほど良いコクと甘みもあり美味しかったですね。また、いか焼きはチャコリとの相性も良かったです。12.40€。

ちなみに私たちが食べ終わる頃には、日本人のカップルやお一人様も来店し、混み合ってきた感じでしたね。

そして10時半ちょうどに「La Viña」へ。

既に日本人のカップルが先にお店へ入っていました~。

バスクチーズケーキ2つで一人分

ここでは夫婦ともに赤ワインにバスクチーズケーキ。
とろとろした内側部分はほんと美味しかったですね!
一人分で2つでしたが、ぺろりとお腹へ。
やはり、ここはバスクチーズケーキ発祥のお店。ほんとお奨めです。

お腹も心も満たされたあとは、のんびり旧市街を散策。

と思ったのですが、途中から大きな雨粒が降出し、前日コートを買ったZARAがあるショッピンセンターに入り、雨宿りとお手洗い。

雨はちょっと残念でしたが、ちょっと静かなサン・セバスチャンを楽しむことができたかな。
やはり天気が良い方が気持ちも良いけど、雨も旅には付きものと思い、楽しみ方をちょっと変えれば、それも旅する魅力でもあると思いますね。

最後にサン・セバスティアン大聖堂(Artzain Onaren Katedrala)に入り、荘厳な雰囲気のなか、心を整えました。


次はフランスとの国境にある村、オンダリビアです。

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

51,365件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?