スペイン旅2024(2)サラゴサ編
2024年4月17日(水)から28日(日)の12日間、夫婦二人で、シンガポールを経由し、スペイン、特にバスク地方を中心に旅してきましたのでご報告したします。
今回のフライトはシンガポール航空にて。セントレア中部国際空港⇒シンガポール・チャンギ国際空港⇒バルセロナ・エル・プラット国際空港へと行き、帰りはその逆。なお、シンガポールのチャンギ国際空港での乗継ぎには、行きが7時間あまり、そして帰りが18時間とたっぷりと過ごす時間がありました。
また、スペインでは、バルセロナ⇒サラゴサ2泊⇒ビルバオ2泊⇒美食の街サン・セバスチャン1泊⇒オンダリビアのパラドール1泊⇒バルセロナ2泊する旅程としました。
第2回は、長~いフライトからたどり着いたバルセロナ・エル・プラット国際空港から、最初の目的地サラゴザ(ZARAGOZA)滞在編です。
バルセロナ空港からサラゴサへ
4月18日(木)09時38分、SQ378便は予定より40分以上も遅延してバルセロナ・エル・プラット国際空港ターミナル1へ到着。
フライトが40分以上遅延し、また入国審査には長蛇の列。
日本なら審査窓口の係員を増やして対応するのでしょうが、ここはスペイン、窓口は10か所以上あっても、5か所しか係員おらず、また一人ひとり全く急いで対応しないどころか、時に雑談を交えて応対していました。
入国審査を受ける外国人たちは最初からそんな状況に諦め気味なのか、結構文句を言わずに我慢して待っている様子。
そんな感じで、入国審査で40~50分くらいかかってしまいました。
そして荷物を受け取り、ターミナル1からターミナル2へと空港バスでスムーズに移動できたと思ったら、バルセロナ・サンツ(Barcelona Sants)駅に向かうRenfe(鉄道)がこれまた遅延。
実は私の計画では、午前9時頃空港に到着すればサラゴサへ向かう高速鉄道Iryoに乗車するバルセロナ・サンズ駅には2時間あれば行けるので、3時間後のサンズ駅11時55分発のIryo 06120便に乗る予定でした。
結局、バルセロナ・サンツ駅到着がIryoの出発時間となり、事前に購入していたチケットが無駄となってしまいました。
駅の係員に訴えても、「そのチケットは払い戻しもできないから、新たに購入しなさい」と言われ、その場で12時40分発のIryo 06130便のチケットをネット購入。
ちなみに、高速鉄道はRenfeのAVEやフランスTGVのinouiもありますが、私はスタイルが気に入っているitaloのIryoを選択。
実は3ヶ月前の購入した01620便はビジネス車両でしたが、急遽購入した01630便は一般車両でのチケット代の方が高かったです(ガクッ)。
みなさんも、空港に到着した日に別都市へ向かう鉄道については、ほんと余裕を見て購入することをお奨めします。
バルセロナ・サンツ駅を定刻12時40分に出発し、定刻14時03分にサラゴサ・デリシアス(Zaragoza-Delicias)駅に無事到着。
サラゴサ滞在先は
サラゴサ駅からはタクシーにて宿泊先へ。
サラゴサでの宿泊先のホテル・アルフォンソ(Hotel Alfonso)。
ホテル・アルフォンソはBooking.comにて予約しましたが、このホテルを選んだ理由は、旧市街にありながら、買物にも便利な新市街にも近く、トラムが走る広い通りにも面していて非常に利便性が高いと思ったため。
それと勿論、宿泊代も旧市街の他のホテルに比べても安かったから。
そして、なんと言っても、長旅を癒やしてくれるバスタブ付きというのが最高でしたね。
サラゴサ滞在1日目
ホテルにチェックインして、荷物を開いてしばし休憩。そしてゆったりとバスタブに浸かり、疲れを癒やしたあと、ちょっとまち歩き。
アルフォンソ通りを歩いて、まちのシンボルであるヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂のある広場へ。
この日はまず、サラゴサのまちの雰囲気をつかむ感じで散策。
そして新市街にあるデパ地下を下見。
この日の夕食は軽めにカフェにて。
スペイン滞在1日目は、まずはゆっくり休むことが大切なので、ホテルに帰って寝ることとしました(あまり眠れなかったけどね)。
サラゴサ滞在2日目
4月19日(金)
時差ボケの影響か、眠たいのにやはり朝方早くから目が覚めてしまいましたね。
朝食は午前7時から。まだあまり食欲が湧かないので、気持ち少なめ。
なお、ホテルの朝食会場は平日の金曜日だったので、結構ビジネス客が多かったようです(ちなみに、日本人は私たちだけ)。
さて、この日は昨日吹き荒れた風が収まり、ほんと穏やかな日。
ゆっくりとまち歩きです。
アルフォンソ通りを通り抜け、まずは市場へ。
セントラル・デ・サラゴサ市場は午前9時からオープンで、ちょうど9時過ぎたあたりに到着したので、まだお客さんはまばら。
やはり、外国を旅するときには必ず、公設市場に立ち寄るようにしていますが、その国毎の生活に少し振れることができるので、ほんと興味深い場所ですよね。
ちなみにオレンジが美味しそうだったので、2キロ購入(3€)し、いったんホテルの戻って、散策再開。
ピラール広場を抜けて、ピエドラ橋を渡り対岸へ。
この日は快晴で、風も無く、エプロ川に映し出された大聖堂に、思わず何枚も写真を撮っていました。
そして、旧市街の入り組んだ小路を散策。
それから、ゴヤ美術館へ入り、しばしスペイン巨匠のアート鑑賞。
スペイン内戦時代のとき、描いた数々の風刺画も興味深く拝見させていただきましたね。
さて、この日の昼食タイム。
旧市街の入り組んだ小路のなかにあった「Meli Del Tubo」にて。
セットメニューをいただきましたが、メインのリゾットは海老のエキスはたっぷりでしたが、塩味がちょっと強すぎだったかな。
ま、若い方にはこのくらいの塩味がいいのかも。
そして、いったんホテルに戻り、小休憩したあと、近くにあった観光案内所で奨められたアルハフェリア宮殿(Palacio de la Aljafería)をネット検索して確認したら当日入場券も取れたので、ホテルから歩いて宮殿へ(約1.3キロでした)。
アルハフェリア宮殿は11世紀後半に建てられた要塞化された中世イスラム宮殿である。土台になる部分は9世紀の終わり、最も古い建築部分はTroubadour Towerで10世紀後半の建築で、イスラム時代には、Qasr al-Surur(喜びの城)とも呼ばれたそうです。
ここアルハフェリア宮殿では、改めてスペインの悠久の歴史について触れることができたかなと思いますね。
実はこの宮殿のなかにアラゴン自治政府の議場があり、実際にここで重要な会議が開かれていること。
これには、ちょっと驚きでしたね。
サラゴサの夜
この時期、日が沈むのは午後9時過ぎ。
軽めの夕食を取って、ホテルに戻りましたが、まだまだ外が騒がしいので、私たちも夜のまち歩きをすることにしました。
金曜日の夜ということでしょうか。アルフォンソ通りはまるでお祭り状態。
民族衣装を着た人たちが楽器を奏でながら行進。
そしてたくさんの人たちが彼らと一緒に歩いていきます。
そしてサラゴサ市庁舎(Ayuntamiento de Zaragoza)がライティングされていて、多くの人たちが集まっていましたので、ちょっと待っているとプロジェクションマッピングが始まり、スペインの歴史や内戦時代のゴヤの作品などが映し出されていました。
思いがけず、週末の夜のサラゴサを満喫することができ、ほんとラッキーでしたね。
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