【noteの謎(2)】note公式マガジンとは一体?



1.はじめに


 このnoteは2月11日にアップしたnoteの続きです。
 まだお読みいただいていない方々には下記リンクからお読みいただきますようお願い致します。

【時系列】

 ・2月6日19:20 自宅晩酌についてのフードエッセイ記事投稿
 (海外についての記述無し
 ・2月10日(時間未確認) 上記記事がnote公式マガジン「海外旅行記事まとめ」に追加されたとの通知あり
 ・2月10日夜 「海外旅行記事まとめ」の「報告」機能よりマガジンからの削除依頼のメール送信
 ・2月11日14:20 現状報告記事を投稿

 その後、noteからの連絡等は一切無い状態が続いていた。 


 以下はその後の状況なのだが、結論から言うと、私が宮城県の食材と福島・会津地方のお酒について書いた記事は、いまだ公式マガジン「海外旅行 記事まとめ」に入ったままであり、何一つ解決はしていない
 しかし、これまで楽しく執筆させていただいてきたnoteに対し、不快な印象を与えかねない状況を書くのは心苦しく、また自分自身も辛い。
 なので、ここからは、ワタクシ的に最大限の無理をして、出来るだけ柔らかい文章を心掛けて書いてみたいと思う

2.運営事務局から返信があったぞ!しかし・・・


 2月14日、noteに登録してある私のアドレス宛に一通のメールが届いた。
 差出人は「運営事務局(note)」。
 やっと届いた!
 さすがnote、X(旧Twitter)と違って対応が誠実だわ~と喜びながら開封した。

 以下は、運営事務局から届いたメールの文面である。
 無いとは思うが、私と同じように不本意なマガジンへの追加があった際に参考となるかもしれないので、事務局スタッフの個人名は伏せた上でそのまま引用させていただく。
 (なお、後述する疑問点について書かれた箇所を太字とさせていただいたが、実際に届いたメールのフォントは全て同一である。)


運営事務局 (note)
2024/2/14 17:42 JST
安部忍さま

note運営事務局の××(メールでは実名)です。
ご自身の記事が他のクリエイターのマガジンに追加されたとのことですね。

恐れ入りますが、事務局では記事をマガジンから削除するなどの操作を承っておりません。
このため、マガジンを作成されたクリエイターへと直接ご連絡いただき、削除についてご相談いただけますでしょうか?

クリエイターへのご連絡は、メッセージを送りたいクリエイターのページから「クリエイターへのお問い合わせ」よりお送りいただけます。

詳しい手順は以下のヘルプをご参照くださいませ。
クリエイターへのお問い合わせ

ご希望に沿った対応とならず恐縮なのですが、ご理解くださいますと幸いです。

最後になりますが、「報告」経由でのご連絡につきましては、基本的に返信を行っておりません
今後、報告以外のお問い合わせにつきましては、以下のヘルプページよりお知らせくださいませ。

リクエストを送信

引き続き、どうぞよろしくお願いします。


 読み終えて、正直、がっかりした。
 と同時に、疑問が湧いてきた。


3.疑問点その1 note公式マガジンって「クリエイターのマガジン」だったの?


 運営事務局からのメールでは、今回の「海外旅行 記事まとめ」を「他のクリエイターのマガジン」と表現していた。

 ここからは、たとえ「公式」と書いてはあっても、そこに収録する記事を記事を選んでいるのはあくまで特定の「クリエイター」という個人であり、noteという組織・あるいは運営事務局の方々が読んだ上で「これはこのマガジンに収録するにふさわしい投稿だ」ということではなかったという事実が伺える。
 ゆえに、今回の件も、「選んだのはクリエイターであって、noteに責任なんかないもんね!」ということだ。

 これまで「〇〇記事まとめに選んでいただきました!ありがとうございます!」と喜び、noteへのお礼的な投稿まで書いていた自分が恥ずかしくなる事実である。

 しかし、ここでひとつ疑問が浮かぶ。
 公式マガジンの記事を選ぶクリエイターを選んでるのは運営事務局ではないってことでオッケー?

 ちなみに、今回の公式マガジン「海外旅行 記事まとめ」の運営メンバー欄を見ると、お二人のクリエイターが表示される。

note公式マガジン「海外旅行 記事まとめ」の運営メンバー


 プロフィールを確認してみる。

旅行・おでかけに関する公式note」ではあっても運営事務局とは無関係らしい。

 「noteディレクター」ではあっても、運営事務局とは無関係らしい。


 運営事務局が言うのだから、正しいのだろう。
 運営事務局からのメールから判断すると、今回の海外旅行に全然関係ない東北の記事を海外旅行まとめのマガジンにぶっこむという行為は上記のお二人のクリエイターのいずれかの方が勝手にしたことであり、「noteの運営事務局の知ったこっちゃねぇよ。本人に聞け!以上!!」ということだ。


4.疑問点その2 「基本的に返信を行っておりません」なら何故今回は返信してきたの?


 とはいえ、そもそもこちらはnoteの組織がどうであろうと知ったこっちゃない。
 私は自分が一生懸命心を込めて書いた無関係のマガジンに入れられて不愉快な思いをしているだけの一般人である。ライターとしてもエッセイストとしても無名なのは自分の才能の無さ故であり、そのせいで雑な扱いをされるのは致し方ない。
 書いた文章を海外旅行まとめから外していただければそれだけでいい。
 気を取り直してメールを送ろう。せっかく送り先まで教えてくれたのだから。
 と思ったのだが、気になった一文が。

最後になりますが、「報告」経由でのご連絡につきましては、基本的に返信を行っておりません

 「基本的に」

 「返信を」

 「行っておりません。」


 ??????


基本的にしないことを今回わざわざした理由は?
何故今回は返信してきた?!?!?!
 え?
 どうして?
 ねえちょっと教えてくれませんか運営事務局さん???


 先日の私のnoteをお読みいただけたのなら、是非感想をお聞かせいただきたいところである。

 なお、前回のnoteで少々触れた「サントリー舌禍事件」とは、1988年2月28日に当時のサントリー社長であり大阪商工会議所会頭でもあった佐治敬三氏がTBS系列の報道番組において発言した東北への侮蔑発言に端を発する一連の出来事を言う。
 あまりに不快な出来事でもあるので敢えてリンクは貼らないが、ウィキペディアではより具体的に「東北熊襲発言」とのタイトルで記事にまとめられていた。興味のある方はご覧いただきたい。
過去の出来事と思われるかもしれないが、発言者が当時、発言の取り消しや謝罪を一切行わなかったこともあって、この問題は現在も尾を引いている。

実際、生まれも育ちも暮らしも宮城の我が夫は、今でもサントリーのビールを自分で買うことはない。
 もちろん、企業で働く方々には全く罪が無いと分かっているので不買運動に賛同はしない。
 さりとて不快感は消えない。
 他に選ぶ品が無ければ買うが選択肢があるのならサントリーは選ばない、というのは、心情的に仕方のないことだと思う。


5.ではメールを送ってみよう!


 ついさっき「ワタクシ的に最大限の無理をして、柔らかい文章を心掛けて書いてみたい」って書いてたくせに、めっちゃ硬くなってるよね。いつもどおりだよね。
 さぁ軌道修正っ!!
 メールを送るわよっ!!!


note旅行・おでかけ様
 はじめまして。note運営事務局の××様よりこちらにお送りするようご連絡をいただき、メールを送付させていただきます。
 2月6日に私が執筆・公開した「旬のせり鍋と寒ブリ、そして「みちのく酒紀行」さんで会津の日本酒を♪」という記事が、note旅行・おでかけ様が運営されていらっしゃいます公式マガジン「海外旅行 記事まとめ」に追加されました。
 しかし、お読みいただけばご理解いただけるかと存じますが、私の書いた当該記事には、海外旅行関連の記述は一切ございません。
 ご覧になられた方々から誤解を招くことの無いよう、マガジンからの削除をお願い致します。
 今後とも、よろしくお願い致します。

 こちらの文面で、メールを送ってみた。
 さて、返信はあるか否か。
 いや返信が無くてもマガジンから削除さえしてくれたら良いんだけど。

 これでもまだ放置するのであれば、noteは東北を日本と認めない地域差別メディアであるとの理解でよろしいのでしょうか?


 作品を生み出す側へのメディアの横暴が大きな話題となっている2024年。
 運営側がどうであれ、noteは素敵なクリエイターの方々が日々投稿している場である。

 どうか、これ以上失望させないでいただきたい。

 誠意ある対応を待ちたいと思う。



※ 2024年2月19日追記
 その後の状況をまとめました。



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