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青森県産のホタテとニンニクで元気の出る晩酌♪

 先週から、我が家にはホタテブームが到来している。

 きっかけは、先週のとあるニュース。
 宮城県の漁業の厳しい状況を伝えるニュースを目にし、その記述にイラっとしてしまったのが始まりだった。

 「宮城のホタテを絶対に買って食べるぞ!売れ残りになんかさせるものか!」

 そんな決意のもとに、我が家の家計的には高級品なので日頃あまり購入していなかったホタテを買ってきたのが先週の出来事。

 しかし、

 新鮮な旬のホタテの美味しさを知ってしまった今では、きっかけとなった不快な記事など記憶の遥か彼方へと消え去り、

「ホタテ美味ぇ!超美味ぇ!ホタテ最高!!」

と夫婦で歓喜しつつ、美味しく食べる日々を過ごしている。
 もちろん、家計に響かない範囲のお値段の品を探しながら、ではあるのだが。

 先週は宮城県産と北海道産のホタテをお刺身でいただいたが、昨夜の晩酌では、青森県産のホタテをニンニク炒めにしてみた。

 買ってきたのは、軽くボイルされた生食用の青森県産ベビーホタテ。
 そのままでも美味しいし、サラダに入れてマヨネーズで和えていただいても美味しい一品である。
 そのまま食べようかとも思ったのだが、ちょうど先週末に青森県産の立派なニンニクを買ってきたのを思い出し、昨夜は北海道産のブロッコリーとあわせてニンニク炒めにしてみた。
 温めたフライパンにサラダ油を大さじ1杯半くらい入れて、粗く刻んだニンニクを投入。ニンニクが香ばしく色づいてきたところに軽く下茹でしておいたブロッコリーとベビーホタテを入れ、軽く塩、胡椒を振り入れる。仕上げに小さじ1杯程度の中華スープの素を酒で溶いたものを回し入れれば、ホタテとブロッコリーのニンニク炒めの出来上がり。

 青森県産のベビーホタテは、稚貝とはいえその身はふっくらと厚みがある。しかも、加熱しても柔らかく、口に入れるとホタテならではの甘さと旨味が広がる。こりこりとした耳と、弾力のある貝柱との食感のコントラストが口の中で楽しい。そこに、ブロッコリーの甘さとニンニクの香ばしさが加わると、もうビールが止まらなくなる美味さ。
 北海道と青森の旬の食材タッグ。そりゃあ美味いに決まってるのだが、予想以上に美味しかった。ここまで美味しいと、自分の料理の腕が上がったんじゃないかと勘違いしそうになるが、なんせ素材が凄いんである。
 夫にも大好評だった。
 美味しい食材のおかげで夫婦円満。

昨夜の晩酌風景

 左上から時計回りに

 ・福島県産のつるむらさきのおかか和え
 ・石巻産のジャガイモと大崎のニンジン、蔵王のキュウリのポテトサラダ
 ・同じく蔵王のキュウリのからし漬け
 ・青森県産ホタテと北海道産ブロッコリーのニンニク炒め
 ・仙台・横山蒲鉾店の蒲鉾

横山蒲鉾店の「横山の笹蒲鉾」は、美味しい上に焼き色も美しくてお気に入りの一品
ビールから日本酒に移行するタイミングで追加
そのままでも美味しいのだが、柚子胡椒を合わせると日本酒が止まらなくなる
パッケージも素敵
同じく横山蒲鉾店さんのチーズ入り蒲鉾「磯こがね」
チーズの量が半端ない!美味!!
横山蒲鉾店さんの「おやつかまぼこ 彩菓(さいか)」
こちらは初めて食べた。オレンジの果肉入りでビックリ!
日本酒はもちろんワインに合いそうな美味しさ

 どれも美味しかった。
 昨夜も身近な野菜と海の幸でのおうち居酒屋で、幸せな晩酌のひとときを過ごすことが出来た。



 「食べて応援!」という言葉は、本当に良いものを作っている生産者の方々に対して失礼な気がして、あまり好きではない。
 これまでも、私はそう繰り返し書いてきた。

 美味しそうだから、買ってくる。
 美味しかったから、周囲の人にもすすめる。

 それだけで、良いと思ってきた。
 その思いは、今も変わらない。

 けれど、

 海外への販路拡大についての様々な問題や課題が報じられる昨今、こうして毎日美味しく食べること、食べて美味しかったとほかの誰かにも伝えることが、ほんの少しでも生産や流通・販売に携わる方々への励ましになるのなら、それは、とてもありがたいことだ、とも思う。


 大手マスメディアでは、日本産の食料品の海外への輸出について、特定の国に関連するネガティブな情報ばかりが報じられている印象がある。
 しかし、EUでは、東日本大震災以降続いていた日本産食品への輸入規制が、この8月3日から全廃されている。
 検査不要・地域にも一切の制限を設けない「全廃」である。

 日本産の食品等に対して、輸入停止を含む制限を続けているのは、2023年8月現在では、たったの5か国しかない。
 しかも、この輸入停止措置を続けている国々からも多くの観光客が来日しており、美味しい日本食や日本各地の美味しい海の幸あるいは山の幸の数々を味わい楽しんでくれている現状があるのは、言うまでも無い。
 (特定の国への批判の度が過ぎて、日本を好きで来てくれている外国人観光客や留学生にまで怒りや差別をぶつけようとする人には私は賛同しません。)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/saigai/anzen.html


 正しい情報は、世界中にきちんと伝わっている。
 正しく理解している人のほうが、世界中で、圧倒的に多い。


 私はこれからも、地元を中心に、全国各地の美味しいものについて書いてこうと思う。

 食べることで、自分自身が元気になる。
 それを伝えることが、生産者の方々の元気にもなる。
 そんな日々を過ごせているのは、とても嬉しくて幸せなことだ。

 私は、美味しく食べて、幸せに暮らそうと思う。

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