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「もしもハドラーが社長だったら?」を全力考察してみたら、最初と最後のキャラが違いすぎてライザップの広告モデルかよ!ってツッコミを入れたくなるレベルだった件。

【もし社長シリーズ 第7弾】
『DRAGON QUEST -ダイの大冒険- ・ ハドラー』

個人的には漫画史上でベスト3に入るくらいだ大好きなキャラクターであるハドラー先生。単行本は当然全巻持っており、何回見直したか分からない!彼の理念を軸にした仲間・組織創りが死ぬほど参考になるから、ぜひご覧くださいませ!

第1弾:フリーザ
第2弾:碇ゲンドウ
第3弾:リヴァイ兵長
第4弾:安西先生
第5弾:煉獄 杏寿郎
第6弾:飛影 もみてね!
https://singerly.co.jp/blog/

もしも『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のハドラーが社長(CEO)だったら。どのようなマネジメントスタイル、コミュニケーションを用いて組織統制していくのか?が気になったので全力で考察してみた。

・物語の要約


『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』は、かつて魔王ハドラーを倒した勇者とその仲間たちの後、平和が訪れた世界が再び魔王の脅威に直面する。新たな勇者として選ばれた少年ダイが、ポップやマァムたちと共に冒険を繰り広げ、再び世界を救うために戦う物語です。ドラクエシリーズを起点に独自ストーリーが展開され、個性的なキャラやオリジナの魔法や技が繰り広げられ、ワクワクが止まらない名作となります。

・代表的な名シーン


同作にはお涙頂戴の感動シーンもたくさん。魔王ハドラーとダイ、その父であるバランとの戦いのシーン。ダイが重傷を負いながらも父バランと共にハドラーと戦おうとする姿を見て、バランはラリホーマ(催眠術)を使ってダイを強制的に眠らせます。バランは自身が犠牲になる覚悟を決め、ダイの寝顔を見て過去の家族の思い出を巡らせます。戦士として絶大な戦闘力を持つ竜騎士、一方で家族には不器用で足手纏いな父バランが、最も父親らしい姿を見せた感動的なシーン。『相変わらず…寝かしつけるのが下手だな…』この名台詞に涙を流した読者もたくさんいただろう。

・ハドラーのキャラクター


同作のダークヒーローで、魔王軍の指導者です。かつて勇者アバンに倒されたが、大魔王バーンによって復活。冷酷で野心的な性格でありながら、戦士としての誇りと忠誠心を持つ。作品を通じて『凶悪な魔王』から『誇り高きリーダー』にキャラクターが大きく変わり成長して行く姿はファンを魅了しました。必殺技の『ベギラゴン』『超魔爆炎覇』は最高!

・マネジメント/コミュニケーション/組織統制スタイル


ハドラーは作品初期と後期でキャラクターは大きく変わります。初期は暴力、強制、威圧、マイクロマネジメントで悪代官の極み。今回は後期ハドラーで検討してみましょう!初期と真逆なマネジメントです!

①忠誠心:強い絆を築き、それによって忠誠心を得る(親衛騎団のヒムの忠誠心ったらエグい)
②誇り:自ら最前線に立ち、戦士としての誇りを示す(最後列から口だけ出すリーダーではない)
③尊敬と信頼:恐怖による統制から、信頼と尊敬による統制へとシフト(とにかく目が優しいのよ)
④共感と尊重:部下の意見を尊重し、共感を示しながら指導する(頭ごなしの否定がなくなった)・代表的なシーン

・代表的なシーン

また彼の思想・理念が素晴らしいチーム創りに生かされている代表的なシーンを見てみましょう!
(ダイとの最終決戦・真竜の戦い)

『おまえたちの忠誠に・・・この一太刀で答える!!!!』
この名言がいかに彼の組織ビルディングの素晴らしさを表しているか。

物語の舞台は最終局面でのダイとハドラーの最終決戦。すでにハドラー親衛騎団はダイの仲間との戦いに敗れ、残すはダイとハドラーの一騎打ちとなった。ダイの必殺技『アバンストラッシュX』や『ギガストラッシュ』などの強烈な一撃で、ダイはハドラーを打ち破る!こととなるのだが、戦闘開始前のハドラーのセリフがお涙頂戴満載で、もう最高すぎるのです!
親衛騎団が敗れたことを知ったハドラーは・・・

『・・・全員・・・敗れたか・・・!親衛騎団!!ヒム!アルビナス!シグマ!よくやってくれた。
・・・思えば魔王軍六大団長は最強のメンバーだった。
だが、ダイたちに勝つことはできなかった・・・。
指揮官であるオレの心に野望と保身以外の感情がなかったからだ・・・!
おまえたちが一致団結して生命をかけてくれたことが
このオレが高みに立てた何よりの証に思えてならん。
最後の最後で・・・オレは部下に恵まれた・・・!!
さぁ いくぞっ!!!
おまえたちの忠誠に・・・この一太刀で答える!!!!』

もう、最高すぎるよハドラーさん、いや、ハドラー社長!!!最初は鼻水垂らして卑怯なことオンパレードなバカ魔王だったのに、主人公クラス以上に仲間を想い、慕い、そして成長し。めちゃちゃ付いて行きたくなる上司になってるやないか!

・理念がもたらす組織エンゲージメントの凄さ


なぜ最初は鼻水タレ魔王だったハドラーがここまで成長し、組織を束ねることが出来たのか。
そもそもハドラー親衛騎団のメンバーは、ハドラーの思想や精神の影響を受けて生まれた存在です。
つまりは理念を具現化して出来た仲間なのです。思想や価値観などがシンクロしていることで、大前提としてとてつもないエンゲージメントが発生しています。ある意味自分そのもの。しかし、理念だけがシンクロしていれば強い組織、エンゲージメントが生まれる訳ではありません。そこに必要なのは『言行一致』理念を体現していること。口だけでは誰も付いて行きません。ハドラーは親衛騎団を生み出した後も、その思想を体現するべくリーダーシップを発揮しています。だからこそ、部下である親衛騎団たちからの絶大な支持を集め、死を厭わないチームにしているのである。理念が大事、理念との仲間とのシンクロが大事、そして言行一致が超大事ってことです。

・ミッション・ビジョン・バリュー


では最後にハドラーの思想をミッション・ビジョン・バリューで表現するとどうなるでしょうか。

ミッション(Mission)
師の決着
※アバン、並びにアバンの使徒

ビジョン(Vision)
生きるか死ぬか

バリュー(Values)
生命乃絆
地獄炎心
超魔生物的進化

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