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経営理念って何やねん!

初めまして!Singerly株式会社・代表の奥田(まーたん)と申します。この度はお忙しい中、noteをご覧頂きまして有難う御座います。当社は経営理念(MVV)を軸に組織コンサルティングや戦略構築を支援するベンチャー企業です。このnoteではビジネス戦闘力が上がるコンテンツやインサイト(気づき)発信していきます。ぜひ、宜しくお願い致します!
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経営理念ってなんやねん!

今回のメインタイトルです。いろんな方とお話する中で、その本質を理解されている方が非常に少ないなという印象です。
経営理念と言えば社訓、社是、理念、行動指針、パーパス、ミッション、ビジョン、バリューなど様々な言葉で表現がされます。まーややこしい。一つにして!って言いたくなりますよね。また最近では『パーパス経営』って言葉が書店には並んでおり、また新しいのが出てきたよ!ってツッコミたくなる気持ちは分かります。その中でも当社ではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)に統一して表現をしています。結局コレが一番分かりやすい!
「経営理念=MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」とお考え下さい。

MVVって何ぞや!

『おーーい!MVVって何やねん!』っと言うツッコミが聞こえてきます!w
みなさん、安心して下さい。そんなに難しい話ではありません。まずはそれぞれの言葉の意味を”山登り”に例えて理解してみましょう!

<問い>
目指すべき頂上が示されない中で山登りが出来ますか?
⇨出来る訳ないやんか!どこに行くのか?何を準備すべきか?全くもって分かりましぇん!ですよね?!

■ミッション:存在意義・使命
なぜ我々は突き動かされるのか?の『Why』に応えるもの。
山登りで言えば向かうべき指針となる羅針盤(コンパス)です。
羅針盤は常に同じ方向を示し絶対にブレません。このブレない軸がミッション。逆にミッションがないと意思決定がブレブレになります。

■ビジョン:あるべき姿
どこに我々は向かうのか?の『Where』に応えるもの。
またその到達点で見える景色を表現したもの(一枚の写真や絵のイメージ)
この”景色”ってのが非常に重要なポイントです。
ビジョンはテキストではなく景色です。一枚の写真や絵で表現出来なければそれはビジョンではありません。コレめっちゃ大事!

■バリュー:譲れない価値観
何を譲れない価値とするのか?の『What』に応えるもの。ポイントは”大切な価値”ではなく”譲れない価値”としている点。大切な価値とすると「足し算」になります。譲れない価値というのは厳選に厳選を重ね削ぎ落とした価値、つまり「引き算」です。山登りで言えば、絶対に欠かすことの出来ない道具・武器です。山登りにはいろんな道具をあれやこれやと持っていけないですよね。

■ストラテジー/タクティクス(戦略/戦術)
戦略はどのように登るのか?の『How』に応えるもの。
戦術は具体的にどう実行するのか?の『To do』に応えるもの。
※戦略と戦術に関してはまた機会があれば説明しますね。

世の多くの経営者はビジョンを示さない!

全然伸びてないやんけ!ってのはお許し下さい!大体滑ってますw
このツイートでも表現したように、例えば面接の場面。ビジョンが乏しい経営者は『とりあえず目的地は決まってないけど、山登り行こや!人足りてないねん!』って誘ってくるのと同じレベルなんです。皆さんはそれでも『よっしゃ!付いていくぜ!』ってなりますか?これがビジネス上のいろんな場面で起きており、それでも付いていく人が多くいます。めっちゃ不思議やなーって思います。私なら絶対ついていけへんわ!って思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?!ビジョンは景色です。ビジョナリーな経営者はビジョンを相手の脳裏に景色として焼き付けることが得意なのです。

ミッションがないと意思決定がブレブレになる!

次にミッション。ミッションは『Why』のなぜに応える羅針盤(コンパス)。きちんと定まっていないとあらゆる意思決定がブレブレになります。グルグル回るコンパスで目的地にはたどり着けないし役に立たないですよね?そしてミッションが定まっていない組織の意思決定あるあると言えば、上位役職者の好き嫌いや良し悪しで意思決定をすること。これはめちゃくちゃ危険なんです。なぜか?再現性が無く、その時の気分で意思決定が大きく変わる可能性があるから。また現場からのイノベーティブな意見が取り入れられなくなり、現場は主体的に思考する習慣がなくなります。脳死状態へ。
そんな組織がイノベーションを起こせるでしょうか?

バリューには2種類の価値観がある

さて、最後のバリュー。バリューには2種類の価値観があります。
①普遍バリュー
②不足バリュー
ビジョンを達成するのにすでに組織として保有していて、かつ普遍的に譲れない価値観として規定すべき価値観が「普遍バリュー」。ビジョンを達成するのにまだ不足しているが、譲れない価値観として規定すべき価値観が「不足バリュー」となります。組織のバリューにはこの双方が必要となります。なぜならビジョンはまだ到達出来ていない未来のあるべき姿であり、現状との乖離である課題は必ず存在するからです。この不足バリューを獲得していくこともまた重要となります。不足バリューが設定されていないMVVも多いのもまた事実です。

MVV(経営理念)は奥が深い!

さて、MVVについてツラツラ書いてきましたが、MVV(経営理念)は単なる言葉の羅列ではなく非常に奥が深いのです。世の中を見渡せば、MVVを策定している企業は増えてきています。1996年にスターバックスジャパンが日本に上陸してから、ミッション経営という言葉が徐々に広がるキッカケになったように思います。しかし、MVVを単に策定して掲げるだけに留まる会社が多く、ありきたりな言葉の羅列で終わらせているケースが非常に多いです。コレからの時代は「何をやっているか?」の事業での差別化が非常に難しくなる時代。どこもかしこも似たような競合がいますよね?それ以上に「誰とやるのか?」の文化や価値観での差別化が求められます。それらの文化や価値観を凝縮した「引き算」で、かつ個性的に表現したMVVが無ければ、誰の共感も得られずに仲間を獲得することは出来ません。これからは「事業戦略」ではなく「文化戦略」の時代ではないでしょうか。文化ファーストで戦う時代がそこに来ているのです!MVV(経営理念)でお困りなことがあればお気軽に相談下さい。少しでもお役に立てたなら「いいね」「フォロー」もぜひお願いします!最後まで有難う御座いました!

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