「もしもエドワード・ニューゲート（白ひげ）が社長だったら？」を全力考察してみたら、稀代の暴君と思って恐れ慄いていたら、実際はマザーテレサ顔負けのLove ＆ Peaceの聖人だったことに気づいた！

【もし社長シリーズ　第10弾】

『ワンピース　エドワード・ニューゲート（白ひげ）』

記念すべき10回目となります
二桁記念に選んだのは日本が世界に誇る現役最強漫画・ワンピース。どのキャラを選ぼうか悩みに悩んだ結果、熱くてアツくてたまらない！ 初登場のシーンでは全身点滴打ってるのに、大樽の酒飲んでるって、昭和の大スター勝新太郎が退院後の記者会見で医者にタバコとビールを禁止されているのに、タバコを吸い出してビールはオレンジジュースみたいに美味いんだよ！ってボケまくるシーン以来やないかい！！ 最強の海賊、白ひげ。改めて彼のマネジメントスタイルを紐解くと面白いの何の！ぜひご覧くださいませ！

第１弾：フリーザ
第２弾：碇ゲンドウ
第３弾：リヴァイ兵長
第４弾：安西先生
第５弾：煉獄 杏寿郎
第６弾：飛影
第７弾：ハドラー
第８弾：王騎将軍
第９弾：志々雄 真実 もみてね！

もしも『ワンピース』の白髭（エドワード・ニューゲート）が社長（CEO）だったら。どのようなマネジメントスタイル、コミュニケーションを用いて組織統制していくのか？が気になったので全力で考察してみた。

・物語の要約

『ONE PIECE』は、海賊王を目指す少年モンキー・D・ルフィが、仲間と共に「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求めて大海原を冒険する物語。ゴムゴムの実を食べてゴム人間となったルフィは、個性豊かな仲間たちと共に、強敵との戦いや世界の謎に挑みます。友情や夢をテーマにしたストーリーと、多彩でユニークなキャラクター、そして物語が進むにつれて明らかになる伏線回収も本作品の魅力です。 あとは・・・カラオケで必ず毎回歌うオープミング曲『ウィーアー』の冒頭。 ゴール・D・ロジャーの『俺の財宝か? 欲しけりゃくれてやる。探せ! この世の全てを そこに置いてきた!)』は大好きすぎて生涯100回以上は歌っている！

・名シーン/名言

同作には感動の名シーンや名言が多数出てきますが、 個人的に一番好きなシーンは単行本8巻68話の『4人目』のシーン。 「オーナーゼフ！！！・・・・・・長い間！！！ くそお世話になりました！この御恩は一生・・・！！！　忘れません！！！！」 サンジがゼフに別れを告げるシーン。かつて生死を共にした二人。これまで憎まれ口を叩き合っていた二人だが、別れ際に本心を露わにします。去り際にゼフの「カゼひくなよ」という言葉に耐えきれず、サンジが涙ながらに叫ぶ場面は、海上レストランの仲間たちも涙を流し、賑やかな門出となりました。 直前に『積年の恨み！』と襲いかかるも返り討ちにされるパティとカルネも最高。 単行本が涙で濡れた読者もいただろうほどに感動する名シーンです。

・キャラクターの説明

エドワード・ニューゲート（白ひげ）は「世界最強の男」と称された海賊で四皇。乗組員を「息子」と呼ぶ家族主義。三日月型の白いひげと身長666cmの巨体が特徴的。覇気は覇王色、武装色、見聞色を備え、「グラグラの実」は世界を震わせる化け物能力。誇り高き海賊であり、伝説のゴール・D・ロジャーとも互角に渡り合いました。その強烈なカリスマ性は多くの部下から尊敬され、懸賞金は50億4600万ベリー。

・マネジメント/コミュニケーション/組織統制スタイル

①家族主義：元々孤児で『家族』にはひとかたならぬ思いがある。乗組員を「息子」と呼び、家族のように大切にする。宿敵の息子であるエースですらも同様に息子と呼ぶ。
②愛されるカリスマ：圧倒的な戦闘力とカリスマ性は見せつつも、お茶目な発言で愛されるキャラへ。 初登場シーンのセリフが「ハナったれとは話したくねェよアホンダラ」w
③権限委譲：傘下含め50隻近い船団を統率するものの、各船の船長たちが自律的に行動することを認める。

・代表的なシーン

彼が仲間を『家族』と慕い続けることで爆上がりする組織エンゲージメントの事例を見てみよう。 （マリンフォード頂上戦争篇）
マリンフォード頂上戦争とは、海軍本部と白ひげ海賊団との壮絶な戦い。”息子”であるエースの処刑を阻止するために、白ひげ率いる海賊団が海軍本部に総攻撃を仕掛けます。
「ずいぶん長く旅をした……決着をつけようぜ…海軍!!!」
白ひげの“海震”による大津波で戦いが開始。 戦争は多くの犠牲者を出し、エースは一旦救出されるものの、最終的には赤犬によって命を落とします。 エースの死、スクアードを騙す海軍、ルフィーの交戦、裏切り者のティーチ、ごった返す戦場。 いよいよ劣勢の白髭海賊団。そこで白ひげは部下たちの退路を築き、自らも出撃して先陣に立つ。
まさに殿！（当社の社名であるシンガリ！）
その姿に仲間達は大いに鼓舞された。スクアードに刺された胸の傷、老齢と持病による体調悪化、 海軍の総攻撃、いつ死んでもおかしくない状況でも決して倒れることなく、曲者揃いの海軍を薙ぎ倒し、三大将と互角に渡り合う立ち回りを繰り広げる。
そして・・・
「お前達には全てを貰った」　「感謝している さらばだ息子達…………!!」
『ウオオオオオオオオォォォォォォォォォ！！！！！』
まさに海賊といえど聖人。愛と平和の象徴。 Mr. Love & Peace

・もしCEOだったらどんな経営スタンスか？

従業員を「家族」として扱い、信頼と尊敬を基盤にしたマネジメントを行うだろう。 各部門のリーダーに自律的な裁量を与えながらも、強い統率力で全体をまとめる。 一方で圧倒的なカリスマ性で従業員の士気を高め、共通の目標に向かって団結させる。 経営スタンスとしては『全員リーダー経営』に近いだろう。例えばサイバーエージェント社は創業まもなくは藤田晋氏の強烈なカリスマ性によるカリスマ経営を行ってきたが、最近の同社は優秀な新卒プロパー社員を筆頭としたグループ経営となり、全員がリーダーとなって経営をしているスタンスに変わってきている。 白ひげはまさに最近のサイバーエージェント社の経営スタンスに近いと感じます。またマネジメントが機能する適切な業界で言えば、家族の絆を重視するテーマパークやリゾート経営などは適任ではないかと思います。

・ミッション・ビジョン・バリュー

では最後に白ひげの思想をミッション・ビジョン・バリューで表現するとどうなるでしょうか。

（Mission）
永遠の航海 ビジョン
（Vision）
Love & Peace バリュー
（Value）
仲間殺しはタブー
お前の酒を持って来い
金より家族

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