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BRIT POPの思い出話

若い頃の自分は、とにかく洋画が好きだったんですよね。
で、当時はハリウッドのヒット作品をよく観てて、そのサントラや主題歌を聴いていたので、洋楽に関してはアメリカのロックをよく聴く方だったんですが、
当時20歳そこそこの自分にとって、物凄い衝撃だったのが、U2の「アクトン・ベイビー」で。

初めてその音に触れた時は、言葉に出来ない位のエモーションを感じたし、今でも忘れられない位の感動があったんですよね。
「ヨシュア・トゥリー」を初めて聴いた時も、「Where The Streets Have No Name」の壮大さ、疾走感、素晴らしい楽曲の展開に感動して、U2は本当に大好きなバンドになりました。

U2はアイルランドのバンドなので、UKロックとは違うのかも知れないですが、U2の持つ叙情的な雰囲気を持ったバンドを探している中で、RADIOHEADや、SUEDEを聴くようになったので、自分のUKロックへの入り口となったのは、やっぱりU2の存在が大きかったんじゃないかなぁと感じています。

当時の僕は、レンタルビデオ店でアルバイトしていて、そこは本当に、映画好きや音楽好きなスタッフが集まってて、ちょっとしたサークルみたいなノリが、本当に楽しくて、そんな繋がりの中で、
毎月1回位のペースで、先輩たちと京都に行って、タワレコやバージン・メガストアを回るっていう、レコード・ツアーをやってたんですよね。

で、そこでよく、注目のUKバンドのEPを買うようになって、そんな中でoasisを知って。
特にoasisはB面曲の出来がいつも凄く良かったので、初期のEPは毎回、リリースされる毎に買ってました。
そして、決定的っていうくらいの作品になったのが、oasisの「Some Might Say」で、ここから、傑作「Morning Glory」がリリースされて、何度も繰り返し聴き込むような愛聴盤になっていった所で、自分の趣向が、ハッキリとUKロックなんだと定まったという、そんな感じですかね。

そして、もう一つ、自分にとって重要なバンドだったのがRADIOHEAD。
これは、「The Bends」の投稿でも書きましたが、彼らはポストU2として紹介されていた事があったのをきっかけに、聴き始めたんですが、3rdアルバムの「OK Computer」が、本当に超・衝撃的にカッコ良くて、聴いた瞬間、震えが止まらない位の興奮した経験がありましたね。
そのあたりのエピソードは、またアルバムの投稿の時に書こうかなぁと思っています。

後は、まぁやっぱり雑誌、rockin’onですね。
初めて買ったのは、STONE ROSESが「Second Coming」をリリースするという事で、表紙になった時のヤツだったと思います。
以降、ロッキンオンは、10年位、毎号買ってましたねぇ。
で、やっぱりクロスレビューでポイントの高い作品や、プッシュされている新作なんかは、わりと買って聴いてました。
当時はインターネットも無かったし、雑誌っていうのは、自分にとっては貴重な情報源だったし、なので、よく言われる”ロキノン信者”だったなぁと思います。

自分はまぁ、なんというか天邪鬼なトコが結構あったりするし、なんかちょっと屈折したような物の見方をしたりとか、そういう部分が少なからずあったりするので、
わりとストレートでガッツリ迫ってくるアメリカン・ロックのスタイルより、
ちょっとシニカルで、捻りのあるUK ロックの方が、性にあってたんだろあなぁと思います。

そんな風にして、UKロックを聴くようになっていって、そこからしっかりとビートルズやストーンズをはじめとしたルーツも辿って行ったし、今でも好きなアーティストの新作は楽しみだし、旧作も愛聴しているし、自分の人生において、ひとつの楽しみとして続いているのは、とても嬉しい事だなぁと、
そんな事を改めて思い返しながら、今回Instagramにアルバムの感想を書いたという、そんな感じです。

また、これからも幾つかのアルバムについて、当時の思い出なんかも含めて、
色々書いて行こうと思いますので、良かったらまた読んで貰えると嬉しいです。

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