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「#キリエのうたの感想たち」のなかの恐らくはしっこにいるであろう感想と呼んでいいかどうかわからないスト担丸出しの殴り書き


キリエのうた、観ました。
約3時間どっぷり岩井監督の世界に浸かってきました。
今頃になって申し訳ない感あるけど感想をしたためましたので…
すんませんわたし遅筆人間なので…

なんでも、ロケ地に仙台やら石巻やらが出てくるそうで。


……
………
もう、行っちゃお〜!!!!!!
ってなって、イオンシネマ石巻まで馳せ参じましたわよ。

んで、もうネタバレ全開でいきますので。
でないと感想書けないやこれは…

の前に、3時間ぶっ通しで映画を観るってトイレ行きたくなりかねない…と思っていましたが、以前誰かがTwitter(いまXか)で「ポップコーンを食べるとトイレ行きたくなるのが抑えられるよ」と言っていたので頑張って食べながら観てたらなんとかなりました。
あとドリンクセットにしたけど飲み物はちびちびで、終わる頃に一気に…ってかんじで。
あくまでわたしの場合はですが。

ではいきます。
つっても先に言っておくとスト担全開の感想しか書けなかったですごめんなさい。
あとはちゃめちゃに順不同です。
思いついたこと片っ端から書き殴っております、ってそれはいつもか…

まずねーーーーーー、

わたし「希さあ…」

って言わせてほしいw
まず!まずね!
東北住みそして「あの日」がずっと自分の中にある系スト担(なんだそりゃ)としては…

いや演者と役を混同してはいけないと常々思ってるんですよ?
思ってるんですけど……
この夏彦という人物、北斗が演じているからなのかもしれないけれど、彼が報われてほしくて仕方なかった。
あのあと夏彦はどうなったのかな…

ここに来て記事を読んでくれる方(ありがとうございます不定期更新のこんな僻地まで来ていただいてスキまでしてくださる方もいらっしゃって本当にありがとうございます楽しんでいただけたら幸甚です😭)はだいたい把握していらっしゃるかと思うのですが、わたしが松村北斗という人を役者として初めて認識したのがカムカムエヴリバディで、雉真稔という役を生きてくれたので、わたしは架空の人物にもかかわらず恋に落ち、しかし稔さんは無念にも戦死という最期を迎えてしまい…
でもどこかに救いがあってほしかった。
だから…(あっこれ以上書くとカムカムの話になってしまうのでやめときますね)
だから松村さんの演じる…いやなんか「演じる」じゃなくて「松村さんが生きる」って言いたいな…その役には何かしら救いというか報われるところがあってほしいって思ってしまう。

なので、夏彦に関しては…
とにかくもう
「ゆるしてくれ」
っていう言葉が、映画が終わっても耳に残ってて…
目の前にいるのは路花だと頭ではわかっていながらも、その顔をまじまじと見たらずっと探していた大切な人に瓜二つで、まるでその人が妹の姿を借りて自分に会いに来たように思えて、思わず口を突いて出た言葉のように思えて……
あの場面が一番泣けた。
でもなっちゃんはなんにも悪いことしてないじゃん。゚(゚´ω`゚)゚。
ずっとずっと高いところに逃げろって言ってくれてたじゃん。゚(゚´ω`゚)゚。
電話切るなって言ってたじゃん。゚(゚´ω`゚)゚。(まずもって地震起きた後でも繋がったのが奇跡、うち全然ダメだった、メールはいけたけど)
謝らなくていいんだよ。゚(゚´ω`゚)゚。
って彼の広い背中をさすってあげたかった…
あっ、そんなつもりないなら避妊はちゃんとしましょう。()
あのまま医学部入ってたら死ぬほど勉強しないといけないから子育てとかできる余裕なんてきっとないし、下手したら勘当されてたんじゃなかろか…たぶん父親も医者っぽかったよね?って進学しなかった時点で勘当されちゃったかな…って感じだけど…

で、冒頭の「希さあ…」って思った理由の話。
「あのとき」、希にはちゃんと逃げてほしかった。
自分自身とお腹の子に命の危険が迫っていたのに…って。
あなたさっきでかい地震に襲われて、怖いって思ったんじゃないの、あなたが逃げる事はあなたと夏彦さんとの大事な子を守ることになるんだから!その子を守れるのはあなただけなんだから!路花も大事だけどお母さんに任せて!お願いだから逃げてよ!!!
って、叫びたかった。
希自身はそんな大袈裟な、大したことないでしょって思ったのかなあ…
実際に、逃げるどころかどんなもんか見に行く人もいたって聞いたし。(ただし噂レベル、本当のところはわからない)
あのとき逃げきれなかったひとたちがそれぞれ何を考えていたのか、わたしにはわからないけれど。
でも残された人たちが「助けられなかった」なんて罪悪感を抱えたまま生きる必要なんて絶対にない。
他人事だからそんなこと言えるんだろって思う人もいるかもしれないけど、たとえ最後にどんな別れかたをしていたって、あのとき起きたことは誰も悪くないんだから。
ってわたしは思う。
それはすずめの戸締まりも観てるからなのかな。
でもあとから考えたら、確か夏彦って希に電話したのめちゃくちゃ久しぶりな感じだったよね?
だから不安だったのかな。
夏彦がどんな家庭なのか考えたら、彼の両親に反対されて堕ろせって言われたのかなとか、そもそも連絡取るなって言われてたのかなとか、幾らでも悪い方に考えてしまうよね。わたしなら考えちゃう…
だから、ちゃんと確かめたかったのかな。
それがたまたま、あのときと重なってしまったのかな。
だから電話を切る前に「ずっと一緒だよね」って言ったのかな。
でもそんなの哀しすぎるよ。

それとは別の意味?で哀しくて恐ろしかったのは、キリエが身ごもったときに親戚?ご近所の人達?と一緒に「この子たちに神のご加護がありますように」みたいにみんなで祈ってたとき…
こんなにみんなで祈っておきながら、そのあとあんなことが起きるってこのひとたちは知らないんだ…というかそういう祈りさえあの巨大な波は攫ってしまうんだな、って思ってものすごい恐怖に襲われてた。
だから、人間っていうちっぽけな存在にはどうにもできないことって、本当はいっぱいあるんだから…
人間だけが言葉を話せていろんな道具も使えるから全知全能、みたいに考える人もいるのかもしれないけど、本当に全知全能なら、今の環境問題やらなんやらもとっくにどうにかなってるはずだし。
災害が起きても、犠牲者が出ないような街づくりができてておかしくなかったはずだし…
って思っちゃうな。

なんか話ずれた。

終盤の、路花の
「みんな(海に)いる気がします」
って言葉はなんというか救いというか、わたしは言葉にできないけど、そんな感じのような気がした…

それにしても本当にアイナちゃんの歌声は素晴らしい!
シングネクストステージのとき、歌声はもちろんお芝居もめっちゃ上手だなって思ってたけど!
それに加えてソングライティングまでできるなんて!!!
新人賞も獲るわけだよ(おめでとう!!!)
まともに声を出して話そうとすると過呼吸みたいになって泣き叫んでしまう、そんな路花の…Kyrieのうたはきっと慟哭であり、祈りなんだと思う。
歌のうまい人は沢山いるけれど、この映画は彼女の歌声がなければ成立しなかったんだろうな。
最後、いやこれから、路花はどこに向かって歩いていくんだろうな…

広瀬すずちゃんもほんと良くて。
まずもってあの水色とかピンクとかの髪色が似合う日本人いるんだ…ってなった、めちゃくちゃ色白でうらやましすぎた…
いや見た目の話だけじゃなくて、喋り方とか…めっちゃかわいい見た目でめっちゃかわいい喋り方がどはまりしてた。その辺はまらないと無理してる人みたいになるから…
それでもイッコとして生きる真緒理の生活には無理があって、っていうところの絶妙なバランスが必要な一本の綱の上を上手に渡れていたと思う。
2人で海に行って路花の歌を横で聴きながら、流れてくる涙を肩で無造作に拭う仕草が良すぎた。
あー岩井監督ってこういうのを撮りたいのかなって思った。
いやわかんないけど。
とにかくすずちゃんってドラマより映画で輝く役者さんな気がする(個人の感想ですのでお気を悪くされてしまったらごめんなさい、なんかなんて言えばいいかわかんなかったけど他の映画で観た時もめっちゃ良かったんだよ、わたしは映画で彼女を観たい)。
まあわたしドラマってほとんど観る習慣ないんですけど…(なのでカムカムを観ていたのはある意味運命的なのかもなぁ)

しかしですね…
正直ちょっとツッコミ入れたいことがありまして…
「あの日」の描写、わたしの記憶ではそういう感じじゃなかったけどなあって思っ…た……なんとなく詳しくは言わないけど。
てかトラックに乗って行っちゃったって、そのあと学校の先生方はめちゃくちゃ探したと思うよ………
んで「歌うことでしか自らを表現できない」という設定であるならば、ダンスシーンは入れてはいけなかったのでは…いやアイナちゃんのダンスそのものは本当に素晴らしかったんだよ!綺麗だった。だからこそ「歌しか歌えません」なんてことないじゃん、こんなに踊れるならそっちでも活躍できるじゃん…って頭をよぎっちゃったのが惜しいなぁって…

あと、ナミダメさんに襲われかけるところ観ててきつかった…
本当にごめんなさいだけど
「おいこのシーンに時間割くならほくちゃんのサービスショットをもう少し時間取ってください!!!!!!」
って思わず心の中で叫んでしまった。スト担なので(言い訳)
実は「好きだよ」って囁きもずっと耳に残ってるので…ほくちゃんの優しくて甘い囁き声…たまらん…(スト担的感想)

あとあと…超個人的?な話になっちゃうけど、終盤に出てきた警官のうち向かって左のかたがカメラを止めるな!に出てきた細井学さんで
「お酒持ってきてー!!あの人にお酒を飲ませたらそれどころじゃなくなるから!!」
とかわけわからんこと考えてしまったw

そういえば西公園もロケ地で使われたって言ってたけど出てこなかったな。ひょっとしてディレクターズカットみたいなやつに収録されるやつなの…?
とか考えてた。

で、終わって外に出たら撮影で使ってた衣装たちに出くわすw

観る前は気付かなかった🫣


うおおおお?!?!!?!ってなりましてw(なぜかすっかり頭から抜けてた)
オタクだから撮りましたよ…
ほくちゃんの!!!着用した!!!おようふく!!!!!!
ってなってピャーってなってた…(ピャーとは)
着用した跡らしきシワすら愛おしい…(わたしには自分が気持ち悪いオタクだという自覚があります)
カムカムのときにも衣装展示あったらしいけど岡山だから遠くて断念したし…ホリックの時もあったんだっけ?(行かないやつは記憶が定かではない)
夏彦に呼ばれちゃったかな(๑>؂•̀๑)テヘペロ(調子に乗るな)

でね!!!

イオンシネマ石巻限定だったのかどうかわかんないけど、時間が来て「ご入場ください」って言われて中に入ってたらシアターの目の前に場面写真とかロケ地の写真とか色々あって、その中に『公開記念キーワードラリーキャンペーン』ってのがあって。
えっ知らなかった🤯
って思って…もっと早く知ってたら上映前にやってたのに!!!って。
でも終わってからがんばって巡ったよ。場所はちゃんと書いてあるから大丈夫だったけど1箇所だけすぐに見つからなくて焦った…
んでスタッフさんにキーワードを伝えて、オリジナルのステッカーをゲット。
結構在庫あったみたいだった(スタッフさんの手元に沢山…)から、やっぱりキャンペーンのポスターかなんかをイオンシネマの入口とかにどーんと出しといてくれてたらな〜って思った。
チェックポイント(?)に一応内容書いてあったけど、こういうのやってますよ〜みたいなのをもっと目立つ感じで出しといてくれてたら…わたしのようにいろいろ見逃したり頭から抜けてたりする人間もいるからね()

で、無事にステッカー貰えました。
見たい人は…石巻で僕と握手しようぜ(は?)
ロケ地巡り、ちゃんとロケ地公開されてますしそのうち巡ってみてはいかがでしょうか(小声)

ていうかロケ地に矢本駅ィィィ!!!!!!
中に入ったことないんですけど_| ̄|○
外観なら見たことあるんですよ。
車社会なのでねっていう言い訳…
ほくちゃんお外も見たかなぁ。゚(゚´ω`゚)゚。
だから今度こっちに来るときは絶対に矢本駅(構内な!!!)と日和山公園行くんだ…(フラグみたいになってるけど)

それから、夏彦と風美が一緒のシーンのとき「きっと憧れの役者さんだよね〜、よかったね」って思ってた。
黒木華ちゃんも素晴らしい演技するからね!!!
って思ってたら、リップヴァンウィンクルの花嫁を観て岩井監督作品に憧れてたのね…やべ…わたし気になってたけどまだ観てないや…早く観なくては…

あとね
こんなツイ…いやポストか

を見る限り
「夏彦はどうなったかな」
って考えてしまうのは狙ったことなのかもな。
今でも思うもん、少しだけでもいいから夏彦が笑ってるところが見たい、って。

とりとめなさすぎるけど、そんな感じです。


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