見出し画像

陰キャ社会人、職場のイベントに苦戦する

高校を卒業して社会人になった。
やっと大嫌いな学校に行かなくていい。
文化祭も、体育祭も、修学旅行も、行かなくていい。

入社して2年。
現在、コロナ規制も緩くなった。
悪夢の始まりである。

新入社員歓迎会という名のおじさんの飲み会。
忘年会という名のさらに忘れたい出来事が増えるだけの会。

仕事だけやっていれば、何とかなる社会ではなかった。

夏の第一関門「納涼会」

納涼もない、ただ暑いだけだ。
会社の敷地内の外でやる。

何が納涼だバカ。
家のクーラーで納涼させろバカ。

しかも、簡単に帰りますと言えない理由がある。

就業時間内にソレを行う

つまり、参加しないと欠勤扱い。
とんだ迷惑だ。

それでも行きたくないという人は欠勤届けを出す。金を削ってまで断固拒否だ。



社長「まずは新入社員紹介しまーす!」

新人おじ「皆さんにwww覚えて欲しいんでwww志村けんのものまねやりますwww」

新人おじ「あぁ〜…あぁ、たしろ〜…www」

(絶妙な空気)

強メンタルである。
新人おじは、この先どんな事があってもきっと乗り越えていけるであろう。

かくいう私は、食べ物を食べるだけのロボットと化していた。
新人おじよりも、もっとつまらない人間だ。


第二関門「二次会」

二次会なんて行きたい人だけ行けばいい。
そういうもんだ。

でも、部長は言った。

強制参加なwww
行けなさそう?日付ずらして行く?

こりゃ酷いよ。

私は19なので酒が飲めないし、こういうのはシラフがいない方がいいだろう。

会話に積極的に混ざれるわけでもなく、溶けた氷水をちびらちびら飲んでいた。

大人というものは、こういうもんか。

コマネチしだす70代お局にドン引きしながら、会を後にした。


でも、楽しそうだった。
賑やかで笑顔で会話してるみんなが楽しそうだった。

どこか冷めてる私の方が滑稽に思えてきた。

楽しく生きたい。
笑って生きたい。

よく分からない催しも楽しめばいい。
そんな気持ちを持ちたい。

可愛いバックも、新しい財布もほしいけど、
社会人になった今。
1番欲しいものは、強メンタルと最高マインドだ。

19の夏、ちょっとした意識改革である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?