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ぼっちと最後の夏休み
高校3年の夏、人生最後の夏休み。
大学には行かない。就職する。
企業見学行ったり、履歴書書いたりして、忙しかった。
それ以外は特に何もしてない。
夏らしいこと何も。
ここ何年の夏休みは似ていた。
友達はいないし特にやることも無い。
宿題はとっくに終わってる。
夏休みも終盤、私は二学期に怯えて過ごしている。二学期はぼっちとって、最悪の学期だ。
体育祭、文化祭。
この二つが原因。
運動できるぼっちだったらまだいい。
だが、私は学校一運動音痴だ。
それに、去年の文化祭は私の椅子が取られ、座るところがなくなって文化祭どころじゃない。
運動神経も人望もない。
また学校が始まると思うと死にたくなる。
こんなんで生きていけるのかなーってずーっと思ってて、だけど一応17年は生きてる。
だから自分に言い聞かせる。
大丈夫だよ頑張ってるから、誰も言ってくれないけど、頑張ってるから、だって毎日疲れてる。クラスメイトに避けられたってもう後1年もない。就職成功することだけを祈ろう。面接で学校の充実度を聞かれたって無理に偽らなくていい。友達がいなかったからといって、コミュ障だからといって、私にもきっと良いところはあるはずだって。
そろそろ学校の準備しなきゃね。
あれ、ワークの丸つけ忘れてた。
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