不妊治療の転院のきっかけとか最後に行き着いたところとか

38歳8ヶ月で始めて43歳10ヶ月まで続けた不妊治療の話です。3つの病院に通いました。経験談として捉えていただければと思います。

※最初の病院から順を追って説明しようと思いましたが、書こうとするとなかなかハイカロリーなことがわかったので、結果のでた最後からいきます。

3つ目の病院は木場公園クリニックでした。全国的にも有名です。41歳5ヶ月くらいのタイミングでいきました。

ここを選んだ理由は、セカンドオピニオン的に相談した女医さんからオススメされたからでした。ちなみにこのセカンドオピニオン的な相談とは、「未来患者学」というイベントで開催されていた、女医さんへの10分相談みたいな場でした。1回1000円だったかな。

その場で、治療開始から3年近く経過していて、体外受精を何度かやってきたけど、原因は特にないまま(つまり加齢で)、結果が出ずにいるという話をした時に、

「今の病院で2年半も通ってるの?病院変えたほうがいいわよ。同じ病院には1年半くらいで見切りつけないと。」

とバシッと言われたことでした。同じ病院じゃなぜダメなのかとかは説明なかったと思います。ただ、すごく真剣に鬼気迫る感じがあって、座禅でバシッと打たれた感じに近いものがありました。

で、先生ならどこがオススメですか?とお聞きしたところ、木場公園クリニックとのこと。ちなみにその先生、木場公園クリニックの先生ではなかったので、信頼感高まります。院長がいろいろ取り入れてることや、ホルモン療法的なこともしっかりやっていて、それまで通っていたところ(割と自然派系)とは違うやり方でやってくれることを理由に挙げてくれました。それを聞いてすぐ予約をとった気がします。

初診は院長でした。明るく元気に淡々と、という感じ。ここからまた頑張ってみましょうか、と。その後の診察は他の先生が担当され、主に培養結果など締めくくりのタイミングで院長が出てきた気がします。つかず離れずな感じ。診察の先生も指定しようと思えばそこそこ聞いてもらえました。

ひと通りの検査をして、翌月から早速採卵でした。飲み薬や注射の量や通院頻度は多めだった気がします。通院2〜3日に1回、採卵直前の数日間はほぼ毎日行ってた気がします。2週間弱で7回くらい行ってたんじゃないかなと。がんばりました。

割と強めのホルモン系の薬を使いましたが、幸いなことに体調にはあまり響きませんでした。むしろ前に通っていた自然派のところが出していた薬の方が、更年期みたいな症状が出て困っていたほど。

採卵当日には10個くらいの卵子が取れ(AMHは高かったので、卵子の老化が原因視されていました)、ふりかけで受精させ、半分くらいが細胞分裂をしましたが、いずれも胎盤胞(凍結する前の、細胞分裂がそれなりに進んだ状態)にはならずで、1回目は結果出ず、でした。

結果は1人で聞きに行ったかな。帰りに木場公園に寄って、泣きながら電話で結果報告した気がします。

で、2回目の時には薬のやり方を変えました。種類が増えたり、自己注射があった気がします。加えて、着床前診断もやることになりました。その結果、卵子の数は前回と同じくらいで、3つできた桑実胚のうち1個が着床診断の結果もOKとなりました。

その後しばらくはいろんな事情が重なって移植ができず、2年数ヶ月の時を経て、いざ移植となりました。TRIO検査もやりました。その結果、移植に最適な時間が半日ズレるっぽいこともわかりました。

ホルモン補充の自己注射なども毎日やりました。出張で飛行機に乗る時にも機内持ち込みしました。ANAは事前申告不要で、手荷物検査の際に「医療用の注射が入ってる」とだけ伝えたらOKでした。糖尿病ですか?と聞かれてモゴモゴしましたが、笑

もう他にやれることはないかも、と思える状態で移植に臨み、無事着床でした。

というわけで、

  • 1つの病院への通院期間は1年半が見定めポイント

  • 積極的に治療するなら木場公園クリニックおすすめ

が今回のシェアポイントでした。当時は日々葛藤の嵐でしたが、書いてみるとあっさりなのは筆力のせいかもしれませんが、、どなたかの勇気に役立ったら嬉しいです。

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