【#53】新聞拡張員の休日

今日は休日でしたが
最近坊主が多いので
休日出勤しました
ただ所詮新聞拡張員は
流浪の個人事業主
サラリーマンではありませんので
休日出勤といっても
拘束時間という概念はないです
というか日曜日ですので
販売店に担当者はいません
自宅から10分のこの販売店
比較的契約が上がりやすい
「継続客」のデータが
与えられる地図に乗っています
ただこの販売店の「継続客」は
もうネタ切れらしく
今後は期待できません
だから今日は最後の晩餐
美味しく頂きました
活動開始は14時10分
終了は15時40分
営業活動時間は1.5時間
通勤時間は20分
日当は1万円
時給で5,000円です
専業の新聞拡張員じゃなくなっても
こんなに短時間で稼げる仕事は
手放せませんね
地図の「継続客」は10軒
私の継続確率はだいたい5割
ここで質問
ちなみにみなさん
来月新聞契約が切れる家と
2年後契約が切れる家
どちらを営業したいですか?
入社当初は
来月で契約終了の家が
当然大好物でした
実兄が連れている新人さんも
同じ意見でした
前者なら
来月で契約が切れるので
更新をお願いします
訪問内容に
違和感がないですもんね
後者なら玄関先で
2年後に契約が終わるので
更新をお願いします
完全にアタオカですよね
更新の営業が早すぎるだろと
怒られそうですもんね
ただ新聞拡張員18年の実兄
2年後契約が切れる家が
大好物らしいです
何故か?
うすうす感じてはいましたが
今日完全に理解しました
来月契約が切れる客って
当然2年前から「継続客」として
販売店の地図に
リストアップされていて
数十人の新聞拡張員が訪問して
継続のお願いをしているのに
まだ継続になっていない客なんです
販売店は継続客がその日の
新聞拡張員にどう断ったかなんて
いちいち確認しません
だから余程の断りがない限り
違う新聞拡張員に与える地図には
継続客としてデータに残り
拡張員は再度訪問します
だから契約にはなりにくいのです
逆に2年後の契約更新の
地図データのお客様
他の新聞拡張員が訪問していない
している可能性が低いのです
ソレを聞いても訪問は
いくらでも早すぎると思いますよね
新聞が売れていない昨今
私の普通の感覚なら
継続契約は継続完了の1か月前
2年契約の更新が始まったばかりの
お客様に2年契約の
延長をお願いするなんて
リアルなアタオカです
けどねここが肝なんです
2年後の継続契約をしてくれる
お客様
前回はいつ
継続契約をしたんだろう?
契約更新の1ヶ月前?
そんな訳はありません
弊社の新聞を購読している
頭のいい優しいお客様です
答えは2年前
お客様からすると
継続更新は最近ですが
継続契約は2年前にした
継続更新がいつなんて
お客様は分かっていないので
継続契約に違和感がないし
継続更新時期は
お客様には関係はないのです
他の新聞拡張員が2年前に契約して
私が2年後にして来ただけです
違和感がないので
契約できるんです
ちなみに普段私が
白い地図で回らない家
比較的新しい家
継続契約はまず断られます
スマホ時代ですから
一緒に入店した実兄の新人
良い地図(継続客20件ほど)
を譲りましたが
5時間営業をかけて
契約は1件らしいです
私は契約率50%
実兄の新人は5%
彼女のトークはこうです
「〇〇新聞です
今日は
〇〇年〇〇月までの契約の
継続契約の参りました」
当然ネタを明かしてしまったら
早すぎると言われますよね
私のトークは簡単で
「新聞屋です
延長に来ました」
これだけです
コレで取れる客は取れるんです
しかも彼女より確率の高い5割
客を難しくするのは営業
以前の不動産営業でよく言われました
細かい営業マンは
お客様が細かくなる
大雑把な営業の客は
おおらかな客になる
これは営業で重要な事です
ちなみに
実兄は営業を放棄し
秒で家に帰っていました
新聞拡張員らしいですね
私の晩酌スタートは
16時45分でした
コレが新聞拡張員の醍醐味です

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