スプリンターズステークス、新馬先生はこう見る
プロローグ先週の日曜日、布団で寝ぼけ眼の中、
backnumberの「水平線」を聞いていたら、
背中を強く蹴られた。
誰に蹴られたかすぐに分かった。
暴れっぷりはさながら、本家に負けず劣らず。
「痛いよ」
と言うと、彼女は
「ごめんね」
と軽く返して、ニヤッと笑った。
小学校2年生になった彼女のキックは思いのほか、
背中をジーンと刺激し、
なぜだか、そんなところに彼女の成長を感じた週末の朝。
我が家にはメイケイエールがいる。
そう彼女を例えたのは、僕の兄だ。
元々、競馬がそ