【野党共闘は元々存在しない】
※まえがき※
山本太郎が東京8区から身を引きました。
その直前に書いたものです。
本当に悔しくて辛いのです。
この仮りは選挙で返します。
山本太郎が東京8区から身を引く直前に書いた内容そのまま掲載しています。
ご了承くださいませ。
〈これより本編〉
野党共闘というものを私達は勘違いしていたみたいです。
参照
枝野幸男代表記者会見(政権取ってこれをやるVol.10)2021年10月8日(金)
https://www.google.com/amp/s/cdp-japan.jp/news/20211008_2300/amp
引用
【読売新聞・田村記者】
別件で恐縮だが、国民民主党がきのう神奈川10区に候補者を擁立した。神奈川10区は共産党の現職がいるところだが、他党のことではあるが、野党第1党として野党共闘に与える影響はどのようにお考えか。
【代表】
「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私のほうからは使っていませんし、私どもはあくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦うと。そして「市民連合」の皆さんを通じて3党の皆さんと一定の政策について共有して、この実現にともに頑張ろうと。そうしたことの中で、共産党さんとは、いつも繰り返し正確に申し上げますが、その政策の一致している点に限定した範囲で閣外から協力をいただけると。こういうお話をしているのでありまして、あくまでも私どもそれぞれの各党との関係でありますので、その他党と他党のことについて私が申し上げる立場ではありません。
【読売新聞・田村記者】
もう一つ他党のことで恐縮だが、れいわ新選組の山本太郎代表が東京8区から出馬される見通しだと報じられている。きょうの夕方に正式に発表になるが、東京8区には立憲も総支部長を決めているが、山本さんが出馬される場合、立憲としてどう対応されるお考えか。
【代表】
一部報道は承知しておりますし、この間いろいろな、うわさという表現が一番いいのだと思いますが、非公式なさまざまな情報はありますが、具体的に現時点で自分がどこでどうするということについて情報なり申し入れなりはございません。ただ、おそらくどこかの小選挙区からお出になるし、「市民連合」さんを通じて共通の政策を持っているわけでありますので、できれば、私どもの立場としては、我が党の候補者が、しかも長年地域に根を生やして頑張って戦ってきて、おそらくこの流れでいけば小選挙区で互角の戦いができるのではないかと思っているところを避けていただければありがたいと思っています。
引用おわり
枝野の会見内容ですが、肝はここです。
『「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私のほうからは使っていませんし、私どもはあくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦うと』
つまり、野党共闘という言葉を自分は使ったことはない、候補者の一本化については連合を含めた立憲民主党と国民民主党の2党間の政策協定においてされるものと言ってます。
山本太郎の8区における立候補においては10/8時点では、噂として認識しているような言い方で、非公式なさまざまな情報はありますがと、あくまでも「非公式」という前置きしてます。
最後には出来れば避けてほしいという言葉で濁しています。
ポイントをまとめます。
①枝野は「野党共闘」という言葉を使ったことはない。
②立憲民主党と国民民主党が連合を含めて、2党間の政策協定を締結し一体となって戦うということ。
③共産党とは政策の一致している点に限定した範囲で閣外から協力してもらうこと。
④共産党の候補者を擁立している選挙区に国民民主党が候補者を擁立しても、他党と他党のことなので預かり知るところではない。
⑤山本太郎の東京8区からの立候補については噂と認知しているとしつつ、「非公式」なさまざまな情報はあると言っている。
⑥「出来れば」、立憲から擁立する候補者が長年頑張ってきた選挙区は避けて頂ければありがたい。
この⑥つのポイントを考えると、そもそも、私達の考えて入る「野党共闘」というものは存在しないということになります。
枝野の言い草を整理すると、あくまでも、立憲民主党の国民民主党が連合を含めて一体となって選挙を戦うということです。
つまり、立憲民主党にとっては国民民主党以外の社民党、共産党、れいわ新選組の野党3党と候補者の一本化を調整する共闘ではありません。
立憲民主党としては、あくまでも、市民連合との政策合意のある社民党、れいわ新選組、共産党とは選挙協力という枠組みであり、政権交代の場合、共産党については連立は無いということであり、閣外から協力頂くというものです。
野党共闘というものは元々なく、党議拘束の無い選挙協力という解釈で良いと思います。
立憲民主党は野党共闘という4文字に囚われていないということです。
私達が勝手に野党共闘を頭の中でつくりだしているだけです。
野党共闘、候補者一本化なんてものに囚われたら、共産党、社民党、れいわ新選組は自らを拘束することになります。
あくまで、選挙協力ですから。
山本太郎が東京8区から立候補することは何も問題ないんです。
立憲民主党側が選挙協力をやるのか?やらないのか?だけです。
れいわ新選組も東京だけでも、選挙協力で2人降ろしてますが、基本的には降ろす必要はないんです。
れいわ新選組との調整は非公式なんですよね?
それでも、山本太郎は我慢してじっと立憲民主党の出方を待っています。
れいわ新選組、山本太郎との調整を非公式、密室の取り決めだったと言うのならば、れいわ新選組も選挙協力に応じる必要ないんです。
立憲民主党が東京8区を山本太郎に譲る必要もない。
どちらも、退けないなら、どちらも候補者を擁立して自由競争です。
それじゃ石原伸晃には勝てませんが。
まあ、野党共闘なんてものは存在しないと認識しないと社民党、共産党、れいわ新選組がベタ降りするしかない野党4党合意です。
立憲民主党は枝野は野党共闘という言葉は使っていない。
立憲民主党と国民民主党と連合を含む2党間の政策協定で一体となって戦うという事なので、社民党、共産党、れいわ新選組は野党共闘という言葉に囚われると、自分の身を拘束することになります。
国民民主党の玉木は立憲民主党との現時点での合流が無いと言ってるだけで、連合、立憲民主党と一体となって選挙を戦うという政策協定を否定している訳ではありません。
玉木は維新や小池都知事を巻き込んだ、共産党抜きの政権交代を狙っています。
ファーストの会の立ち上げも関係あるでしょう。
つまり、立憲民主党には野党連立政権による政権交代で失敗しても、国民民主党、日本維新、小池都知事、ファーストの会、もしかすると自民党総裁になれない自民党大物議員との自社さ連立政権型、希望の党のような政権交代という逃げ道がありますが、社民党、共産党、れいわ新選組には逃げ道はありません。
野党4党合意は野党共闘ではなくて、社民党、共産党、れいわ新選組の票を喰う為の選挙協力だと認識を改めないといけません。
取り敢えず、野党共闘というは存在しないという前提で考えましょう。
以上
参照
10/8 枝野会見動画
(25分ぐらい〜)
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