第10回どこの関節を曲げるのか①

今回のテーマは「体のどこをどうやって曲げていくのか」です。
カービングターンに限らず、スノーボード全般で言えることですが、滑走において重要な関節は「股関節」「膝」「足首」、この3つが大切です。

イメージしてもらいたいのですが、よく言われるように、「重心を落とす」という時に、みなさんはどこの関節を意識して動かしていますか?もしくは、ちゃんと意識して動かせていますか?

おそらく、「意識せずに動かす」と「膝」がメインに動くことになります。
そして、「膝」だけ曲げていくとどうなるか。
僕の過去のnoteでも散々言ってきたように、おしりが板の上から外れていく方向に体が動き、結果として大切な「重心」が板上から外れてしまいます。
初中級者に多い「出っ尻」現象がこれですね。

ではどこを「意識して」動かすかと言うと、まずは「足首」です。
「足首」をブーツのタンが潰れるような方向に曲げていくと、「重心」が板上に残ったまま、安定した姿勢をとることができます。
その上で、「股関節」を動かす。
そして最後に「膝」。
「足首」と「股関節」を動かすことで、結果的に「膝」は自然に動いてきます。
結果的にすべての関節がバランスよく動くことになり、どこか「だけ」の関節に負担が集中することもなく、無理のない理にかなった身体の形で滑走することができるようになります。

この辺りの話しは「らくスノ」さんという有名なブログの方が、僕の話を元に画像と動画付きで分かりやすくまとめてくれています。
ぜひ御参考にしてみてください。

以上が、滑走における大切な「3つの関節」の話でしたが、ここではあっさり書いてしまった「股関節」。ここが体の仕組みとしてとても重要な部位になります。
その話は次の記事で詳しく上げたいと思います。
次回のテーマは「股関節とはどこか」。
お楽しみに〜

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