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「分解中毒」との出会い

私には、大好きなYouTuberがいる。

あさぎーにょ。

ぎーにょちゃんとの出会いはコロナ禍。家にいる時間が圧倒的に増え、自然と見る時間が長くなったYouTube。LOOKBOOK系のYouTubeを見るようになって突然おすすめに表示されるようになったのがぎーにょちゃんだった。

第一印象は、正直「あんまり興味なし」。

(当時は)金髪のボブカットで人形っぽい見た目。なんか可愛いお洒落な部屋だけど、名前も名前だし、いや別に興味ないかなって…苦笑

完全な食わず嫌いだった。

でも、何回も表示されるので気になって一度見てみたら、もう沼はまりで。

まず、私の心を打ちぬいたのは「声」。私は男女問わず声フェチで、ぎーにょちゃんの声は超絶好きな声だったんだ。

で、「あ、良いな」と思って見ていけば、めちゃくちゃ私好みな服たちをハイセンスに着こなしていて。そして、声よりセンスより何より好きだったのが「価値観、考え方」。

あんな可愛い声で、あんな可愛い部屋で、あんな可愛い服を纏いながら、あんな素敵なことを語られたら、そりゃ沼落ちする訳だ。うん。

熱しにくく冷めにくい私が、初めてチャンネル登録したYouTuberがぎーにょちゃんだった。

その世界観が好きすぎて、Instagramもフォローしているんだけど、先日、ある告知が目に留まった。

ぎーにょちゃんがワクワクについて語ったという告知。

ぎーにょちゃんのテーマである「ワクワク」について深く語っているなんてぜひ聞いてみたいと思って、辿っていって出会ったのが「分解中毒」。

(((…前置きがすんごく長くなった…笑)))

栗林和明さん と ぶんけい さん のおふたりが、時にゲストを交えながら色んなテーマを分解していく番組なんだけど、これがまた絶妙に面白い。

私も答えのない問いとかを延々と考えて自分の中で結論を出すような分解や深堀りの作業が大好きだから、この取り組み自体がめちゃくちゃ良いなって思ったし、絶対に無理だけど会話に入りたくて仕方なかった。

ぎーにょちゃんゲスト回であれば「ワクワク」という言葉が、どういう意味と定義され、どうしたら生まれるのか、どうしたら持続できるのかとかを延々と話していく。たぶん話す順番や話す内容に決まりはなく、答えもない。それぞれの経験や知識から紡がれてその場に置かれた言葉たちがどんどん折り重なって、そこでしか生まれえない定義が出来上がるあの感覚、たまらないなって思う。

昔、「緑が好き」って言いまくっていたら色んな人が誕生日プレゼントとかで緑グッズをくれたんだけど、「いや、私の好きな緑はこれじゃないんだよな」って思ってしまっていたように…苦笑、緑という一言でさえ、人それぞれ思い描く色は違う。

友達との何気ない会話で登場する単語も、仕事上で飛び交う単語も、自分が思い描いた定義とは違う可能性が大いにある。

それは違っていて当たり前で、違っていて良いもの。

同じ感性、同じ価値観、同じ経験をしてきた人なんて誰ひとりいないんだから。

だけど、だからこそ。

その定義をふわっと空中にぶら下げておくのはもったいない。

眺めて色形を確かめて、手に触れて感触を確かめて、初めて、相手と同じ目線に立てると思うから。

そして、それはきっと自分の中に生まれた定義も一緒。

自分の中の定義のくせに、自分自身が分かっていないことが多すぎる。

だから、ひとり「分解中毒」をしてみようかなと思った。

私は、書きながら話しながら自分と対話するのが好きなので、まずはnoteで。徐々に音声でも?発信していってみようかなと思う。

誰に需要がある訳でもないと思うけど、時々ふらっと自分迷子になってしまう自分のために。