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東京は美しかった


午後10時。
私を乗せた高速バスは新宿をあとにした。
こんな時間でも、街には沢山の人が溢れかえっていた。誘導してくれるスタッフの方。バスの運転手さん。みんなが働いていてくれるから私はどこへでも行ける。最近そんなことをよくおもう。


締め切られた車内のカーテンをほんの少しだけ開けた。夜の東京をこの目に映したくなった。
流れゆく東京とゆう街をしばらく開けたカーテンの幅にピタッと入りながら、車内に街のネオンの明るさが入らないように気にしながら、わたしは眺め続けた。まだまだこの街は眠らない。

流れゆく、街の風景をぼーっと見ながら私はおもう。『東京も優しい。』
もう、都会だから田舎だからとなにかとなにかを分けて生きるのは辞めようとおもうんだ。
ここ半年ほどで、感じてきた想いが、急にうきぼりになった一瞬だった。

どこにいても、私達はみんな一生懸命生きている。それぞれがいろんな想いや悩み、今日とゆう楽しさや数えきれない欲にまみれて、今日を生きてる。今日を息してる。
友人と夜ご飯を食べる約束の前、少し早めについてしまったから、待つ間東京を歩く沢山の人を上から眺める時間があった。あのカフェは何階だったんだろう?上から眺める東京の街はすごかった。

みんな笑ってる。私にはそう見えた。
今もし、胸が張り裂けそうな別れに涙を流していら人がいても、必ず大丈夫と声をかけたい。
あれから1年たち、今わたしはそう想う。
今、わたしは何度も人生に感動して涙を流している。悲しみの涙よりお別れの涙より喜びの涙や
出逢いの涙を流すことが増えているよ。

別れも出会いも気付けば、物語の大切な光のカケラとなる。その光のカケラは、あなただけのわたしだけの自分だけのかけがえのない一部となる。

きっと、私は出会いに生きる旅人なのだろう。
今世は、その為に生まれてきたんだろうと少しずつわかってきた。わかってきたつもりかもしれないけれど、それでもいい。
沢山の出会いに心躍り、ひとりひとりの別れとすれ違いを何度体験しても、慣れず割り切れない私だけど、そんな胸の痛みや拭えない孤独をもちつづけながらも、私は今日も歩いてく。

世界は今日も優しかった。
私は、この言葉にするのがもったいないぐらいの
毎日の感動を沢山の人と分かちあいながら生きていく。
もっともっとまだまだ、わたしは旅をする。
この命が終わるその一瞬まで
わたしはひとりでも多くの人と出会い 
トモダチ になりこの笑顔を輝かせて生きたい。
人に沢山悩まされた人生だけど
人に沢山愛を与えてもらえる人生だ。
やっぱりわたしは、わたしの人生がだいすきだ。

このココロとカラダで
今日も生きる喜びを感じきる。
出逢ってくれてありがとう。
人一倍、感度が高い分、きっと人生で味わう感情も多い。そんな感情ぜんぶにありがとうと伝えたくなっちゃった。今日はなんだか涙がでるよ。
ありがとうと抱きしめ続けながら、今日を終えたい。そんな涙を流しながらも微笑みながらわたしは今日とゆう物語に幕を閉じます。


おやすみなさい。
今日も愛しています。

ありがとうございます🥰