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「この世の果て」〜地獄と楽園は薄紙1枚で隔てる

TVerで、最終話まで見終わりました。

あーこんな話しだったのかと
新鮮な思いで見ました。
そして泣けました。

ドロドロで、破壊的で、ありえなくて、
痛々しくて、暗すぎる。

まさにこの世の果てまで行ってしまった
男と女たち。

しかし、この世の果てって
実は、少数しかいけない楽園?

・・・・

ルミを追う佐々木が印象的でした。

「この世の果てに行きました。」

地獄を見たのに、まだ地獄を見ようとする。

ルミへの想いは
ただの憎しみじゃなかったんだ。

憎しみながらも
女と一緒に地獄に行きたい男。
ああなることは、わかっていた。

ルミを愛するバカな男もまた
地獄を見たくて
ルミを愛する。

ルミは悪魔。
悪魔は男を虜にする。

・・・・・

まりあと史郎は
生まれながらに罪という名の
十字架を背負った男と女。

イエスキリストとマグダラのマリア。

罪を償うために、宿命的に出会う。

宿命的な恋愛は
そう簡単に成就しない。
幸せとは程遠い愛。

それでも愛する。
自分と相手をめちゃくちゃに
傷つけても、まだ愛そうとする。

愛されたいんじゃない。
愛したい。

なんのために?

わからない。

・・・・

ななは、登場人物の中で、
唯一清らかな天使。

天使は人を疑うことを知らない。

なのに、地上に堕ちて
人を疑うことを知る。

疑うことから始まる愛。

・・・・

神矢は、今世で、得たいものを何も得られずに
死んでいくのかなと思います。

そして、来世で
その飢えを埋める相手に出会うのでしょうか?

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