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映画「恋愛小説家」〜昔の同僚を思い出す

1997年
ジャックニコルソンが素晴らしい。

(昔、俳優になりたいからと
会社を辞めて上京した同僚が、
「ジャックニコルソンみたいな俳優になりたい」と言ってました。

彼は俳優になったかな、、。)

・・・・

嫌味なおっさん。
性格くそ悪いおっさん。
他人に迷惑かけまくり。
嫌われまくり。

潔癖症やから
ドアノブとか触れない。
その演技が見事。

でも犬はわかるんですよ。
彼の純が。
ピアノを聴いてわかるんですよ。

うざいけど憎めない人。
それが伝わる。

・・・・

おっさんは恋をする。
でも愛の言葉をストレートに伝えられない。

だから、好きな人に嫌われて、叱られて、
いらんこと言うてまた嫌われて。

すごくいいセリフがあるんです。

「今までは
精神科の薬を飲みたくないから飲まなかった。
でも飲もうと決めた。
ちゃんとした人間になりたいから。


最高の愛の言葉じゃないですか?

・・・・

原題は
as good as it gets

私の勝手訳は
「まあこんなもんでええんちゃうの?」

そこそこやけどええやん
こんなもんや

って思えた時が
一番幸せちゃうかな。

もっともっと、と足掻いてる時が
一番辛いやん。

・・・・
終わり方が好きです。

夜明けのコーヒーではなく
夜明けのパン屋さん。
素敵です。

隣人の描く絵が好きです。
暴漢に襲われる前に描いた男性の絵が好きです。

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