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個人通信”Simple Dreams”1392号

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個人通信"Simple Dreams"               1392号
2024.10.27
石川 晋
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ぼくのnoteは1号だけの購入だと500円。月に4号は出ますが、月刊購読なら100円で済みます。どうぞ、単体ではなく月単位で購入してみてください、すぐ辞めてもいいですから、8号くらい(2ヶ月くらい)まとめて流れで読んでほしいなあと思っています。

今回は、10月21日(月)から10月27日(日)までの期間。

徳島市の小学校
徳島市で講座
京都市の小学校
京都の私立小学校
和歌山市の小学校
群馬県太田市の小学校へ授業づくりネットワークの取材
練馬区江古田の大学
衆議院選挙
合唱コンクールの話

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10月21日(月)晴れ
 日本の初等教育が世界に比して素晴らしいということと、個々の先生が毎日辞めたくなるほど苦しいということとは全くと言っていいほど関係がない。日本の教育すごいんですって話は、何の慰めにもならない。日本の初等教育がカリキュラム的に素晴らしいとか、多少の上下はあってもPISAで常に上位だとか、そういうことは、割と知られていることでもある。「世界に比して素晴らしいんですよ、自信を持ってください」という話は、少なくともぼくが入っている教育困難な地域の学校にも個々の先生にもほとんど響かない。そんなことよりも、たとえばだが、「皆さんの地域は対教師暴力が他の地域以上に増えている場所です」とか「外国人の流入が日本の先頭を切るくらい増大しているなかで、国語の授業は大変ですよね」とか、そういう具体的な話をして、「正直、学習指導要領の想定の先をいっちゃってる地域なんですよ」などと説明した方が(この説明は多分正しい)、ずうっと苦しんでいる先生方にも職場にも届く。そういう実感を持って仕事をしている。
 ブロムシュテット&N響があまりに素晴らしくて、久しぶりにブラームスの交響曲を聴いている。やっぱり1番の名演を聞きたいなと思っている。昨年のシャニ&ロッテルダムフィルがやや空振りで、先日たしか大野智久さんが、タイムラインで、コバケンのブラームスを激賞していたのを読んで、ああ、やっぱり小林研一郎で聴きたいなあなどと思いを巡らしている(ぼくも少年時代に旭川で聴いたコバケンと都響のブラームス1番を超える演奏をまだ聴いていない気がする)。ディスクはもうやっぱり圧倒的にベイヌム&コンセルトヘボウ。マケラでは到底この高みと一体感にはたどりつけまい・・・。 

 今日は徳島市の小学校。八波田さんのお誘いで。「すがたをかえる大豆」の導入と絵本の読み聞かせを1時間ずつ。姿を変える大豆では「大豆」と「小豆(あずき)」で25分くらい子供と戯れる。その後は音読。クラスは元気な子もたくさんいるけれど、先生の声かけのもと穏やかに暮らせている。総合的な学習の時間も、新たな学校でも、例年通りどんどん進んでいる。もうひょうたん島クルーズ体験も、花ロード体験もしている。素晴らしいなあと思う。
 帰りがけ、偶然花ロードの仕掛け人で八波田さんを通じて知り合った長谷川晋理さんにバッタリ。彼とのつながりも長くなったなあ。先生もいらしたので、初めて3人で一枚撮る。ご縁に感謝。

読んだ絵本
長谷川さんと八波田さんとぼく
徳島は美しいなあ

 そういえば、八波田さんの教室に5月にきた時には、駅までの帰りの路上で(ちょうど警察署の前あたりだった)父が危ないという連絡を受け取ったのだったな。警察署の近くの石垣みたいなところに腰掛けて、病院の先生と、電波の悪いIP電話(父の件専用にアプリを入れていた)で話したんだったな。
 夜は徳島市内で講座。お二人と。音読メイン。長くオンラインで学生時代から話している先生、そしてこれもオンラインで話すようになって何年かになる先生。徳島で講座を開く意味は、こういう場所に忙しい中でもやってきてくれる人たちの姿を見ると、たくさんあるなあと思う。これからも続けよう。
 ああ、結局巨人は負けてしまったぞぃ。

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