生産性を上げようと思っていても無駄なこと
今週、自分のメンターであるクリスから小さなアドバイスをもらって、それは自分が考えたこともなかった事だったので、忘れないようにメモしておきたい。
センスの正体
クリスとのメンタリングセッションの日に、最近不思議に思っていることについて質問してみた。それは、自分の同僚に Vincent という人がいるのだが、彼もまた例にもれずセンスがとても良い。例えば、ログの分析も自分よりとてもうまい。それが自分がよく知らないエリアであっても、ログの分析が自分よりずっとうまい。
彼はとても若いけど、新卒ではない。そういう条件なので、もしそれがセンスだとすると一体何が影響しているのかを知りたかったのでクリスにそれを伝えてみた。
Patience が足りない
クリスは、少し考えてこういった。「君には多分 patience (我慢みたいな意味)が必要だと思う。」
彼は、ここに来る前から「プロダクション(実際にアプリを多くの人にリリースする」仕事をした経験があるだろう。君の場合は、アプリを開発はするけど、プロダクションをする仕事ではなかったから、君はログに関しては彼に比べてキャリアがない。
ログをうまく見れる方法というのは、コツみたいなものはなくて、自分でアプリを書いて、そこでログを書く。それがリリースされる。こういうサイクルを繰り返していくと、だんだん他の人のログでも、想像がつくようになってくる。だから残念ながら、すぐに解決できるものではいんだ。
アーキテクチャを理解することも重要
自分が書いたアプリではないログをうまく分析できるようになる、他の要素はアーキテクチャを理解することだ。どういう仕組みかわかっていると、多分こういう経緯でこういうログが出てくるということが理解できるので、想像がつきやすくなる。
自分は、「どうやったら生産性が上がるか?」ということを考えて無駄なことをするのが非常に嫌いなのだが、自分には「patience」が足りないことに気が付いた。世の中のことはすぐに上達することばかりではなくて、時間や年月がかかることがいっぱいある。
今すぐ解決出来なことを受け入れる
どうしてもショートカットできない部分はあるから、そこにイライラしてはいけない。今は仕方がないことで、しばらく自分に経験がないことを受け入れるしかないのだ。自分は、つい学んだら生産性が上がるとか考えがちだけど、そうじゃないものもあるのだ。もちろん学びは継続しつつ、自分が現時点でスマートにできないことを受け入れて、そこにがっかりしないことが必要だなということに気が付きました。
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