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やはり外壁の側と窓は要注意だと改めて認識した主の話

吾輩はとあるアパートに住む
「ぬいぐるみ」である。

人間の基本的な生活において
吾輩に活躍の場はない。

どの家庭にも形こそ違えど
ひとつやふたつ…いや、数えたら
そこそこの数が生息しているであろう
ただのぬいぐるみなのだ。

さて、今日は我が主が改めて認識したことについて話をしよう。

最近は季節の変わり目で雨が多い。
当然湿度も高い。
吾輩もたっぷり湿気を吸っている気がして
心地悪い日が定期的にやってくる。

現代では住宅も高性能な壁で断熱効果も
高いと聞く。
しかし、程度に差があれど
窓は開閉の都合上どうしても隙間がある。
壁と同じだけの断熱効果は得にくい。

戸建て住まいだった頃、
結露しないとアピールされた
二重ガラスのサッシも
常に生活している空間の結露までは
防ぎきれなかった。

寒暖差が大きい時期の雨は本当に
悩ましい。
湿気が窓で冷やされ結露となる。
湿度の状態によっては
時にトイレのタンクにも発生し床が濡れる。
そして壁でも起きる。

腰窓の下や外壁に面した場所に家具を
置きたい場合は要注意である。

背板のある家具、
特にカラーボックスのような素材は
湿気を吸いやすく、長く湿った状態を
保ってしまう。

結果、カビを呼び寄せてしまう。

この国に住む以上、
雨や湿気との付き合いは続く。
豊富な水資源には変えられない。

若い頃から時折住む地域が変わり、
様々な住まいに住んできた主は
実際家具をカビさせてしまったことも
あると聞いた。

それ以来家具の裏のチェックを兼ねて
模様替えや片付けを小まめに
するようになったし、
背板のある家具を好まなくなった。
便利なカラーボックスの採用と配置には
特に注意をしているらしい。
カラーボックスは丈夫で本など
重いものを収納してしまいがちで
裏側のチェックがしにくくなる。

是非、カラーボックス+本の場合は
窓の付近や外壁に面した場所に
置かないよう検討していただきたい。

つい先日、主は外壁に面した場所に
処分する予定のカラーボックスを
仮置きしていたが、
ふとその付近の壁に触れたところ、
雨が続いた湿気と寒暖差で
しっとり湿気っている感触がして
慌てて移動させていた。

とはいえ、戸建てでもアパートでも
角部屋の場合、外壁に面した場所も
使わなければならない時もある。
もちろん我が家もだ。

そういった場所には背板のないラックや
キャスター付きのプラスチックケースを
配置して壁をチェックしやすい環境を
作っている。

主は出来る限り置かないよう
心掛けたいと思っているようで、
そういった場所のモノが片付けの
対象としてロックオンされている。

我が家で「窓際族」になったら
要注意である。

吾輩も窓際に配置されないよう
気を付けたい。

現に吾輩の先輩は定位置が
外壁に面した場所である。
汚れたら引退だと
宣告されているらしい…。


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