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【汚部屋歴史】ミニマリストになったりリバウンドしたり

こんにちは、整理収納アドバイザーのあき(@aki_simplelife)です。

今日は汚部屋歴史を綴ります。今でこそ、まぁまぁきれいな部屋で暮らしていますが、以前は毎日強盗に入られた後のような散らかった部屋でした・・・。

心の揺らぎと共に部屋が片付いたり散らかったりを永遠に繰り返していたけど、今度こそは散らからない部屋にできるはず!


1.育った環境

制限の多い家庭で育った。TVはNHKのみ、門限18時、お小遣いは年齢×1,000円、アルバイト禁止などなど挙げたらキリがない。一方、弟は男だからと理由で許可されているものが多く、この理不尽な理由で我慢を強いられた生活が後に爆発して、物欲オバケの原因となる。

ちょっとだけ学生時代に触れると、中学校は公立に進学。芸能の仕事をしている子がいたりと、ルックスのレベルがやたら高く、華やかだった(卒業生には有名な芸能人がちらほら)。

高校は、中高一貫の私立女子校に進学。内部生は日替わりでハイブランドのお財布を持ってくるような子が多く、保護者会後はホテルでランチ会が開催されるなどカルチャーショックを受けた。外部生もそれに影響されてか、だんだんと持ち物ハイブランド化が進んだ。

一方、私はいつも親が買ったイトーヨーカ堂の服を着せられ、髪は癖毛だったためいつも一つ結びのメガネちゃん(コンタクト禁止されていた)。ダサい自分が惨めだった。また、皆が持っているものを持てないことへの劣等感を抱いた。

「お金があれば・・・、お金さえあれば、全て解決する。お金が欲しい、お金が欲しい、お金お金お金お金お金金金金金金金」とずっと思っていた。

2.片付けられない女誕生

大学に進学し、アルバイトができるようなった。ダサい惨めな自分と別れるために、洋服を買いまくった。クローゼットはいつも雪崩が起きていた。それでも毎週のように洋服を購入した。購入したたま開封していない袋も沢山あったな。

ある程度洋服が揃ったら、興味の対象がハイブランドに移った。高校時代、皆が持っていたのに持てなかったことへの劣等感があったからだ。でも普通にアルバイトをしていたら時間がかかりすぎる。そこで歩合の仕事を始める。

お金を稼ぐことにもかなり執着した。金がないから惨めな学生時代を送って青春を無駄にしたと思っていたからだ。

3.汚部屋脱却への転機

転機①片付けられないことを初認識

お金を稼ぐことに取り憑かれていたので、給料が高めの会社に入社した。

その会社はとても綺麗好きで、毎週掃除タイムがあった。なんと!椅子の脚や、ホワイトボードなどありとあらゆるところまで拭かされた(会社バレしそうだ)。

デスクに関して、帰社時にデスク上のものを仕舞って帰らないといけなかった。デスクの上にものが残ってるとペナルティーカードが渡され、3枚たまるとその事業部は1ヶ月間会議室など共用スペースの掃除をしなければならなかった。仕事中は漫画家のような大荒れのデスクでしたが、ペナルティーカードもらうと事業部の人みんなに、迷惑かけてしまうので「終わったら片付ける」を覚えたw

また、上司や同僚に「お前の机汚い」とよく言われ、汚いことを初めて認識!!!!驚くべきことに22歳にして初めて、片付けられないことを認識したのです(実家も汚いので散らかってることが普通だと思っていた)。

とりあえず、見える部分は綺麗にすることを覚えた!w 見えるとこだけねw

転機②仕事を辞めて部屋の整理開始

仕事はとにかく忙しくて、毎日ほぼ終電、土日のどちらかも働いて、このままだと死ぬと思い退職。あまりにも疲れていたので、すぐに転職活動はせずゆっくりすることにした。

当たり前だけど収入がないので、部屋を整理して不用品をヤフオクなどに出品して生活費の足しにした。超絶モノで溢れていた部屋もスッキリし始めた。

念願のハイブランドで身を固めていたけど、Louis VuittonもPRADAもDIORも、私を幸せにしてくれないことに気付いた。

また、お休み期間中、海外旅行に沢山行って、ホテルの部屋ってモノが少なく過ごしやすいから、スッキリした部屋にしたいと感じた。

一見物欲が落ちついたように見えたが、、、

4.リバウンドしたりミニマリストになったり

再び汚部屋に…

1年ほど休み、遂に転職活動をすることにした。「もう忙しい会社は無理」と思って、給料大幅に下げ、定時で帰れる会社に転職。

初めのうちは早く帰れることが楽しかった。ところが、しばらくしたら「友達らはバリバリ働いてるのに、私は何でこんな低い給料で働いているんだ?」という疑問とともに、自分の価値まで下がった気がして、ストレス発散で買い物に走る。ただ、前よりお金はないので、ドラッグストアやドンキと言ったバラエティショップでのお買い物が多かったかな?

今まで会社帰りに買い物に行くなんて夢のまた夢だったのに、定時で帰れるから毎日買い物に行けてしまう。時間があると私はダメだ。買い物に走ってしまう。

一人暮らし開始!汚部屋→ミニマリストに

再度転職。自分の尊厳が守れるくらいの給料がもらえる会社に。そして一人暮らしを始めた。

冒頭に「制限の多い家庭」と記載しましたが、もちろん一人暮らしもダメだった。成人過ぎた子供に何言ってんねん!って感じですが(笑)、母は毒親ってやつで、自分を正当化するために自分より下の存在(私)が必要な人だった。一人暮らしは何回か申し出たけど、叫んだり、壁や床をバンバン叩いたりヒステリーを起こされるのが、怖すぎたのでしばらく実家に暮らしてた。

引越しは、業者を呼ぶとバレるので、友人に軽トラック出してもらい、夜逃げのような感じで家を出た(こうして書いてると異常な家庭だな笑)

夜逃げなので、最小限のものしか持ち出せず、まさにミニマリストだった。TVなし、冷蔵庫なし。家具はベッドのみ。お皿とコップも1個づつ。

モノが増えるのが分かっていたので敢えて収納が少ない部屋にしたのも良かった。あと、モノが増えないよう1年毎に引越しした。ものが増えないよう仕組化することに成功!

しかし、、、、

私って何でこうなんだ?リバウンドagain

一人暮らししたエリアが気に入ったので、そのエリアのマンションを購入。今まで敢えて収納が少ない部屋に住み、1年毎に引越ししていたのに、持家だとそうもいかない。分譲マンションの収納は賃貸の時と比較にならないくらい充実している。

結局は、仕事も自分が希望する給料ではなく、満たされない気持ちから、UNIQLOなどファストファッションを良く買うようになる。本当に欲しいものは買えないので我慢する。でも、安いものは沢山買う、いわゆる安物買いの銭失いだった。

そんな感じでまたモノが増えてきた。

5.【決意】もう二度とリバウンドしない部屋にする

シンプルライフに感銘を受ける

毎年、年末の断捨離&大掃除が終わらず、年明けまで行っていた。毎年、こんな生活から抜け出したいと思いつつ、改善できずにいた。

年末年始断捨離に行き詰まり、よく断捨離動画を見ていた。そこで「シンプルライフ」を知り、感銘を受けた。こんな暮らしが送りたいと強く思った。

汚部屋の原因を知る

遂に重い腰をあげ、前から興味あった整理収納アドバイザーの講座を受講。体系的に「モノが増えてしまう原因」「捨てられない原因」を知ることができ、腑に落ちた。今まで気分でもモノを買ったり、捨てたりしていていて、本当に必要なものかそうではないか判断できてなかったことが分かった。

2023年1,000個手放しに成功

私は営業職だったからか、目標数が明確だとやる気が出る。昨年は1,000個捨てを目標に掲げた。途中何度も行き詰まったけど、片付け本をたくさん読んだり、整理収納アドバイザーの講座受講したり、パーソナルカラー診断に行き似合わない服・靴・アクセサリー・コスメを手放したりと少しづつ進めていき、無事達成した。

手放したものは全て写真撮影しており、見返したときに、こんなにも無駄使いをしていたのかと驚き、うんざりした。

当時バーキンが欲しかったが、こんなに無駄使いしてなければ、バーキン2−3個余裕で買えたのに、、、と思った。この後悔を二度としないようお買い物の仕方に気を付けると心に誓った。

6.もう汚部屋にならないと思うワケ

捨て活は今でも続いている。「整理収納アドバイザー取ったし、買い物の仕方も反省したし、常に綺麗な部屋を維持できるはず!」と思ったものの、人はそう簡単には変われない。私はいきなり変われると思ってる節があったのですが、ミニマリストの方も急になった人は少なく、何年もかけてモノを減らした人が多いっぽい。

でも今度こそリバウンドはしないで済みそう。

片付けをちゃんと学んだこと、一人暮らしを始めたことで心が安定したこと(内容が重く削除しましたが、20代の頃、躁鬱と拒食症でした。拒食症や摂食障害は家族との関係性に原因があることが多く、環境を変えることが良いそう。私は一人暮らししたことによって心が健康になったと感じる)、モノが少ない方がチャンスが掴みやすいことに気づいたからだ。

来年は買わない暮らし、捨てない暮らしを目指して、年内もう少し捨て活頑張る予定。汚部屋出身だからこそ片付けられない人の気持ちがわかる。ものを減らしたい方の参考になるようなコンテンツを発信していければと思う。



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