待てない現代人

夏目漱石は最初の一文で読み手を虜にする。ツカミは🆗

高校のとき、友人が家に遊びに来たので、映画「サイコ」を見せようとした。
「絶対、面白いから!」との説得も虚しく、1分もしないうちに止められた。
誰が休日に友人の家でモノクロ映画なんか見るか。
空気の読めぬどあほうは俺だ

我慢できない視聴者が悪いか、製作者が悪いか。

何はともあれ、ツカミは大切だ。

21世紀は「待てない」文化だ。
ロード時間だって長ければ切る。
優柔不断な男も切る。
これがアメリカナイズド。
優柔不断で曖昧な「奥ゆかしさ」もオツなもんです。
それを愛と呼ぶとしよう。

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