いい大人が現実世界を生きながら推すということ。
今、いちばん面白いと感じているTravis Japan。
彼らの魅力は歌であり、ダンスであり、バラエティであり、その人柄。
この正月からは1stアルバムを引っ提げた全国ツアーも始まり、初日、二日目と入った私は改めてトラジャの魅力をこの目で見て、肌で感じて来た。
やー、良かった。
デビューコンのピシッと作られたステージもとても素敵だったけど、今回はなんというか、野に放たれたというか、より広いところへ、外へ開いていった感じがした。
そう感じたひとつに、今回のグッズにライトブレスレットが登場したことがある。
ステージを見終わった感想としては「ペンラも嬉しいけど、たまには手を自由にして、一緒に踊ってみない?」というメッセージだと私は受け取った。
ライブ前日には、「【メンバー直伝】コンサートを100倍楽しむ8つの方法」という動画もアップしているし、何より前半はそれぞれのダンスがたっぷり見られる構成になっているので(でっかいモニター?の使い方が良かった!)、「Hoo!」「Yeah!」の歓声で会場とトラジャのボルテージをあげていきたいところ。
ところが、手拍子も掛け声も、あまりないのが毎回さみしいのですよ。
ソロダンスとか、もっと盛り上げてあげようよー。
みんながトラジャのダンスが好きだって分かってるから、あんなに見せてくれるんじゃんかー。
AGTの何倍もの拍手と歓声を、今すぐ届けてあげられるのに…。
あの時間、あの場所で7人をしあわせにしてあげられるのは会場にいるトラジャ担だけなのだから、もっともっと声援を送ってあげて欲しい。
もっともっと、どこにも負けないくらいの拍手を送ってあげて欲しい。
私はもう「♪トラジャ」とかわいい声が出ないので、拍手をいっぱいした。
そう思ったのは私だけではないようで、Xなどで同じ声がたくさんあがっていた。
そして3日目、夜公演では開演前からトラジャコールがあったらしい。
トラジャも嬉しかったろうな~。
「聞こえたよ!」って、言っていたという。
これから行くツアー先でも沢山の声援と拍手のなか、パフォーマンスできるといいな。
トラジャも、トラジャ担も、はじめてトラジャに出会う人も、最高の時間が過ごせるといいな。
心からそう思っている。
そんなことを考えながら、じっくり『Road to A』を楽しむ日々。
これが本当にいいアルバムで、全編英語詞のグローバルエディションもでるというから楽しみだ。
私としては、それはアナログ盤で聴いてみたいな~とひそかに願っている。
いつかアナログ出してくれないかな。
ゆっくり針を落として、じっくり聴いていたい。
そういえばコンサートで「みんなの元気のために、フォルダに今日の思い出を残してね。」とアンコール1曲だけ撮影OKおみやげタイムをくれたのは、本当にそう思っているからだろうし、恐らく今後海外展開含めての宣伝・拡散効果を狙っているのかなとも思う。
そしてそれはSpotifyのバイラルで、一度はアルバムの選曲から漏れたという「Love Tag」が入ってきたあたり、うまくはまったんじゃないだろうか。
この曲はうみくんが押したそうで、やはり彼の嗅覚は侮れない。
二日目、なんとムビステ横、トラッコ通路という神席を引き当て、おみやげタイムを録画したのでよかったらどうぞ。
画面見ずにほとんどステージ見てたので、かなりぶれててすみません。
と、浸っている中で、最近ちょっと思ったことがあった。
インライでコーヒーを飲むメンバーに「何のフレーバー飲んでるの~?」というようなコメントがあり、それをメンバーが拾って答えていた。
当たり前の、なんてことない光景。
ただ、そのコーヒーチェーンはイスラエル支援企業として、海外では従業員がボイコットしたことでちょうど話題になっていた。
そういえば秋にイベントでアメリカに行った時は、ニューヨークで大規模なデモがあった頃だと思うけど、そういうニュースを目にしたのかな、とか。
ハリウッドでは、パレスチナ支援を公にしたスタッフや俳優が解雇され、イスラエル支援を表明したスピルバーグやタランティーノは批判されたり。
(追記:この後、3月にスピルバーグは「無実の女性と子供」に限った一言として、非難をしたとの記事がありました。2024.9.11)
べつに政治の話をしろとか、こっちが正しいとかいう話じゃなく、世界で活躍したい、エンターテイメントで元気を届けたいという彼らは、この先世界の何を、どんな風に見ていくのだろうと思った。
それによって、彼らが届けるものはずいぶんと違ってくるだろう。
ただひとつ言えば、事務所のことについて全く何も発信しないのはファンを安心させるためでもあるだろうが(道は続いていく、という素晴らしいメッセージをくれたけれど)、私の個人的な感覚としては、今の状態で「エンターテイメントで元気を」と言われることに、視界の一部を隠されたような居心地の悪さを感じてもいる。
それなりの年数を生きていると、それなりに嫌なことに加担していたり、目をつぶっていた自分に気づく。
あの頃はそうするしかなかったという言い訳を、ずっと用意していた自分に気づく。
新曲「Okie Dokie!」は、トラジャの真っ直ぐな言葉と、嘘偽りのない笑顔で満たされている。
虐殺や、災害や、汚職や、差別や、貧困など諸々渦巻くこの世界で、小さくともゆるぎない光を与えてくれるような、優しさに満ちた、トラジャのいいところがいっぱい詰まった曲だ。
芸能界でうまくやるだけの活動ではなく、本当に世界中の人に笑顔を届けたいと願っているのが『Travis Japan』なんだと思う。
どうかその光を失わず、まっすぐ照らす存在であって欲しいと願っている。
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