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太陽の塔とみんぱく

今日も朝7時に起床。太陽の塔見学の予約があるので、寝坊は出来ない。
梅田から万博記念公園に向かう途中で、朝食を取るところを検討。

梅田駅から万博記念公園駅へは、まずは北大阪急行電鉄で千里中央駅まで行き、そこから大阪モノレールへ乗り換えるのが良さそうだ。

千里中央駅にはカツサンドで有名なニューアストリアがある。折角なので乗り換えのタイミングでニューアストリアに入る。注文はカツサンド野菜入りとコーヒー。

カウンターに座ったが、目の前でひとりが豚肉に衣をつけて揚げ、もうひとりがパンにソースとカツと野菜をのせ、綺麗にカットしていく。長年続けているだろう所作には無駄がなく綺麗だ。

カツサンド野菜入り

結構ボリュームたっぷりなカツサンド。美味しい。

朝食に満足した後は大阪モノレールに乗り、万博記念公園駅まで移動。駅を降りると早速太陽の塔がお出迎え。

万博記念公園駅からの眺め

今回はこの太陽の塔の見学と同じ敷地内にある国立民族学博物館(以下みんぱく)の展示が目的。

太陽の塔。1970年に開催された日本万国博覧会のシンボル。

以前は外から眺めるしかなかったが、内部の改修を行い、2018年から改めて一般公開されている。

基本事前予約制(空きがあれば当日券の販売もあり)で、午前10時の回を予約している。

時間になり入場の受付を済ます際に「スマホケースでの撮影を希望しますか?」と聞かれる。1階のフロアは撮影可だが、2階以上はスマホケースに入ったスマホでの撮影のみ許可される。スマホケースレンタル代は500円だが、撮影できるのはありがたいので申し込む。

待合スペースにある復刻された「地底の太陽」

入場してまずは待合スペースで待機。混みあわないように内部へ入る人数を制限している。

ある程度待ち、いよいよ太陽の塔の内部へ入場する。

入ると中央に鎮座しているのが、「生命の樹」。アメーバーなどの原生生物から人類に至るまでの進化の過程がこの樹に飾り付けられている。

アメーバーたち
生命の樹。周りをぐるりと階段が設置せれている

この1階はデジカメで撮影が可能。

階段を上がり、三葉虫やアンモナイトなどを進化の順に眺めていく。

ブロントサウルス。当時は口が動いたという

階段を上がっていくと恐竜たちがいる箇所も。もうすぐ最上段だ。

最後はネアンデルタール人

ここまで上り、下をのぞき込むとかなりの高さ。

下を覗くとかなりの高さが

この高さの吹き抜けなら、今までが撮影禁止で、スマホケース(身体にたすき掛けしないといけない)を貸し出すことにより撮影が許可された意味が分かる。

カメラをここから落とした時、その下に人がいたら大けがにつながってしまう。

太陽の塔内部の「生命の樹」はかなり楽しい。岡本太郎はやはり才能溢れる人だ。

お次は同じ万博記念公園にあるみんぱくで「日本の仮面」展を観賞。

みんぱくでは「日本の仮面」展を

「日本の仮面」展は素晴らしかった。各地の芸能と祭りの豊饒さに驚かされる。生活形態が変われば消えて行ってしまうものも多いだろう。無責任ではあるが、残って欲しい世界だ。

日本の仮面展を楽しんだ後は常設展へ移動。みんぱくは常設展も素晴らしいのである。

エビの棺桶

常設展の入り口で迎えてくれるのはガーナのエビの棺桶。こんな棺桶に入りたい。

展示室に入り、最初に目につくのはアウトリガータイプのカヌー。

チェチェメニ号だ

このカヌーはチェチェメニ号という。

1975年にサタワル島から沖縄本島まで、GPSなどの近代設備は使用せずStar Navigationと呼ばれる伝統航海術を用いて航海した カヌ-。

サタワル島の伝統航海術の話はケネス・ブラウワー著の「サタワル島へ、星の歌」に詳しい。残念ながら絶版のようで古本としてしか入手できないが、とても良い本なのでお勧め。ケネス・ブラウワーはノンフィクションの名手で「宇宙船とカヌー」という名著もある(こちらも残念ながら絶版)。

常設展会場の中で開催しているもうひとつの企画展「水俣病を伝える」も良い企画展示だった。

企画展「水俣病を伝える」

いつか水俣にも足を運ばねばと決意する。

みんぱく鑑賞も終了し、万博記念公園を後にする。あとは帰るのみなので、新大阪駅へ向かう。

新大阪駅の新幹線改札内には今井が入っていた。道頓堀へ行かなくとも今井のうどんを食べられるのは嬉しい。

今井のうどん

出汁の美味しいうどんというのは関東の人としては嬉しい。

これで楽しい京都・大阪旅行は終わりだが、また時間を作って再訪したい。


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