心に半歩の隙間と余裕を

 いろいろ立て込んでくると、特に親や家族といった遠慮のない身内の間において、社会人として当然すべきこともおろそかになってきます。たとえば朝や寝る前の挨拶とか、食事を食べて美味しいということや、普段から役回りとして担っていること、例えばごみ出しとか風呂掃除、毎週、実家に顔を出して食事を共にしつつ会話をすることなどです。
 小さなことでも気を遣うことが積み重なると、やはり疲れも蓄積してきますし、身体はどこかで休めたい、気持ちの張りも緩めたいとなります。家族とか親の前では、そうした気持ちを緩めがちですが、自分より社会に接する面が少ない周囲の人にとっては、そうした気疲れの蓄積は頭では理解しても心は共有できてませんので、だんだん気持ちが離れていくことになります。
 難しいことですが、心に半歩の隙間を作っておくことで、身内に対しても一期一会の精神で接する、そうした余裕は持ちたいものです。じっさい、変化し続ける人との出会いは、毎日毎刻が一期一会ですからね。

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